9/30 小原庄助 |
普段は激務で疲れてますから、
実家へ帰ったときぐらい、
朝は自然に目が覚めるまでたーっぷり寝たい。
でも世話好きな彼のお母さんは、
世話を焼きたくて仕方がないわけです。
朝からごてぃそうを用意して、それを
彼の胃腸にねじり込まんと手ぐすね引いて待っている。
でも息子はいつまでも起きない。
遂にキレる母。
「いつまで寝てんの!!
あんたッ!
小原庄助かッ!!」
息子応じて曰く。
「誰それ」
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小原庄助……会津若松の偉人。
どっからどこへ流れたモデルは誰、っていうのには諸説あってハッキリしない。
会津磐梯山節の一節に
「朝寝・朝酒・朝湯が大好きで、
そーれで身上をつーぶした」
といわれる日本史屈指のグータラ男。
若い子は、知らん。
9/29 ナイスセールス |
エグっぺのオイル、去年11月車検を取って以来替えていないので、
そろそろ。それとリアワイパー。
オートバックス帝塚山店に行って参りました。
クルマのマニュアルにあるとおり、15W-40のカストロールかなんかの
オイル(2480円ぐらい)を持っていくと、お兄さんが。
「これ、固めですね……お車は?」
「シトロエンのエグザンティアです」
「あ、エグザンティアだったら10W-40とか0W-30とかでもいいですよ。
欧州車は日本の渋滞とかやっぱり弱いですからね。
あの辺のいいオイルを入れられるとやっぱり悪さをしないですよ」
いや、モービル1は高いんだって(泣)
100%化学合成なんて、プレリュードにも入れたことなかったのに(泣)
と、いう顔色を見て取ったか、
「……ここまでのものでなくても、
例えばこれなら、メルセデスやBMW、VWあたりの指定オイルですよ」
と、教えてくれたのがモービル1の安めのグレード。
3980円。
1500円という微妙に悩ましい価格差、しかし店員さんは
その推奨に「信頼」というブーストを掛ける魔法の呪文を唱える。
「ウチは場所柄、欧州車が多いですから」
わかってますよ、と。
「……じゃ、それで」
「ありがとうございます!」
……1500円多く取られてしまいました……
でもなんとなく嬉しい……
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カー用品店というのは場所柄とあと店員個体差がめっちゃでっかいですが、
僕がよく使うオートバックス帝塚山とオートバックス八尾は、
どちらも割といい感じです。
特にフロアで接客を担当している店員さんは知識の豊富な人が多く、
安心できると思っていたのですが……
そうか、帝塚山だからな。
半端な対応したらどんな目にあわされるかわからない客がゴロゴロ(笑)
客が店を育てる、というヤツですなあ……
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オイルですか?
違いがわかるような交換してちゃダメですよ(笑)
諸説ありますが僕はメーカーの言い分を信じて、
5000-10000の間、半年から1年の間でテキトーに。
だから次は車検整備の時かな?
リアワイパーは475ミリ。
なんでよそではあまり見ないチャンピオン製のゴムがきっちりフルラインナップ売っているのか、
やっとわかりました。
欧州車の多いお土地柄だから(笑)
最近エグっペは乗り心地が悪化しつつあります。
スフィア交換期の模様です。
エアコンのフィルタも換えないと。
ATFも2万を超えたし……
あのね、ハイドロシトロエンってね、5年が目安でね、
そんときにね、スフィア替えてLHM全替えして……
15万コースなの。
液体全部とっ替えてナビつけて来年の車検取って……
それをやると一生付き合うコースですな(笑)
だっ……だからって今欲しいクルマないし……
悩み所でございます。
9/28 感受性の低い身体 |
興味深かったのは、
「風邪を引かない身体がいい身体ではない。
風邪を引いてすぐ治るのが『整体』だ」
とのこと。
風邪を引かない身体、っていうのは
「感受性の低い身体」
であって、こういうタイプは体の変調を表に出さない分、
水面下で無理が重なって、ある日突然カタストロフィ。
「寿命と健康は違う」
ですね。
身体のホメオスタシス(恒常性)をコントロールする能力が低い。
小危機を信号として捉え、それに対する的確な対応をするのではなくて、
ただ無視しているだけ。
それは、健康とは言わないわけです。
国家でも企業でももっと小さい人間関係でも、
本当はそうで、言いたいこと言い合って
にらみ合うことも喧嘩もたまにあるぐらいでちょうど。
鬱憤を溜めて陰口を叩いていても、なにも始まりませんし。
そうやって問題を先送ったり、
無視したりしても。
健康法の本で
「風邪はちょっと引いた方がいい」
なんて書いてあったのは初めて見たので、
「お」と思ってしまいました。
パーフェクトを求めるのではなく、
どこかが崩れることを前提に整備性を上げておく、
というのは、後ろ向きなようでいて実はめちゃめちゃ大変なことです。
昔のメルセデスなんか、やたら整備性が高かったらしいですよ。
対する国産はどっちかというとアッセンブル丸ごと交換で対応。
ひどいときには新車に買い換え(笑)
#ま、それは国民性の違いかも知れず、
#紙と土と木で作った家に住んでる人間は、やっぱり
#「壊れたら捨てて次の」という思想になるものですよ。
#イイワルイは別にして。
センシティブな身体を作り、
平衡状態を保つ身体の自然な動きを邪魔しないようにする。
免疫もなにもセンサーが狂ってたら、
どう動かしていいかわからないですものね。
あ、それと
「〜〜という悪い状態になってる人の
〜〜を刺激すると正常に戻せるが、
無理に戻すともっとまずいことになるので、
時間を掛けて根本原因から徐々に取り除いていくように……」
というくだりにもうなずきました。
カオティックな破綻、というのは実は良くない方向へ振れただけでは
起こらず、そこから逆の方向へ振れた時に起こるような気がします。
あのテロもそうですが、
あれが溜まりに溜まった悪い怨念が生み出したものなら、
それにカウンターでさらに強大な力を用いることは、
さらなる悪い怨念を大量に生産して、
どうにも収集がつけられなくなるような気がします。
道徳論とか感情論ではなく、
システム論的にも過剰な物理攻撃は得策ではない、
と思うのですが。
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不健康と不健全には自信があったながたさんですが、
気がつけば
・毎日1.5キロ×2の公園歩行
・毎朝のにんにく卵黄
・お昼にミルミルE
・夜寝る前には深呼吸
・歯を治しました
・2か月に1度の整体通い
と、すっかり健康オタクです。
もう歳だし(泣)
そろそろヨガにでも手を出そうかと考える、秋の夕暮れです。
9/27 牛肉 |
両方とも美味い。
ゆで卵が美味いのはもちろんですが、
つけ卵が美味くなるだけですき焼きってあんなにも美味くなるんだ、
と感心した次第です。
あれですよ、「どっちの料理ショー」なら
本日の厳選素材で取り上げてもいいぐらい(笑)
最近は仕事の都合で遅くなったりして、
牛丼などもよく食べるようになりましたが、
吉野屋では傲然と
「うちは国産牛肉は使こてませんぜ!」
というポスターが貼ってありますね。
10年前なら、
「アメリカやオーストラリアの肉しか使ってないなんて……
やっぱ値段が値段だけにね」
なんて言ってたのに、いつの間にやら形勢大逆転。
ホンマに世の中、諸行無常ですなあ。
ていうか。
狂牛病が出てから農水省が指導してる、
っちゅーのに肉骨粉を飼料として与える、
というのはどーゆーことですか。
関係者全員縛り首。
常日頃思うのですが、これだけ社会が高度にシステム化され、
どこか一部でも壊れると猛烈な心臓麻痺が全身に拡がるように
なっている昨今、
そのシステム自体に対する犯罪は、
国家転覆罪
などよりも遙かに重い罪だと思います。
国家なんか転覆しても別に生活は変わりませんが、
パンに針入っているとパン食べられなくなるんですって。
消費者もですけど、大多数の健全で真面目な生産者達も
大きな痛手を被るわけですよね。
単純詐欺なんかより遙かに問題はでかい。
だからそういう犯罪は、
針一本だから
被害者一人も出ないから、
ではなくて強烈に重い罰則があってちょうどいいと思います。
江戸時代なんかあれですよ、
大八車で人を轢いたら死罪だったんだから。
その最たる例がテロです。
異物混入や今回みたいなことを甘やかしてるから、
社会システム自体への挑戦が後を絶たないんです。
きっと。
どうしてそういう法整備の議論が出てこないんでしょう……
他にも日本で使用禁止になった農薬を
東南アジア向けに製造・販売を続けたりとか、
ああいうまさしく恥を知らない人々には、
それは人間としておかしい
ということを思い知ってもらう必要があります。
小学校通学6年間
という刑でも作りますか。
ま、生産者の方々も、
「牛丼屋」
が
「ウチは国産の牛肉を使ってません!」
と
「誇らしげに」
書いているという事実を、真っ正面から
異常事態
とちゃんと捉えて、信頼回復のため頑張って下さい。
牛肉大好きなんですよ。
9/26 優勝〜〜〜! |
どーして近鉄は劇的な優勝しかできないんだろう。
代打逆転満塁サヨナラて。
マンガか。
北川……阪神に居た時はあんなに目立たなかったのに……
あたし、「江夏の21球」以来の近鉄ファンでございます。
もちろん10.19も囓りついて見てましたよ。
ブライアントの3連発はどっこも放映してくれなかったから
ラジオですよ、ラジオ。
久信が出てきたときに
「これでもらった! 優勝や!」
と小躍りして喜んだものです。
久信は確かにデータ上はブライアントを抑えてたんですけど、
先発4本柱(確か郭)に投げさせているゲームで、エースをスクランブル発進させるっていうことは、
それだけ「ブライアントが怖い」って選手にも自分にも渡辺久信にも、それに誰より
ブライアントに思いこませるようなもんじゃないですか。
しかもそこで久信が打たれたら、士気からして西武の優勝は100%なくなる。
そして、打たれた。
森監督は勝負師ではなく、完璧な準備をして理詰めデータ詰めで勝ちを重ねる監督です。
その監督が土壇場の土壇場で、
「エースだから」
などという感傷に負けたのが、あの試合の敗因です。
結果論ではなく、あれは名将森祇晶唯一の采配ミスです。
てなことで、ファンだからかもしれませんが、僕には10.19のダブルヘッダーより、
あの3連発で西武を沈めた試合の方が印象に残っています。
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今年、後半戦になっても全然勢いが衰えなかったので、
これは……
と思ってましたが、去年のセレッソみたいに
早くから騒ぐとダメになりそうな気がして、我慢に我慢を重ね……
ああ。
よかった……
三つ巴になったのも良かったですよね。
ギリギリ一杯までもつれたから、爆発力のある近鉄が有利だったですね。
それと、雰囲気がいい。2年連続最下位のチームが
「みんなでなんとかするぞー!」
で、なんとかなっていった感じ。
ノリとローズが引っ張ってるんですが、
優勝特番なんか見てもすごく結束力があります。
(ダイエーもそんな感じだと思いますが)
いい感じですよ。
西武はちょうど野茂を取ってからの近鉄みたいな感じで、
困ったら全部松坂
じゃないですか。あれがよくないような気がしますね。
やっぱ監督って大事ですよね。
前二代がもう誰がどう見てもどうしようもない二人だったので、いい加減ウンザリしてたのですが……
梨田監督に小林ピッチと真弓打撃を揃えて男前トリオもいいのですが、
小野(和義)、山下、真喜志、二軍では久保や鈴木と行った
往年の名選手が支えてるっちゅーのがええやないすか。
そうそう、グラウンドではV戦士古久保が仁王立ちですよ。
ああ……
さあ、次こそ悲願の日本一を。
あう……
できれば巨人さんに八百長でもなんでもしてもらって出てきてもらって、
3連敗のあと4連勝……
今頃ゲスト解説要員として
加藤哲郎
宅の電話が鳴りっぱなしではないか、
などと妙な心配を。
それにしてもこの非常時に幸雄御大が出てこないのはやっぱり、
ちょこちょこイってる
から?
