鍼灸院の先生(元中国人)は鍼のあとサーヴィスでマッサージをしてくださるのですが、

「日本のお客さん、マッサージ、嫌がる人結構居るネ」
「ああ、僕もマッサージのあと体調悪くなったりすることがあるので、実は苦手です」
「そうなの」
「日本語で『もみおこし』とか『もみかえし』とか言うんですが、その瞬間は気持ちよくてもあとから気分が悪くなる」
「へー」
「以前、弟が買った電動マッサージ機を当てて『気持ちいい気持ちいい』と喜んでたら、その夜から翌日いっぱいぐらいなんとも気分が悪くて」
「あー、マッサージ機はダメネ」
「ダメですか」
「ダメヨ。わたし旦那さんの持ってたの引っ越しの時捨てた」
「なにか理由があるんですか?」
「ツボじゃないから」
「あー!!」

長年の疑問がいま氷解。
我が家にも本格派の椅子式からクッション内蔵タイプ、小型振動タイプなどいろいろあったのですが、どれもその最中は気持ちいいんですけど、結局根治もしないしそれだったらおとなしく寝てたりする方がいいかな、と使わなくなってました。
なんという盲点。
そらツボ押さんかったら何やってもあきませんわねえ。

「ということは」
「わたし、美容院のマッサージ断りますヨ」
「ああー……」

素人が文字通り的はずれなところなんぼグイグイ押してもしょうがないわけです。(アスリートが使い込んだ筋肉のケアをする、とかはまた別の話なんでしょうけど)

ツボそのものの位置はいくらでも情報があるわけですが
(たとえば「せんねん灸」のこちら↓)
https://www.sennenq.co.jp/knowledge/tubo13.html
場所だけじゃなくて押す方向によって刺激がぜんぜん違うので、なかなか難しいです。一度専門家に診てもらって鍼なり灸なりツボ押しなりやってもらうと良いですよ。
逆にいうと、そういう知見があればああいうのもよく効く、というか、そういう知見がなければああいうのの本来持つ力を発揮できない、というのはメーカーには言えない不都合な事実、かなあ。黙って当てればピタリと治る、と言いたいですもんねえ。
むしろ孫にタントンやってもらうぐらいの方が、血行が良くなる効果だけ発揮されていいのかもしれません。もちろん心理面もある。

餅は餅屋やわ。