9/25 氣! |
気た!
普段ならば読み飛ばすが、この本の著者は、
ちゃんと医師免許も持ってドイツ・スイスへ留学経験もある
東洋・西洋に通じた人なので
(ただしお父さんが整体師という点は差し引き)
闇雲にレッドゾーンな話ではない。
眉にどぼどぼとツバをつけながら、
試してみるだけは試してみた。
方法は簡単。
リラックスして、両手のひらを10センチぐらい離して
向かい合わせる。
その両手のひらから、「気」が出ていることを意識して、
しばらく付き合わせる。
するとやがて磁石のように引き合ったり、反発したりを繰り返す、
らしい。
やってみる。
最初3分ぐらいはなんともないのだが、
「磁石」というキーワードを思い浮かべながら、
眼を半眼、
「もし手のひらが磁石になったとしたらどうだろう」
とか思ってるうちに、
意識の集中が進んだらしい。
突然、なにもないはずの空間に空気の塊みたいなものが意識でき、
それによって両手のひらが押されるような感触が!
しかもそれに抗しようと手の感覚を縮めようとすると、
明らかに反力が!
さらに慌てて手を少し離そうとすると、
今度は逆に吸い寄せるような力が!
びみょー、
なんですけど、確かに掌の皮一枚分が引っ張られたり
押されたりしているような感じがします。
「わー! すごいすごいー!」
っていう感じで、
ふにふにふにふに
遊んでると、集中力が切れたみたいで
感覚が無くなりました。
もちろん再現性はあります。
今やれといわれればできます。
ポイントとしては、「気」というのは(僕の場合)
「流れ」みたいなものではなくて、
もやもやとした「エネルギーの場」みたいなものです。
そこだけ違う空気の塊があるような感じ。
どばーっと流れる水みたいなものをイメージしてると、
なかなか感じられないかも。
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文字通り
「気のせいだ」
と言われればそうかもしれませんし、
そういう姿勢で長い時間手のひらを空中に浮かせていると、
筋肉がそういう風に微妙に動いてるだけなのかもしれません。
でも、普段感じないような身体の微妙な、
非恣意的な動きを感じるのは、とても面白い体験です。
「ヨガでもやって
クンダリニー覚醒でもするか!」
ていう勢いですよ(笑)
この辺の誰でもできる芸を二三、
さも自分の手引きがあったからできたように持っていけば、
そらコロッと宗教なんかに逝かれちゃいますわな。
宗教指導者ごときにできることぐらい、
普通の人間にできます。
普通の人間にできないことをできる人には、
教わることはなにもない。
だって自分には再現できないから、
何の意味もない。
「あー奇跡だ奇跡だねえ」
と手を叩いていればいいんです。
いやいや、世の中にはまだ我々の知らない
出来事がたくさんありますわ。
9/24 発禁本・ヘッドホン |
ながたなにが嫌いかって
「〜でなければならない」
のが死ぬほど嫌いで、それでサラリーマンも
辞めたというか辞めざるをえなかったというかなのですが、
メンテナンスって「やらなければならない」の最右翼。
ホンマめんどい。
でも、無理矢理やってることでも身体を動かしてれば時折新しい経験もあります。
そこのところをよく見て感じて、うまく自分を誤魔化すしかありませんね。
あと、「やらされてる」ではなくて、
「やってる」っていう意識を
薄氷を踏むような思いで持ち続けること(笑)
3日休みがあると、今日1日はいつもの週末にプラスの日で、
ずいぶんのんびりできました。
物理的によりも、精神的にのんびりしたのが大きくて、
久しぶりに
「羽根をのばした」
という感じです。
先週は心身共にボロボロでしたが、
「ま、ええわ」
っていういい方の諦観が沸いてきて、
来週は元気に行けそうです。
だってさ、相手(お客さん)のいることだもん。
目一杯努力はしますけど、結果なんかわかんないじゃないですか。
それを結果方向から何か言われたって、僕にはどうしようもないし。
(ウケなくていい、とは思ってませんが)
結局は、目一杯自分の出来る最高の準備をするだけで。
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気分が楽になるとアグレッシブにもなるもので、
本屋さんウロウロしてると興味をそそる本を発見。
#僕の元気のバロメータは本屋さんで、
#元気な時ほど「ああ! この本屋丸ごと買い占めたい!」と思います。
#元気ない時は横通るのもイヤ。
それは西洋古今の発禁本を列挙した本(笑)
いやあ、おもろいおもろい。
中世〜近世ヨーロッパ人の性意識が如実に出てて。
そういう本って挿し絵もダイレクト描画がほとんどなのですが、
そのカメラアングルとかモデルのポーズとか、
今のあちらさんのエロ本と同じなんですよ。
ああ、伝統やなあ(笑)
#もうちょっと具体的に言うとですね、
#日本の裏本とかはそれこそ浮世絵時代の春画から、
#伝統的に基本的には床もしくはベッドで寝てこんがらがってるところを
#ショットしてるんですが、
#向こうのは基本的に立ってるもしくは
#ベッド上でも上半身は起こしてるショットが多いんです。
#やはり椅子文化と畳文化の違いでしょうか。
当時有名だった小説家が匿名でエロ小説書いたら
それがスーパーヒットして、
「これ、誰だよ! この文章力、相当の使い手だぜ!」
と犯人捜しで大騒ぎになったとか。
こうありたいものですな(笑)
-----
ヘッドホンですが、15000円クラスで探すと、
以前買ったテクニカのAD7(13000円ぐらい)の上位機種AD9(19000円ぐらい)
が、やっぱり音的には好みだし、軽いし布パッド&ウィングサポートで快適だし、
素敵。でもオープンなので音漏れが。
で、そのクラス、テクニカはAX9(17800ぐらい)という密閉型を持っているのですが、
これはなんとなく今ひとつ。
いや、いいんですけど、これとAD9とだったら、好み的に絶対にAD9にするだろうに、
それを無理に買うというのも悔しい。
それならSONY……Z900、20000円強。
これは解像度高め無理しなめのそこそこ好きな系統の音ですが……
ふと頭によぎるのはこないだ聴いたCD900ST。
この系統の音だったらあっちの方がずっといい。
しかも値段も向こうの方が安い。
ダメだっ(泣)
パイオニアの型番忘れましたが16000円ぐらいのヤツも、
元気いいんですけど逆に元気良すぎて聴き疲れしそうでパス。
ゼンハイザーは全般的にいい音なんですけど、その他メーカーと
比べると1つ上を買わないとダメ、っぽくてちょいと予算的に。
さりとてそのクラス聴いたあと5000円ぐらいのAV用ヘッドホンとか、
もう聴けたものではない。
「音になってないやん!」
という世界で、これだったら980円ので充分です。
あうー……
悩みながら手慰みにテクニカのなんとか桜がどったら、という
50000円以上するトップモデル(正確には何十万もするスペシャルモデルが上にあるけど)を被ると、
これがいいのなんのって(笑)
JAZZとか流れてくると泣きそうになりますよ。
そこでフイとよぎるのは
「一生物」
という魔の単語。
AV売場、カメラ売場、時計売場では絶対によぎってはいけない単語です。
(クルマの「10年乗れる」も同じ)
そらまあ、AVマニアでもない限り5万するヘッドホンは持ってないわ。
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で、思ったのですが、なんでもそうですが、
そのものの満足というのは、
「こうであって欲しい」
というユーザーの欲求を満たせばいいのですが、
それって大抵は
「相対評価」
なんですよね。
不満を持つところは大抵ボトルネック・ポイントで、
うちのPCは外付けUSB音源(SE-33)にGX-70Aを繋いでますが、
ここまですると、不満点は
「ソースがmp3」
っていうところになります。
で、それはどうしようもないわけですから、不満はなくなる。
もうスピーカー買いたいとも思わないし、音源も買い換えたいと思わない。
物欲抑えるポイントはここで、
いかにギリギリ一杯でその他要素も鑑みながら、
「これは不満ではない」
というレベルに持っていけるか、ではないでしょうか。
下手に自分で規制すると、
「安物買いの銭失い」。
その方面の物欲に終止符を打つためにも、
よく使うものは、ある程度いいものを、どーんと。
……なんて言ってても、技術はどんどん進歩します。
T960持ってても液晶ディスプレイは欲しくなる(笑)
-----
今やってる仕事の小さい一つは、11頭ぐらいには終わりそうなので、
それが市場に出たらヘッドホンぐらい買いましょうか。
自分へのご褒美ということで(笑)
あ、いや、やはり懸案のスピードマスターを……
なにが「物欲抑えるポイントはここ」だか(笑)
9/23 整体2 |
今日も前回と同じぐらいボキボキやってもらったんですが、
前回は「こらあかん」「こりゃひどい」「長生きできない」と感嘆の声を
あげっぱなしだった先生も、「ボロボロやな」と一回呟いただけで。
(笑)
でもさすがだな、と思ったのは、
触っただけで
「胃が悪いやろ?」
と御診断。
その通りで、どうもこの2週間ぐらい消化器官が不調だったもので。
でも、終了後は1回目ほど身体に劇的な変化が現れた、というわけではなく、
「あ、こんな感じこんな感じ」
と、1回目終了後に復帰した感じで。
それというのはよくなっているのか、
それとも身体がボキボキに早くも慣れつつあるのか……
ま、背骨がしゃっきりするのはいいことです。
視界が明るくなるような感じで。
ここの先生は高名らしく、
いつも予約で一杯で、次回も11月頭になってしまいます。
前回やってもらった後も、2週間ぐらいは
シャキッ!
としてたのですが、1月も立つと
へにゃっ
となってしまったので、出来れば1ヶ月インターバルぐらいがいいのですが……
と、思って本屋さんに整体の本を買いに行く。
整体の本って、本格的に整体師を目指しちゃうような人向けの本か、
完全素人向けストレッチ&健康法の本か、しか無いですね。
中間の、こういう症状だからこの辺を刺激するとこういう結果になって……
という適度なレベルの本がない。
ほら、同じストレッチだってやり方が図説されてるだけじゃなくって、
「ここの筋肉をこうのばすからここにいい、
この時間このセット数で大体これぐらいの改善が」
って科学的裏付けがある方がいいじゃないですか。
#いずれの趣味の本でも、
#中級者向けって本当に少ないです。
#例えば僕が読みたいような「文章の書き方」本なんて無いわけで、
#「やさしい手紙の書き方」の次は、いきなり
#「風姿花伝」(笑)
しょうがないからプロ予備軍向けを買って読んだのですが
(ここで「やさしいストレッチ」を買わないのがながたさんの真骨頂ですな)
難しいですな!
整体とか針・灸って、もっと経験則に乗っ取ってるかと思いきや。
いや、基本は経験則なんですけど、
パターンマッチの順列組み合わせがすんごいんですよ。
それはもうちゃんとした医学ですよ。
裏付けがないだけで。
整体で大切にするのは、意外にも
「見る」ことで、
どこがどうおかしいのか、それを整体ポイントを見て、
そこの色や艶、固さなどから判断していく。
そして根本的に悪いところを突き止めたら、
そこをよくするような整体を施す。
僕が勝手にイメージしていたような、
対処療法などでは決して無いわけです。
西洋医学の誇るストレッチの方がよっぽど対処療法です。
うーん。
我々ライターみたいな商売は、
幸いにして数値化・公式化できない仕事です。
だからこそ一品一品が悶えるほど苦しいのですが、
それはしょうがない、というかその方が幸せなのだろうな、
と思います。
整体の先生も、
そして本当は普通の西洋医学のお医者さんも、
患者一人一人の
「見立て」
には、長い経験の蓄積と、鋭い勘の両方が必要で、
そしてそれを仕事場では常に高い集中力と意志の力で
引っぱり出さねばなりません。
めちゃ大変な仕事です。
だからこそ先生と呼ばれるわけで……
決して、結果としての怪我・病気を治療してくれた人、とか、
要素としてのたくさんの知識と技術を持ってる人、
という点ばかりに対して使われる尊称ではないのでしょう。
先生と呼ばれて謙遜するのは簡単ですが、
気恥ずかしくならないだけ努力するのは大変です。
頑張らないとね。
9/22 報復も |
もしビンラディンだったにしても、
アフガンの普通の人は関係ないし……
ああいう発展途上国だと、
「そういう政府を選んだのはお前らの責任だろ!?」
というアメリカや日本なら言える台詞も言えませんもの。
アフガン関係者は
(例えば日本からNGOで行ってる人や国連職員なども)
一様に
「攻撃とか言うけどもうこの国はボロボロやっちゅーねん!」
と言ってますね。
確かにそうだろうと思います。
乳幼児死亡率、平均余命、識字率……
発展レベルで言えば最も遅れてる国の一つと言えるでしょう。
みな、テロには憤りを感じてますし、
目には目をでテロリストを血祭りに上げることには
もろ手をあげて賛成です。
市中引き回しの上打ち首獄門全世界中継
で構わないと思うんですが、
アフガンの普通の人々が難民になって逃げまどい、
パキスタン国境でシャットアウトされてそこで難民キャンプが……
といういつも見る光景をまた見ないといけないのか、
と思うのはゲンナリします。
ここでガンジーとか持ち出すから話がこんぐらがるのであって、
別に暴力でいいと思います。
思うんですが、それはアフガニスタンを滅茶苦茶にすることとは
同義ではない。
なんとかテロリストだけに報復できる方法はないものでしょうか。
-----
自衛隊の護衛鑑がキティホークのケツを守って出港した図、
っていうのは、あれはいいんですか?
ドサクサに紛れて……
という気がかなりしますけど。
もちろん、日米は安保もあるし、しょっちゅう演習で一緒にやってますから、
キティホークと護衛鑑が一緒にいることはおかしくはないのですが、
今回は「第三国を攻撃に行く」というわかりきった目的だし……
しかもその第三国は重要容疑者をかくまう集団が政権の一部を
になっている、ていう程度の関係で……
どこのどういう勢力かはわかりませんが、
ドサクサはよくないですよ。
またぞろ「ここで人的貢献を」とかなんとかいう話になるんでしょうけど、
それはもうええやないですか、
というのは僕だけでしょうか。
わかるヤツにはわかりますし
わからない人にはなにをやってもなにを言うてもわかりません。
できるだけのことをできるだけやるべきで、
できもせんことや苦手なことを無理にやる必要はなんもない。
ドーバー海峡掘ったのは日本の技術やぞ。
という方向でいいんじゃないでしょうか。
-----
ソ連軍の侵攻失敗、およびヴェトナムでの経験から、
大量の地上軍を突っ込んでも泥沼化するだけではないか、
という恐れがありますが、
あれからアメリカ軍の装備は死ぬほど進歩してますから、
時間はかかったとしてもタリバンぐらい殲滅に近いぐらい
蹂躙しちゃうような気がします。
己の威力を大きく見せる必要があるのは
相手との力量差が均衡もしくは若干大きい小さいという程度の時だけで、
本当に圧倒的な差があるときには、だまーってるものです。
マンガなんかでもよく超達人がそのようにかかれますが、
今のアメリカ軍の戦闘力は、(特に地上軍は)
世界中のどのような軍隊がどれほど頑張ってもどうにもできないぐらい
強烈なものではないか、と思います。
ただ、相手はテロリストですから、テロ攻撃を
本国でガンガンやられてはいかほどの戦闘力を持っていても
それでは決着がつかない、という点が今回の悩ましさ。
それもあって大統領は引き締めまくっているのだと思いますが……
あと、ここまで追いつめると世界中がタリバンに対しても
「もうそんなことゆうてんと出したらええやん、
それが真実であろうとなかろうと」
という気分になってくるじゃないですか。
それも狙っているのでしょうか。
アラブ諸国もアホやないですから、
というか湾岸でまざまざと
「とりあえずあそことは喧嘩したらあかん」
と負けたイラク以外の方が痛感しましたから、
UAEが早々と切り捨てにかかったじゃないですか。
もうちょっと粘るかと思ったパキスタンももう
オールぶっ通し状態ですよね。
ここはビンラディンを突きだして事なきを得た方が……
いや、彼自身も容疑者は容疑者ですが、果たして本当に
実命令を下したかどうかは誰も知らないわけで、
ひょっとすると何かに利用されているだけかもしれない。
いや、ビンラディンごと。
で、それは可能性だけから言えばアメリカに恨みを持つ国家か組織なら
どこでもいいわけで、
これだけテロ組織同士のネットワークが発達しているご時世だから、
もっと大きな黒幕がいたりして……
とにかく、国際世論の目の前に突き出せば、
アメリカだって2秒で電気椅子というわけにはいかないのですから、
またOJシンプソン裁判みたいなとんでもないことが
巻き起こるかも知れませんな。
金持ってるし。
いい弁護士つくよ〜。
東芝アメリカが傾くような弁護士とか、ミノルタが赤字決算出すような弁護士とか。
まそれは冗談としても、
本人的にも言いたいことを思いっきり言えるこれ以上ないチャンスだし、
出てって言いたいこと言ったらいいんじゃないでしょうか。
もしそれで黒断定されて死刑になっても、
それこそが殉教でしょ?
とかいうのは、
やっぱり向こうの人のメンタリティとは違うんでしょうけれど。
日本人もたくさん亡くなってるし、
テロリストは草薙素子さんばりに二念なく射殺でいいと思うんですけど、
それでもまた難民キャンプの図柄を見せつけられるのは
嫌やなあ、と思うのが率直なところです。
また……これは言い過ぎかも知れませんが、
「正義」だからって何をしてもいいというわけでもない、
という前提が、崩れているような気もします。
-----
あ、そうそう。
またお馴染みの自虐報道が横行する昨今ですが、
それにノセられたうちのおかんが、
「ミッテランが現場へ駆けつけたらしいで!
小泉さんもそのぐらいのことはせんとな!」
ですって。
現職と元では雲泥の差で、
現職総理がそんな危ないとこ行っちゃダメですって。
とは言え橋本あたりがぴゅーっと飛んでいったら
また点も稼げたのに、とは思いました、まる。
9/21 書こうと思う自分に |
資本主義経済の文学に与えたインパクトはいろいろありすぎ、
挙げてるとキリないですが、
マイナスインパクトを一つ挙げると、
「全てが『量』に換算される」
点でしょうか。
文庫本はどんなクズも世界史に残る名作も、
全て500円です。
これが問題なんです。
じゃあ、そこで優劣……というか市場を支配するしないという
パワーはどこで決まるかといえば、簡単に
売れた「量」
だけです。
100人に売れた本より、1000人に売れた本。
それよりも、10000人に売れた本。
の、方がいい本。
10000人が
「ま、500円なら暇つぶしにいいか」
と思って買った本と、
100人が
「うおおおおおおお、この本は50000円ぐらい払ってもいいくらいだ!
人生が変わったぜえええええ!」
と神棚で拝んじゃう本、
さてどっちがいい本でしょうね。
どっちかというと後者っぽいですよね。
でも、今の世の中では、前者が100倍エライ。
もちろん、間違ってます。
僕がことあるごとにコンビニやスーパーのPOSシステム、
そう、全ての行動の後ろにある人間くささを
消し飛ばし、単なる「量」に変化させてしまう
あの悪魔のシステム……
を、本能的に忌避し、ヒステリックに攻撃するのも、
たぶんここから来ています。
僕の書く物は、「絶賛か無視」の両極端で、
「好き嫌い」というレベルでさえないのが大笑いの真っ最中です。
まだね。
嫌われる方が無視されるよりいいよ(笑)
ひょっとするとあかんのかもしらん……
とビクビク怯えながら、
だからって他にやりようはしらないので、
これでやるしかないなあ……
と小鳥のように震えて暮らす毎日です。
ま、売れなくてクビになっても何か書いてるので、ご心配なさらず。
------
書き物は書き手を反映します。
もう、モロに書き手の情念や性質を映し出します。
ながたさん、という人物自体が、「絶賛か無視」という人物なので、
その書く物がそういう評価を受けると、
逆にちょっと可笑しいやら
ちょっと嬉しいやら。
それだけ、乗り移ってるってことですから。
まあまあ、
本当は10000人が50000円払っても惜しくない域に達せればいいのですが、
それはなかなか。
と、いうか
10000人が読んでないところに価値があるんやんけ
というまたこの変化球指向、三振取るならまっすぐよりフォーク、
という性質が悪戯して、
直球で抑えりゃいいのに余計な新魔球を試したくなる。
でも、余計な新魔球こそが自分の本質だ、
コレを削ってまでウケなんか要らんわ、
とかまた思ったり……
テクニカルな面で僕の書き物に対する考え方は
全く一般的ではなく、
特に書き手で同じようなことを言ってる人を見たことがないので、
たぶんかなり主流からはアウトレンジなんでしょう。
でも、アウトレンジだからこそ
ひっくり返せる破壊力もあるかもしれないじゃないですか。
そんなながたさんの目標は、
落語における枝雀師匠。
保守本流では全くなく、ケレンだらけで
ワンパターン、どれを聞いても枝雀味、
でも根っこがしっかりしてるから安心して見てられて、
古典新作英語までなんでもござれ、そしてなにより、
確実に面白い。
まあ見ててよ。
クセのある味の方が、
クセになるんだから。
9/20 書こうと思う人に |
そうだと思います。
ほんの紙一重です。
いちおー物書いてお金いただいてるプロの超端くれ、
おそらくたとえ失職しても気分だけはずっとそう、
この紙一重だけを頼りに、いつまでも僕はものを書いてることでしょう。
-----
でも、これは説明のしにくいもので、
というか言葉にすると別物にフィックスされちゃうし、
受手のイメージでも変わっちゃうし……
なものなので、たぶん誰も「これだ」と言わないのです。
どこかの作家さんも、
「ある時『コツ』を掴んで、あとは書くのに苦労しなくなった」
と言ってましたが、その『コツ』というのもたぶん同類。
姿勢?覚悟?気迫?想い?
うーん。
どれもこれも範囲を狭めてますねえ。
書かねばならん。
焦り。
そして生きる手段。
うーん。
カッコつけすぎかな。
逆に言うと『それ』さえあれば、
たとえ腕が悪くても、人々へのウケは悪くても、
その人は『物書き』だと思います。
なかなかそういう人の書き物は物理的に出来ません。
物書きであるにも関わらず、それで食べているわけではない……
あ。
でも最近はWebがありますよね。
ていうか去年までの僕はそう!(笑)
はい。
もちろんですが、
『それ』のない、文章書きはたくさんいます。
それは、読み手が我々だと一発でバレます。
-----
サークルの同人活動や、
高校のクラブ活動でも同じです。
趣味で、好きで物を書くことは、決して悪いことではありません。
いや、とても知的で楽しいことです。
でも、それと「物書き」たることとは、根本的に別次元のことなんです。
結局、
その人が「物書き」であるかどうか、っていうのは、
『それ』一点があるかないか、で、
上手い下手も、いや、
何を書いてるかも関係ない。
よく間違えられているのが、
「物を書く」
ということは、
「表現手段だ」
とか、
「伝えたいものを書かなければならない」
とか言われること。
これは違います。
ものを書くと言うことは、んな甘いことやない。
そんな余裕なんか、これっぽっちもありません。
サッカー選手がただサッカーをやるように、
我々はただ書いてます。
理由はたぶん、無いんです。
でも、これを取り上げられたら、我々は死んじゃうんです。
あ、もちろん、書きたいことを書くこと自体は
とてもいいことですよ。
そしてそういう本は、わかりやすいし読んでちゃんと
得るものがあるから、読む価値があることが多い。
そうではなくて、
純粋に読むことを楽しむための、ものを書く場合。
てことで、
我々が本気で書く場合、
それは全人格を掛けてぱっつんぱっつんで書いています。
それがいいかどうか、とかそんなこと考えられもしませんし、
80%の力で書くなどと言うことはできません。
#天才田中角栄も人の子、
#「ワシがものを書くときは40%ぐらいの力で書くよー」
#と曰ってました。
#うん、この人は政治家だ、と思いました。
「一筆啓上」シリーズみたいに、
故郷の愛する人を思う力一杯の一文を書くときは、
誰だって「物書き」になってるわけで、
だから心をうちます。
いやしくも本職たろうもの、
常にそうでなくてはならないです。
その上に立って初めての「遊び心」とか「余裕」であって、
態度そのものから遊んでてはダメなんですって。
というかどっちにしろ真剣に遊んでますが。
-----
「物書きになるにはどうしたらいいですか」
という問いには、物理的側面と精神的側面があって、
物理的側面にはたくさんの、そして多段階の答えが用意されてますが、
精神的側面には答えはありません。
といいますか、もうご想像の通り、
「そんなこと言うてるヤツはなれない」
なれるかもしれませんが鼻をかむ価値もない紙屑で
地球資源を浪費するだけです。
上のような言葉を、カッコをつけるためだけにコピペで吐く人がいますが、
格好悪いからやめたほうがいいですよ。
我々が、本物のヤクザが不良少年を見るような目で見ています。
キツイことを言うてるようで、
実はめっちゃ甘いこと言ってて、
「俺は物書きだ!」
と心底思えるなら、
たとえ誰が読んでくれなくても、
たとえ誰が認めてくれなくても、
たとえ誰が低俗扱いしようとも、
たとえ誰がヘタクソだと切り捨てようとも、
あなたは、物書きです。
胸を張って、今日も原稿用紙なりキーボードなりに向かってください。
きっといつか、
きっと誰かが、
あなたのものを読んで、
泣いて笑って怒って喜び、
心を動かしてくださる日が来ます。
がんばって。
僕も、頑張ります。
9/19 チーズ |
買ったんじゃないスよ。
我が家に帰ってきた弟君が持って帰ってきたんス。
もうね、ITバブル好調時のアメリカ人にピッタリの本。
要するに
「動け! 後ろを振り返らずに新しい挑戦を!」
という人生指南書。
プロジェクトX見て、14年かかってオートフォーカスカメラの
ミラーの動かし方を研究した人に涙してる日本人に合う本じゃありませんや。
古いっちゅーねん!
-----
もちろん本の中でもは、
「ダメになったことにすがりついててもダメだ」
としか書いてないのですが(失ったチーズを探す)
でも、それと
「ダメかもしれないけどちょっとだけ可能性があることにすがりつく」
というのは、ホンマ紙一重、
どころか下手をすると結果論。
後者でねばり強くやってきた人も、
いつか日の目を見ることもあるよ、
だから頑張ろうオー、っていうノリが徐々に台頭……
してきてると思うんだけどなあ……
どうもそういう勢力と12-3年前から引きずり倒してる
90年代風いー加減バブルスタイルとが、
せめぎ合ってるのが昨今という気がしますね。
ながたですか?
見きれるものを見切るのは恐ろしく早いけど、
すがりつくところには死ぬまですがりつく、
でしょうか。
ええ、すがりついてます。
-----
とは言っても別に悪いことが書いてあるわけではなく、
いいことがペロペロ書いてあるわけで、
みつをの書ぐらいは価値があるんじゃないですか。
トイレにぴったり。
#けなしてんやないですよ。かなり誉めてんです。
変化を怖れるな、とはよくいいますが、
変化を怖れる心というのもまた、大切だと思います。
ていうか、変化を好む心、っていうのは、(ちょっと違いますけど)
身を滅ぼしかねないヤバイハートなので、
これを推奨するのもどうよ、という気もしなくもない。
また、農耕民族と狩猟民族との違いも大きくあって、
我々農耕民日本人には、変化対応より
通常ルーチンの効率や小改良の連続による暫時成長が似合ってはいる。
(ただたまにシステムごと完全一新するが)
国際社会の変化のスピードについていかなければ……
というのも一つコンプレックスで、
まあ、ついていけないならついていかないのもまた吉かな、
とか思ってしまいます。
イスラムの主導者達が、
「そんなん言うたかてアメリカ人みたいな生き方できへんもん」
というのは、一面では真理ですからね。
「結局チーズ探してるんやん」
というのが読んでみての結論で、そこには
「チーズ探しを止める」というメンタリティは無い。
もちろん、彼の本には
チーズ=生きるのに必要なこと=幸せ
という比喩があるのだが、それは嘘。
だって生きることは誰にでもできるもの。
嫌でも。
チーズ探し自体が幸せ
という点にはそこそこ肉薄してるので、そこは誉めてやってもいいけど、
まだ足らんなあ、というのが感想かなあ。
読んだら負けや、読んだら負けやと
思いつつ読んでしまった僕は負けてますが。
あ、金持ち父さんがどうの、という本は、前書き読んで
「この本を手に取った時点であなたは優れている」
とかなんとか書いてあった時点で読むのを止めました。
危ないところでした。
9/18 ペットドア |
これなら、早めに戸締まりしても、
外に閉め出されたままのネコたちが勝手に帰ってこれる。
そして一度入るともう朝まで出られない。
……はずだったのですが。
昨日、深夜歯を磨きながらテロ報道など見てますと、
おそらく4兄弟でマイクルと並んで頭のいい
ミル吉
が、ガスガスガスガスとその扉を弄くり倒しているではないですか。
「あはは、ミル吉、無理無理、
それは中からは開かへんで」
ガスガスガス。
「お?」
ミル吉はその右手のツメを細いそのドアのスキマにねじ込み、
それをすーっと下へ下げることで指から手首、そして腕全体を
突っ込みました。
しかしご想像通り、その姿勢では腕だけ外へ出て、
頭はアゴが邪魔になって抜けません。
そこでミル吉は。
くりん。
と半回転して仰向けになり、やおら両腕を突っ込むと
脚でずり上がって首を窓の外へ出し、
そしてさらに半回転して身体半分を外へ出しました。
こうなればもうあとは腕の力で残り半身を引っぱり出すだけです。
するん。
「……うまいことやるもんやなー……」
……ていうかペットドアの用をなしとらんではないか。
金返せ。
でもこのドア、ペット先進国イギリス製。
「はっはっは!
日本の猫は世界イチィイイ!!」
とかアホなナショナリズムに酔いしれてみたりして、
1枚39000円のドアが無駄になった瞬間を忘れるわけです。
9/17 頑張れ桜 |
今年はユーヴェを軸にラツィオが噛んできて、
そこへインテルとミランが揉み込むというシーズンじゃないかな、
と思うのですが。
インテルはクーペル・サッカーにヴィエリ+ロナウドがぴったりだし、
ラツィオはメンディエタでしょう。
しかしなんですかデ・ラ・ペーニャはまたラツィオに戻ってますが、
あの人はバルサとラツィオの親善大使かなんかですか。
-----
桜が激しくマズイですな(泣)
2ndステージ4試合で失点が5、5、2、5、2。
号泣。
メンツはあんま変わってないんだけど……
サッカーの面白いところは、こないだまでメッチャ強かったチームでも、
ちょっ、と歯車が噛み合わなくなると、
わずか1年でもズタズタになるところです。
リーガ・エスパニョーラでも、伝統あるアトレティコ・マドリッドが一昨年
2部に陥落し、去年は上がってこれませんでした。
昨年あれだけ後期を盛り上げた桜とマリノスが
これほど無惨な結果になり、
酒井や山口やバロンを大放出した市原がこんな上位にいるなんて、
ああ誰が予想したことでしょうか。
よよよ。
2年前のセレッソがファン=ソンホンと西澤頼みのカウンターサッカーで
5位とかとったり、ずっと前にエムボマ一人でガンバが2位になったり、
チェ=ヨンスチェ=ヨンス永輔チェ=ヨンスで市原が簡単に上位にねじりこめたり、
やっぱりサッカーではFWってのは大切ですなあ(泣)
-----
レアル・マドリッドがジダンを獲った、のが今年の欧州移籍マーケットの
最大の目玉だったと思いますが、いきなり黒星発進。
昨年チャンピオンズリーグを征し、リーガも独走で優勝したレアルも、
ジダンの使い方にまだ馴染めてないようです。
つーか。
レアルの4-5-1っていうのは最近スペインを中心に世界的流行ですが
(セレッソもそうなんですけど……)
あれだとジダンのポジションが無いんですよ。
嘘つけ、フランス代表だって4-5-1じゃん、というのはぱっと見だけで、
よく見ると
レアルは4-2-2-1-1、
フランス代表は4-2-1-3。
4バックにダブルボランチまではいいのですが、
その前にレアルは2枚のオフェンシブハーフを左右に張らせて、
1トップと1.5トップのFWが走る。
フランス代表はボランチの前にジダンをドン、と据えて、
両ウィンガーと1トップをFWが務める。
ジダンは1.5トップとしての得点能力はさほどでもないですから、
レアルでは前に置くとパスコースが無く能力が生きないし、
左オフェンシブに置けば置いたで左半分に活躍の場を限定することに
なって、それはそれでもったいない。
てことであの発表を聞いたときは
「え? ジダンやっぱり獲るの?」
という感じでした。
もちろんすぐジダン中心に右にフィーゴ、前にラウルを張らせて
(あるいはクライファートやバティみたいな本格センターフォワードが居るのなら
ラウルは左ウィング気味でもめっちゃオモロイと思うんですが……
アネルカは両者にとって惜しかったですね)
システムを弄ってくれば、前にも増して破壊力のあるレアルが見れると思うのですが。
-----
レアルにも弱点はちゃんとある。
CBに年齢不安があるとか、
攻撃的両サイドバックの上がった隙を突きやすいとか。
でも、その弱点というのはうまく行ってるときは目立たなくて、
うまく回らなくなってきてから弱点として目立ってくる。
イエロだって脚速くないし体力不安あるけど、いいときは
それはヴェテランということで経験と落ち着きとキャプテンシーだし、
両サイドバックのザル守備も言い換えれば圧倒的なサイド攻撃力だし。
長所と弱点は表裏一体、
上手く行ってるシステムほど、その上手く行っているところに落とし穴があるものです。
ま、ただ、本当にいい組織というのは、
その落とし穴経験をバネにさらにパワーアップして戻ってきますから、
(レアルもそうだし鹿島や磐田も2期続けて不調にはならない)
この調子でセレッソも……
あうー……
こ、こうなったらソ=ジョンウォンでも獲って……
9/16 マイカル |
うちの地元の近鉄針中野駅近辺、大阪三大商店街の一つ、
駒川商店街
にはその中核に「ニチイ」があったんです。
僕が小学生以下の頃は、このニチイが買い物の軸。
生鮮食料品は商店街で買いましたが、それ以外の通常用衣料品(下着とか)
とか、僕なら文房具とか、ちょっとした電化製品とか、よく買ったものです。
3階のゲームセンターも、地元の子供達にとってはそこそこの場所で、
お客さんの数が多かったこともあって、割と繁盛してました。
時代は流れ。
なぜだかじりじりと客数は減っていきました。
大学生になったころ、90年前後、バブル後期でも、
「昔に比べて静かになったなあ」
と思ったものです。
「サティ」という名に変更してから、さらにその
寂れっぷり
には拍車がかかるばかりで、面白いことに改装するたびに寂れます。
うちら近辺みたいな下町で、ワンフロア半分をCD売場にしたりしても、
そりゃ無茶です。
それも続けるなら、そこを軸に違う展開もできたのかもしれませんが、
2年もせずにオールやんぴにして今度はまた逆に徹底、
1枚もCDを買えない店舗になりました。
もうその頃になると「マイカルグループ結構マズイらしいで」というのは
誰でも知ってましたから、
「やっぱりダメなところはダメダメスパイラルに入るものだな」
と痛感したものです。
雑誌なんかでも、ダメになる直前って
判形変えたり編集方針をビックリするぐらい変えたり、
定価変えたりするじゃないですか。
そしてその度に固定客が離れていって、破綻する。
近年一番新しい改装は昨年。
改装して遂にワンフロアほとんどを100円ショップに譲り渡し
(独立したレジだったからたぶんテナントだったんだと思う)
スクリーントーンまで置いてた割とマニアックな文房具コーナーを
大幅粛正、なにもないコーナーにしてしまいました。
ああ、こりゃ本格的にダメだ。
その改装によって誰が新しくお客さんになるのかわからないのに、
ただ改装だけがされる。
人影も、最盛期を知ってる人間には信じられないぐらいまばらに。
-----
何度でも言いますが、
POS中心のデータ集計入出荷コントロールシステムって、
所詮補助にしか使えないのです。
最後は人間、いや商売人の経験と勘がモノをいう。
もしそれを抜きにして完全マニュアルにするなら、
滅茶苦茶に高度で詳細な戦略マニュアル戦術マニュアルを、
本社完全主導で徹底してやらないとダメ。
それが成功してるのはヨーカドーとマクドナルドぐらいじゃないでしょうか。
5年前、まだ鋭い株式会社のプランナーだったころ、
マーケティング系の講演なんかへ行くと、よく聞いたのは
「イトーヨーカドーのもの凄いシステム」。
出店予定地域の人口構成から世帯あたり所有クルマ台数から、
ありとあらゆるデータを元に
「え? こんなところに?」
という場所に出店。
でもどクルマ便なんかがよくて駐車場がバーンとあって、
単価の高い客がずばずば吸い込まれていく。
てなぐらいに追い込んでないとダメなんでしょうね。
100円ショップもユニクロもTSUTAYAもJoshinも近商もある地域で、
「なにを売っていくか」
よくわからない店舗では、誰もいかないですよ。
実際、駒川サティが無くなっても、
ぜーんぜん困らない。
-----
93年ぐらいからすでに「ダメっぽい」と言われながらも
マイカルグループはここまで粘ったわけで、
また粘れたわけで、いくら
「借金はやればやるほど貸してる方が立場が弱くなる」
と言っても、ちょっと行きすぎている気がします。
デフレスパイラルのはずなのに、
物価は全然と言ってもいいぐらい下がらない。
相変わらずBMWは1800ccの一番小さいヤツで365万もする。
1ドル80円と1ドル120円で、なんで一緒やねん。
それはやっぱり、マイカルみたいな
潰れるべきところが潰れてない経済のイビツさ
が、根幹の問題なのでしょう。
なぜトップが元警察の人!?
とか思うような組織が、のーのーと庶民の預金を食いつぶしている現在の状況が。
-----
関西圏ではライフなんかが、猛烈な出店攻勢で
次々に新店舗を建ててますが、あれ、やっていけるんでしょうか。
ライフも無いよ。
真剣にモノがなんにも無い。
ただ、ライフは1階生鮮食料品だけはそこそこらしいので、そこで
ペイすればいいんでしょうけど。
そうそう、うちのごく近所に、こんど小規模スーパーができるのです。
デブ症の母などはうれしがっていますが、
この位置で駐車場もなく、果たして商売になるのか。
見物です。
9/15 いきなり |
トマトソーーーース。
そしてスズキ。
ワインが3本空いてデザートまでしっかり食べて
はい今週は5200円。
安いなあ……
-----
夜11時半にいきなり電話して、久宝寺基地襲撃だ。
わーい。
……迷惑な……
そして酔いつぶれて寝て起きると
いきなりたーこさん登場だ。
!?!?
二人の大魔法使いに
『okb、召喚魔法を使ってみるのじゃ』
と言われて使ってみたらしい。
「こうなるのではないかという予兆も」
と笑うたーこさんは頼もしい。
ぴろ、ユミ母さんと7人連れで美味しいサンドイッチを食べて、
ヨレヨレのまま家に帰ったのは昼1時半ぐらい。
布団に入ると、
ふっ
と意識がなくなって、気がつけば
いきなり夜7時。
そして気がつけばいきなりFC東京が1-2を3-2にひっくり返し、
いきなりセレッソは5連敗。
あう……
-----
遊びに行くときって、
用意周到準備万端もいいのですが、
いきなり
というのもまたそれはそれでいいものです。
いきなり加減が生み出すライブ感ドキドキ感が、
遊びのテンションを上げてくれます。
2度パリへ行ったのですが、
1度目はかなりいきなりで、
「うをー! 美術館観てー!」
で行きました。
お陰でノートルダムもなにも行ってないのですが、
それはそれでドキドキしっぱなしで楽しかったです。
「遊び」というのは「楽しむ」わけで、
目的が少々ズレても、予定が少々狂っても、
楽しければそーっちの方がいいですよね。
やっぱこれから遊びは
いきなり感
が大切だな、仕事にもこれを活かそう……
いや、それはいきなりとは言わないだろう、
仕掛けられたいきなりはいきなりとは違う……
なんて思いながら、ヨレヨレの身体を労る土曜の夜です。
こんな日に限って昨日の残りのミートスパとかカツサンドが
食卓を彩ってます。
9/14 MDR-CD900ST |
と、思ってたら、なんとまあ2つ隣の席のプログラマさんが、
普段使ってるのがコレ。
で、試聴させていただいた。
購入価格は13000円ぐらいだったらしい。
SONY関係会社の直販の18000というのは、だからちょっと割高かも。
値段なり。
モニター用途のヘッドホンって、今のラインナップだとZxxxというシリーズだと
思うんですが、(僕の持ってるのは末弟のZ200)基本的にクセはないですよ。
で、15000円クラスにもなれば、まあそこそこちゃんと再生するわけで。
密閉型にしてはわりと中音がスーッと抜けますが、
でもやっぱり強いのは低音の方かな。
#オープンの方が中高音が抜けるので、女性ボーカル好きのながたさん向きなのですが、
#音漏れがひどいので、会社では使えません……
##いや、恥ずかしいのではなくて迷惑……
まあ、でも、取り立てて問題はないですよ。
解像度の高さはさすがモニター用途、という感じ。
それと、変なクセはないので聴き疲れはしなさそうです。
逆に言うと面白くもなんっともない音ですが。
-----
ただ、改めて思ったんですけど、このクラスを
PCに接続する場合は要注意です。
このレベルになると、
「あ、これmp3」「あ、これCD」
と、聞き慣れた曲ならちゃんとわかっちゃうんです。
mp3は、下も上も(特に上)ちょんぎった、平たい音になってます。
CDだと艶やかに響くところが、ぺたっとした音になる。
それはmp3の仕様なので、仕様がないのですが、
最近PCでBGMといえばmp3。だから
「mp3がmp3っぽく聴こえる」
というのは、「弱点」とも言える。
ぺちゃっ、と聞こえちゃうから。
だって僕がいつも使ってる、テクニカの一番安いヘッドホン(980円)
なんか、同じ曲CDとmp3で聴き比べても、
「うんっ!?」
ていうぐらいしかわからない。
「違う……かも!?」
ていうレベル。それも違いがわかるだけで、どっちがいいとか悪いとかわからない。
で、そーなってくると人間は欲深いモノで、
ソースはCDで聴きたい、音源ボードはいいのが欲しい、
いや、ノイズが乗ってるからUSB外付けだ……
と際限なく環境整備欲が。
その虜に飛び込んでいくのもまた素敵なことですが、
#まあ、たかだかヘッドホン15000円の外付け音源15000円ですからな。
4000円ぐらいのボリュームがついてるようなテキトーヘッドホンで、
幸せに暮らすのもこれまた幸せかな、と。
そしてAV関連欲が高まった時に思い出す自分への戒め。
「そんな金掛けてお前が聴くのは
串田アキラ『キン肉マン Go Fihgt!』
だろ!?」
いや、アキラ兄さんはヒロノブ兄さんと共にファンですが。
-----
今日の教訓:
「適材適所」
9/13 テロ雑感 |
傘でぷすぷす刺して化学反応を起こし、地下鉄という閉鎖空間を狙う、
というのが、今にして思えばちまちましたテロですね。
国民性でしょうか。
-----
このクソ大事件の前に、「邦人安否情報」なんてどうでもいいと
思うんですけど、どうでしょう。
1日経った今日とかならともかく、ハナっからガンガン時間取ってたでしょう?
そんなことより知りたいことは一杯ありました。
ビルというのはああ簡単に崩壊するものか。
アメリカの首都の防空体制は普段どうなっているのか。
今年前半期ぐらいの中東和平の流れ。
そのキーマン達の動きや発言。
このテロ事件によるアメリカの経済的な打撃と、
それが世界経済に与えるであろうインパクト。
報道すべきことは山のようにあると思うのですが。
-----
首相が小泉さんに代わってて、本当によかったですね。
-----
さすがNHK。
10(こっちは読売、日テレ系列)がいつまでものんびりドラマやってるのを見て、
「コイツらホンマあかんわ」。
ああいうときは現場の人間が独断でやることやらないとダメですよ。
それでクビにされたんなら訴えてもいい。世論が100%味方する。
そんな判断もつかへんようになってるとは……
g石アナが報道体制について上役と喧嘩したらしいですよ。
地方ラジオ局の一アナだって頑張ってんだ。
ばか。
----
大規模テロの警告は日本にも届いてたらしいですが、
外務省は重く見ず、外相にも伝えてなかったそうですね。
それは、よくあることだからオオカミ少年になってたのですか?
だとすると普段からこういう危険情報は氾濫してる?
もし、そうだとするなら、変な気を回す前に
徹底的にオープンにして欲しいです。判断は、こっちがしますから。
-----
突撃2時間でパレスチナの街角の模様、
って子供達が旗振って不思議なメガネのおばさんが奇声を上げる
映像が入ってきましたが、
あれ、実物ですか?
ほら、湾岸の時に油まみれの海鳥が、世論操作に使われたじゃないですか。
あまりにもタイミングいいし
あまりにも絵面がよかったもので。
しかし……
1万人規模で民間人が死んだ、という情報を聴いて狂喜できるほど
憎たらしい、っていうのはどういう精神状態なんでしょう。
戦争中、っていうのはそういうもんなんでしょうか。
ニューヨークだからアメリカ人ではない人もたくさんいる、とか
あそこがああなると世界中の人がとても困る、とか
そんなこともまっっっっっっっったく思いがいたらないんですね。
いやですね。
ま、いずれにしても喧嘩売ったんなら犯行声明は出せやごらぁ。
要求を無理押しするテロも非道中の非道ですが、
このままではただの殺人狂。
さっさと名乗りを上げてトマホーク3000発を浴びるべきです。
9/12 テロ |
喧嘩売るにしても、売り方があると思うのですが。
本気になったアメリカは怖いですよ。
あの人たちゃ罪もない非戦闘員を20万人、
2発でただれ焼き殺していいことをしたと言いきる人達ですからね。
パレスチナ全土が砂になりますよ。
それに。
誰も止めませんよ。世界中が。
-----
決めつけるのはよくないとして、
じゃ、ないとすると、どこの誰が、こんなことを。
現時点(12日0:30)で3機突っ込んで1機墜ちてるんですけど、
こんな狂気をこんな整然とできる組織は、一体。
宗教?
こうなると世界経済自体がしばらくズタズタになるではないですか。
世界中の恨みを買ってまで、やりたいことは、なに。
もう、ちょっと、止めましょうよ、こういうことは。
ちょーほんま、まじで。
こんなことやったって、しょうがないじゃないですか。
何をどうしようっていうんですか。
何がどうなるっていうんですか。
なんと言っていいのか、よくわかりません。
9/11 被害者実名報道 |
ニュース番組で被害者の中学生の女の子の名前が
連呼されるたびに、いたたまれない気持ちになるのは
僕だけではないでしょう。
特にいい歳のOLとかではないわけだから、
何もわかってないわけじゃないですか。
そもそも、どんなことがあろうとも彼女は犯罪の被害者で、
さらし者にされる必要はないでしょう。
あの子の名を連呼しながら、神妙な顔で
「携帯のような便利な器具が後ろに持つ危うさをどっちゃらこっちゃら」
とか能書き垂れてても、
悪質な冗談にしか聞こえませんよ。
誰か言いださないのでしょうか。
例えばTVニュースでも、局としての見解はどうあれ、
番組単位で「うちはこうする」という方針を打ち出してもいいと思うのですが。
そんなもん統一する必要なんて一ミリもないし。
これがまたどこかが始めたら一斉にやるに決まってるので、
またいたたまれないですね。
ポリシーもってやってるならまだしも。
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ネットで過ごしたりネット触ってる時間が長くなってきて、
プライバシーが昔よりずっと大切にされるようになってきていると思います。
それは、ネットで個人情報がバレると、すぐになにかしらの
実害を受けるからで、
(たとえそれがSPAMメールを受ける程度のことであっても)
みな、自分の情報も他人の情報も、慎重に扱うようになってきている。
そんな中、有効なSPAM対策一つ打ち出せずユーザーに
「アドレス変えてくれ」
と泣きつく電話会社にすら、みんな呆れてるわけです。
メールアドレスすら守ってくれない、電話会社に。
インターネット経由で「しか」ニュースを手に入れない人が増えていますよ。
それもニュースサイトじゃなくて、メール、ML、掲示板や知り合いからのICQとか。
あなたの身近にも、探せば一人や二人、居るのではないですか?
いや、あなた自身も、「そういや最近ニュース見ないな……」と、思ってません?
選択的に自分に必要な情報だけを手にしやすいから、とか
そういう明らかに便益が引っ張ってるメリット以外にも、
既存のマスコミの覇気と気持ちの無さに、飽き飽きしてるという側面は、無視できないと思います。
こういうことがあるたびに、
こういう嫌らしさを見せつけられる。
こいつら人のプライバシーなんか、なんとも思っちゃいない。
こんな奴らに、ロクな報道ができるのか?
いや、こんな奴らが、果たしてまともなことを言っているのか!?
ちょっと考えた方がいいと思いますよ。
楽しませろ、とかそんなこと言ってんじゃない、ただ、
見る人間の気持ちも考えろ、と言いたいんです。
ながた最近、あんま見ません。
TV見ないわけじゃなくて、ニュース見てるぐらいなら
「ガッテン」や「はなまるマーケット」見た方が3倍ぐらい役に立って、
6倍ぐらい気分がいい。
タダでも、見たくないものは誰も見ません。
TVが常についてる時代は、もうそろそろ、終わります。
9/10 小さい欲 |
ばりばりばりばりばりばりばりばりぃっ!!
と食べてしまうことってありますよね。
そして気づく。
「あ、俺めっちゃ腹減ってるやん!」
でもそれって本当にお腹が減ってるんでしょうか?
-----
実は「重戦機エルガイム」のDVDボックスが欲しくて、
高橋由美子のラスト写真集が欲しくて、
仕事中使ういいヘッドホンが欲しくて、
それから携帯も替えたくて、これは替えちゃったんですけど……
てな具合で小さい欲小さい欲小さい欲みーつけた、
精神が小さい欲に圧迫されております。
?
圧迫されている精神だから小さい欲に逃げたい?
うがー。
た、確かに仕事はいつまで経っても終わらない……
もう1MB突破……
ていうかまだ1MB……
まだ全然たりへん……シーンも心理描写も……
これから演出もあるし……
違う仕事が……2件……しかも1件は割と急がなきゃ……
10月は残業ラッシュか……
あー……
-----
ま、それはともかく、
欲望というのは刺激されて膨らむもので、
刺激の仕方によって本来の欲望のサイズとは違うサイズに
膨らんでしまうものです。
僕は人の欲望(とか感情)を刺激して、
そのサイズをできればコントロール、
それがかなわないならせめて無指向性でもいいから
状態遷移に持っていきたい、
ということが生き甲斐そして仕事です。
その立場でちょっとだけ醒めた目で見ると、
「うわ、それは欲望膨らみすぎ!」
とか思ったりするシチュエーションは、よくあったりするものです。
7つの女の子を友達と共謀して誘拐するというのも
そうですし、12歳の女の子をテレクラで知り合って
呼び出して監禁ドライブに出かけてしまう中学教諭というのもそうです。
すぐ欲を刺激する方が悪い、ということになるのですが、
確かにここまでくるとそう言われてもぐうの音を出しにくい。
それで救われている人が一方に「相当数」いるという側面は忘れてはいけないのですが、
人は物事の両面を常に見つめられるほど、
賢くもなければ冷静でもありません。
白神山地の伐採も中海の干拓化も、よー止まったものです。
人生の楽しみですから、
刺激されるのは大いにいいと思うのですが、
それに負けて食い殺されてしまわないように。
ちっちゃい欲に蝕まれる自分自身を振り返りながら、そんなことを思いました。
小さな欲に惑わされてるヒマがあったら、ライティングだライティング!
頑張るぞ!
8月の300KBラッシュに負けないぐらい9月も!
さて、元気出したところでヘッドホンでも買いに行くか。
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PS とりあえずやっぱり、
「これヤバそう」と思うような事件の時ぐらい、
被害者の実名報道はいい加減にやめませんか。
いまや良識が問われてますよ。
いや、良識というよりも人の心が。
9/9 SO210i |
iアプリはともかく、カラーも高精細液晶も欲しかったし、
メールのFEPなんかももうちょいいいのが欲しく、
それと実働2年以上でさすがにバッテリもちが
結構悪くなってきたものですから。
折りたたみはでかいのが多くて腰が引けてたのですが、
これが小さいとWeb記事などを読み、「よいではないか」と期待して、
昨日Joshinで見かけて一目ぼれ。
待てば必ず安くなるのに、思いっきり初物価格の9800円でご購入。
ちなみに関西ではあと7000円出すとisが出て下がり基調のN503iが買えます。
うーん。
でもお値段はともかく、モノ自体はちっちゃくて可愛くていいですよ。
モック見るまでは
「エンジェルピンクだ! ロゴステッカー作って貼ってミラクル携帯だ!」
と盛り上がっていたのですが、
ピンクがすごく薄いピンクで、Web写真ほどキツイピンクではなかったので、
止めました。
白が奇麗だったので、白。
グレー→青メタ→シルバー→白
と持った携帯は全部違う色。ちなみにメーカーも
富士通→NEC→松下通信工業→SONY
とバラバラ。
液晶は256発色のSTNですが、モノクロ見慣れた目にはとても美しいです。
精細度も160*120でたっぷり。
それからフォント。
SONY製品お得意の丸っこいゴシックフォントが可愛い。
予測変換のPOBox、っていう変換ですが、これとジョグダイヤルとの組み合わせは
かなりいい感じです。最初のひらがなを打ち込むと、
「これを書きたいのではないかな〜」
と予測した単語の候補が下にずらりと並び、それは文字入力と独立して
いつでもジョグで選択できるのです。
もちろん、次々に文字を入れれば入れるほど、選択肢は絞られていきます。
こう書くといわゆる「オートコンプリート」っぽく聞こえますが、
過去の履歴を持つのではなくて、辞書で持ってる、といえばいいでしょうか。
触らないとわかりにくいのですが……
ATOKのような、コンベンショナルな賢いFEPとはまた違った使い良さがあります。
携帯ならではの日本語入力ですね。
待ち受けはデフォルトがパラッパ一味。
この辺も強いところですよねえ。
トロとかバンディグーとか新型AIBOとか、使えるカードは他にも山のように。
これがちゃんと自分(の一族で)作ったコンテンツだ、っていうのが爽やかじゃないですか。
困ったらすぐディズニー、
困ったらすぐジブリ/虫プロ/ハローキティ
などという無様な真似をさらけ出さなくて。
今はとりあえず瑞希っちゃん。
いずれ大サイズ・カラーのキャプテンを……
デザインに戻りますが、
モトローラのStarTACを見て
「あ! こんなん欲しい!」
と思った人は多いと思いますが、なかなか出てきませんね。
アレが折りたたみ電話機のベンチマークデザインだと思いますが、
折りたたみは画面を大きくしたいとかそういう欲が出て、
ゴッツイのが多いです。
SO503iは503シリーズの中でも一番そういう満艦飾系だからこそ、
逆に210を思い切ってちっちゃくできたのかもしれませんね。
もっと小さいのもあっていいと思いますよ。
昔のPHSみたいなのん。
まだ使い始めなので困ったこととか弱点とかはあまり見えません。
たぶんバリバリ使ってると電池が持たないんでしょうけど。
前回の501を持ってから、いろいろありました。
即売会場で励ましの電話受けたり、げきどーを共に過ごして
思い出深い携帯でしたよ。
さて、SO210と一緒に、どんな大冒険となりますやら。
今のところとても気に入ってます。
9/8 実力主義と言っても |
ま、当たり前ですけど、
そこの認識の差は大きいですよ。
結果、成果っていうのは、実力と直リンクはしてないんです。
運がでかい。
運が。
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例えば中の上ぐらいの能力のピッチャーがプロ野球選手になったとして、
巨人なら10勝10敗ローテーション5人目が狙えても、
阪神なら3勝8敗実働4年で引退。
それを阪神でも12勝12敗ぐらいを10年まとめてFAしてメジャーを目指せ、
というのは
「めちゃくちゃ」
です。そっちの方が巨人で1年15勝するより280倍ぐらい難しい。
運の悪さなど吹き飛ばす実力を見せろ、
金田は国鉄であれだけ勝った、
中田は湘南からペルージャではないか、
というのはそれはそうですが、それは極限の理想論ですわな。
ちゅーかそいつら歴史に名を残す別格プレーヤーやんけ。
旧式日本型年功序列社会では、
ゴミみたいな人物が上の方に居座る代わりに、
少々ミスってもチャンスはいずれまた回ってくる、
というメリットもないことはない。
(これがあまりに古すぎる体質になるとゴミ比率が上がって
脳梗塞を起こすのですが)
「窓際族」というのはヤな言葉ですが、
窓際でも席があるというのはめっちゃラッキーかもしらん。
やはり、問題はシステムではなく、
システム自体が上手く働くかどうか。
-----
運不運によって、日本式護送船団なら
沈まなくて済んで、また次の捲土重来を喫する、
もしくは主戦力になれなくても囮や陽動で使える戦力になる
#それもちょっとエグイ話ですが
ような人材も、実力主義という名の成果主義のもとでは、
バッサリ切られたりする。
サラリーマンやってると、
「実力主義なら俺はもっと評価されるはずだ!」
なーんて思ってる人も多いかと思いますが、
運も実力のうち、たとえ不運に泣かされても、
泣いたという事実だけで
「はいあんただめー」。
日本式年功序列終身雇用も理不尽な部分があれば、
実力主義という美しい誤修飾がなされた成果主義も、
おもいっくそ
理不尽なシステムです。
やりとうもなければ
筋悪いとわかりきってるプロジェクトにぶち込まれ、
失敗したからはいクビ、
それが起きるのがこのシステムです。
隣の芝生は青い。
とりあえずあんまり隣の芝生は見ずに、
丹念に今の仕事をやりとげましょう。
おー。
9/7 プリメーラ2 |
出足は軽い。
だが低〜中速は結構カラカラで、
踏めばCVTの力を借りて加速する。
しばらく踏んでる、もしくは大きめに踏むと
ガバッと出る。
三菱がGDIをやり始めた当初から直噴で問題視されてるクセが、
まだ一向に直っていない。
やはり直噴に未来はない。
なぜ直噴にするかというなら燃焼のコントロールを的確にやりたいからであり、
なぜそうしたいかといえば希薄燃焼(リーンバーン)をやって燃費を稼ぎたいからであり、
つまりは直噴=リーンバーンである。
だがリーンでは力が出ないから、アクセルを踏めばストイキからリッチ、つまり
ガソリンをどばどば使う燃焼をやって力を稼ぐしかない。
そうすると、非力なゾーンから強力なゾーンを日常用途で行ったり来たりする必要があり、
必然的にアクセルコントロールが難しくなる。
しかもそれをタダでさえアクセルコントロールと車速の関係に
違和感のあるCVTでやるのだから、ますますセッティングが困難になる。
コンベンショナルなエンジンをコンベンショナルなATで動かした方が
よほど素直でナチュラルな出力特性を作りやすい。
結局、直噴で薄いトルクを我慢し、しかも燃焼が荒れて大気汚染物質をドバドバ出しながら
なんとか稼いだ燃費も、
ホンダのツインスパーク・2バルブSOHCなどという時代遅れも甚だしいエンジンの
実用燃費16km/lに遙か遠く及ばない。
どう贔屓目に見ても直噴技術はターボ技術同様、
「あってもなくてもいい技術」
であり、結局それはやらなくていい技術である。
クルマはトータルバランスであり、
「燃費がいい」というのが狙うべき最終便益であって、
「エンジンが直噴かどうか」などというのには
パール系ホワイトが3万円高で設定されてるかどうか、程度の意味すらもない。
またそれとは別に、
最近のエンジンってどうしてああ回転感が軽いんだろう。
どうもその、「スムース」とは違う妙な軽みがある。
こないだ乗ったインテRのK20も、ヴィッツの1SZも、
そしてこのQR20も、なんかカラカラカラカラ〜〜〜っと回る。
回るだけ回るのだが、力感もなければ鼓動も聞こえてこない。
インテのK20はフライホイールがバカ軽とか、別の要素もありそうな気がするが、
このQR20の妙な軽さはなんなんだろうか。
アルミなんかを多用して単体重量の軽い最新エンジンのクセ?
この軽みに加えてCVT特有の、
トルク増強感がないままエンジン回転で力を稼ぐ走り。
まあ……これも時代の流れ、というか慣れの問題?
富士重のECVTに乗ってた人なんかにすれば、びっくりするぐらいスムース?
一回だけ、ごく低速でガクガクッ、というミッション系のギクシャクが起こった。
最新鋭の日産の量販車種にしてこの有様。
CVTには、まだまだイジる余地がある。
走るのは走る。
特にCVTの利点、どんなセッティングも電子的に思いのまま、というのを上手く利用、
「SPORT」モードは明らかにローギヤードにスパーン!と切り替わる。
これはトルコンATのマップ切り替えでは味わえない切れの良さ。
ま、逆に言えばローギヤードで引っ張るだけのモードなので、
エンジン本体の豊かなトルクでぐいぐい走るのとは比べモノにならないが、
それでもここ一発で使う気にはさせる。
これはいいところ。
120巡航を軽やかにこなす。
エンジンは、新品ということも割引で考えなきゃ。
ただ……やっぱこのボディで絶対排気量が2000はキツイかな。
4発ということを考慮に入れれば2500は要らないけれど、
2200とか欲しかったですねえ……
いや、もし量が結構売れるようなら、VQを載せても面白いと思いますよ。
アルファの156のように、2000は4発、2500はV6プレミアム、というのはありでしょう。
-----
脚は……飛ばしてもないし山でもないのでハッキリ言えない。
ただ、日産のFFってステアリングの手応えが軽い。
FFらしくない。
ホンダもそうだしVWなんかでもそうだけど、
FFメーカーのFFとは明らかに違う。
ステアリングのナチュラリティを大切にしたい気持ちはよーくわかるんだけど、
FFは所詮駆動輪で舵を切ってるわけで、
その感覚あったればこそのFFだと思う。
コーナー脱出でクルマの後半部を
ぶっこぬく
感覚、あれはFRの持っている
けっとばす
感覚とは全く違う。ある程度以上ステアリングとどのつまりは前輪荷重がしっかり
かかり、たとえこじるような動きでも、その
こじって向きを変えている
感覚こそがFFの「ナチュラルな」感覚だと思うのだが……
あと、中立があまりに敏感すぎるかな。
高速走行時、ラウンディッシュなインパネ、車幅感覚の掴みにくいデザインと相まって、
「まっすぐ走る」
のが割と大変で(笑)
フラフラするわけじゃないんだけど、ドライバーがフラフラさせてしまうような……
この辺もFFっぽくない、ところかな。
その代わり、と言ってはなんだけど、
街中での身のこなしは軽やか。
するするするする……
と大柄なボディにもかかわらず、奇麗な弧を描いて走る。
きっとサス自体の出来はいいのだろう。
飛ばしてみたい。
-----
風切り音がちょっとうるさいが、バイザーをつけていたこともあるからこれも割引。
エンジン音はしないのに、ロードノイズは結構うるさい。
これもおおよそはコストをケチり倒したタイヤなのだろう。
いいタイヤを履かせてやりたい。
低速で街中で細かい突起にガタガタやるが、(高速の方がかなりフラット)
これもダンパーの精度だろう。
いいダンパーをつけてやりたい。
シートはまあまあ。
近年の日本車水準+α。
普段世界一のフランスのクルマに乗ってるからこれも割り引きお願いします。
座った瞬間の感触はなかなかいいんだけど、
座面長がちょい短めなのと、1時間座ってると合わなくなってきたので
それが減点。
これもレカロなど載せてやりたいところ。
-----
さ、まとめましょうか。
かんなりいいクルマです。
素晴らしいデザインが内・外装揃うことは稀で、それだけで十二分に価値があります。
走らせても、そつなく全てをこなしますし、ストレスはありません。
かといって退屈でもなく、おそらくは山でもロングでもそこそこやりそうです。
ただし。
抜群の資質に対して細かい各論のパーツになるといちゃもんのつけどころは多いのは、
とても残念です。
200万円強クラスのミドルセダンに何を贅沢な、
といわれれば確かにそれはそうですが、
頑張ればもっと高らかに世界一を謳えるクルマになるのに、という意味で、
残念なのです。
あと30万。
あと30万高くてもいいから、
いいタイヤを履き、いいダンパーを組んで脚を鍛え、
直噴を止めもう少しトルキーなエンジンを積み、
CVTを止めてトルコンATもしくはMTを用意し、
シートを奢る。
そうすれば素直に「良い!!」と太鼓判を押せるクルマになる。
「世紀末あがりカー」として勇名を馳せ、
小林彰太郎をもノックアウトしたエグザンティア乗りが、
同じミドルクラスセダンのジャンルであるにもかかわらず、
「乗り換えてもいいかも」
と思う。それは、結構もの凄いエライことなのですよ。
だって僕らジャガーのSとか、メルセデスのC320とかそんなん、
くれる言うても要らんもん。
-----
と、思ったら!
それは日産もわかっていた!
ていうかそれがわかるようになったか日産!
ていうかそれがわかるようになった日産はモノがわかってるからちゃんとやってくれと思ったことをちゃんとやってくれる!
プリメーラ20V、追加ッ!
(ワゴンはW20V)
ええ、専用チューンサス、専用タイヤに専用17インチアルミ。
そしてMT! それも6速!!
極めつけは!
エンジン換装! そう、コンベンショナルエンジンの! 204馬力の!
SR20VE!
同じ2000でもQRのヘナヘナチューンなどという甘い真似ではなかった!
この辺が常に商売を考えるクセの抜けないトヨタとは違うところ!
#ていうかウィングロードに載せてるからQRをチューンするよりてっとり早かったんだろうけど
##ていうかそんなエンジンがウィングロードに載ってたとは……
しかもお値段は20C比35万円高、239万円!
あうううううう!!
これよさげ〜〜〜〜〜〜〜っ!!
試乗、決定〜〜〜〜!!!!
よかったら……
よかったら欲しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
これのさ、これのさ、スーパーブラックでさ、
リムだけ赤い黒6本スポークのホイールなんか履かせてさ、
ナンバーは12!
あううううううう……
早く乗ってみたい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
-----
PS
どうでもいいですけど、日産のWeb(羅針盤)っていつまで経ってもダメWebですよね。
昔から重いんですけど、未だにありとあらゆるところにFlashが使われてて
クソ重いのなんのって。
トップページからFlash使うなんて、今や専門学校生でもやりませんぜ。
サーバも弱いし。伝統的に。重いから負荷がキツイんですよ。
トヨタの「味気は無いけど知りたいことがすぐわかる」Webを少しは見習ってください。
9/6 PCいくつか |
確かに両者とも日本では今ひとつ伸びきれないメーカーでしたが、
それでもあんなでっかい会社が無くなったりはしないだろう、
とうすらぼんやり思っていたら、あっさり。
浦和レッズの背中には、なんて書かれるんでしょう?
やっぱHPなのかな。あれ? HPってどっかスポンサードしてなかったっけ……
Gatewayの方は、直販PCでは全然儲からないらしいですね。
DELLが儲けているのも、実は個人向け直販なんかどーでもよくって、
企業向け一括納入、とその時のコンサルティングやメンテナンスらしいです。
Gatewayはこれを狙いたかったけど、日本(と欧州)ではやれそうにないから、
撤退する……従業員は全員解雇。
あー怖い怖い、外資系は怖い(笑)
能力があれば大丈夫だよ、なんてこと全然ないよ〜。
-----
まそれはいいとして、どうしても企業で使ってるPCの数増えると、
メンテがどんどん大変になりますよね。
僕昔勤めてたとこはメーカーで、しかも自社でシステム組めるし
PCも売ってるし……だし、企画部門だからそういうの好きな人もたくさんいて……
だからよかったですが、
これが普通の会社ならそうはいかない。
ちょっと知識があると、会社中のPCの面倒をみるのに引っ張り回されて
死にそうになる。
ならないまでも本来の業務の邪魔をされて、そっちの評価が下がったり。
あれはほんと殺してやろうかという殺意が芽生えますな。
会社で使ってるPCはAthlon1000MHzが載ってたのですが、
こいつが3DNow!が死んでるという不良品。
だものであまり3DNow!を使いそうにないお隣さんのマシンと、
CPUだけ交換したんです。
850MHzと。
そしたら数分で固まる。
あれ、あれ?
と思って何度も電源のオンオフを繰り返すうちに、電源おシャカ。
自作機用の電源って弱くないですか!?
すぐ壊れません!?
しょーがないのでまた別のマシンと総とっかえしてもらいました。
HDDの中身なんか真っさらです。
バックアップはもちろんとってますけど、環境設定一からやりなおし。
うをーーーーーー。
だって僕の日給が1万円弱弱ですから、
僕が一日PCに時間潰されると、それだけでDELLの出張修理サービス
2年延長代金になっちゃうわけです。
しかもこんなことは年がら年中とはいわないまでも、
半年に一回ぐらいはある。
そらDELLも儲かるわ。
あ、余談ですけど自作機を組む場合、マザーだけはケチらない方がいいです。
マザーがダメだとHDD始めドライブ類にも悪い影響を与えがちです。
あんなもん動けばええわ、というのは間違いで、「マザーボード」っていうだけあって、
かなり肝心な部品です。
ちなみに僕はまだ一枚も壊れたのを見たことがないので、
GIGABYTEが好き。
-----
国内のPC系メーカーは軒並み不調だし、
Transmetaが次世代CPU開発に難航してるし、
明るい話題といえばP4が安くなってきて、845チップセットが出回りだして
SDRAMのP4環境が整いつつあることぐらい?
でもあのでっかいヒートシンクとファンを見ると、
PCの進化って一体なんだろう、とか思ってもみたりしますね。
あ、そうそう、明るい話題といえば
これじゃないでしょうか。
かわいいいいいいいい!!
今度のはかわいいですよ。
「萌え」と言ってもいい。
#しかもまたこの並んでる写真が考えつくされたやらしいショットですな(笑)
ネコ派ながたですら欲しいと思うぐらいで、
この勢いで是非ネコ型もお願いしたい。
家に5匹も実物が居るのに……
パクんのは簡単なんです。
でも、「自分でやる」気迫とプライドがないと、このデザインは出てこないです。
本家しかこれをできない、というのはなんちゅうか哀しいというか
それが正しいというか……
こうなると一個/一機/一台ではなく、
一匹
ですね。
時代は進んでますよ〜〜〜
ええ、もうすぐですよ!
実物より可愛い……
いやまあ、今日はそんなところで。
9/5 プリメーラ |
よい。
第一印象、近くで見るとやはり駐車場でも異彩を放つそのデザインに
惚れ惚れする。
スクープ雑誌などでファーストショットを見たときには
「あちゃー」
と思ったが、デビュー直前にいろんな角度からのショットを見て
「お?」
そしてデビューして街中を走り出して
「おおっ!?」
近しい人のモノになって間近で見て、
「おおーっ!」
である。
これぞまさしく良いデザインの浸透の仕方であろう。
「あちゃー」と思うぐらいでなければ目新しさは無いのだ。
最近は目新しくもないのに「あちゃー」なクルマは数多いが。
#例:イプ寒。
街で見かけると、凡百のクルマの中でコイツだけが異彩を放っている。
冗談ぬき、現在世界最高デザインのミドル級セダンであり、
これに比べればCや3といった保守本流は元より、
C5も156もモンデオも、お話にはならない。
それはもちろん日本車にも当てはまり、
アコード兄弟やレガシィB4などデビュー当時から古くさいクルマは当然、
最近のデビューだろうとヴェロッサとかああいうどうしようもないスキンチェンジ・カーでは、
恥ずかしくて横に置けない。
日本のミドル級だとまともに比較できるのは……
アルテッツァぐらいか。
スカイラインもまあ、いいかな。
AピラーCピラーがべったり寝ており、凶悪な居住性を想起させるが、
実はそんなことは全然ない。キャブフォワードで思い切りフロントガラスを前に出し、
ハッチバックかと思わせるほどリアガラスを目一杯後ろに引っ張ることで、
頭上空間は確保してある。
そしてこのなだらかなフォルムのお陰で、車高は1480もあり、これが
「広いが包まれ感のある」
独特の室内の雰囲気を醸し出す第一因である。
また、1480の車高とそれが生み出すマス感は、
街中でこのクルマをひときわ目立たせることに成功している。
同じく背が1500に迫るほど高いミドルセダンとして、トヨタにビスタがある。
彼にはアルデオというワゴンがあるが、あるが、あるが……
いや、みなまでは言うまい。
「才能のあるなし」
が芸術分野では完全にクリティカルである、
という事実を改めて思い知る。
と同時に冷や汗が背筋を流れる。
俺はビスタをデザインしてないだろうか。
繰り返すが間違いなく世界最高のデザインであり、
セダンとしては10年に1台あるかないかの、10年期を代表するクルマである。
このデザインだけで買う価値がある。
ワゴンは、ああいうDピラー斜め倒しの三角荷室ガラス系と考えれば、
セダンほどの圧倒的個性はない。
が、それでもボディサイドの幾何学的キャラクターラインも、
あの大胆な顔つきもセダンと同じ。
リアハッチガラスの思い切った曲線・曲面もよいと思う。
これの出るまではアコード・ワゴンがベストデザイン・ワゴンだと思っていたが、
今やこれと甲乙は着けにくい。
ただ、どれほど上手くまとめてあるかというなら、
Cとそのワゴン、あるいは156とスピードワゴンの関係を思えばいいだろう。
かなり良くできてると思うこのあたりと比べても、よく加工してある。
「セダンとワゴン、どちらを先にデザインしたかわからない」
というのはやはり、素晴らしい。
乗る。
インテリアがまたいい。
エクステリアだけ思い切って頑張ってインテリアのついてこないクルマは、
特に日本車に多い。
例えば現行型セドリックもそうだし、現行レガシィなどはデビュー当時から
先代の方が5年は新しい
と思わせる寂しい出来だった。
古くはユーノス500。
あれは外観はまさしくパーフェクト、絶対寸法が小さいが故に
パッケはぎりぎりだったが、それは我慢しようと思わせるだけの素晴らしい逸品だった。
が、中に入ると評価は一変、ただのオジン臭いマツダ車に成り下がる。
そのちょっと後のランティス・クーペもそう。
が、こいつのインテリアは全然エクステリアに負けていない。
よくあるラウンド型で、最近社会的にセンターメーターが許容されるようになったから、
それに乗ってるだけだろう、
と、僕も思ってた。
乗るまでは。
そうじゃない。
センタークラスターの立体造形が実に巧みで、
まさに「ITドライビング」のノリなのである。
あのCMを見たときにはまたどこの広告代理店がこんなトチ狂ったフレーズを、
そして日産もまたよくこんなクズフレーズをブッ通すなあ、
やっぱまだまだあかんなあ、
と溜息をついたモノだが、それは間違っていた。
あのセンター部の集中操作系はインパクトがある。
全くクルマを知らないが直観の鋭い人、
もしくは相当のクルマ好きしかも本質を見る目を持つ人。
どちらかの作品だ。
いや、失礼しました。
こういう立体の奇麗な、かつ理に適って使い易い造形というと、
他では先代のエスティマ(むろん大きい方)しか寡聞にして僕は知らない。
ドアの見切りへ流れていくところも立体的で、
それでいて無理はしていない。
ドア側のアームレストの前下がり角度なんか、「これじゃ社内基準は通らないだろう」
というぐらいズバッ、と前に落ちているのだが、
全く気にならない、どころかおかげでウィンドウのスイッチが使い易い。
ドアノブもいい位置にある。
こういうわけのわからん造形をすると大抵どこにドアノブがあるか迷うモノだが、
ぱっ、と手を伸ばしたそこに、ちゃんとある。
やるものだ。
と、ラウンディッシュなインパネの持ち主だった4代目プレリュードの元持ち主は思う。
ただし、センターメーター自体の是非については
僕はかなり懐疑的である。
ヴィッツにも乗って思ったが、
ああだからといって見やすいとは全く思わない。
(見難くもないのだが)
後ほど夜運転したのだが、夜に手元が明るくない、というのは
結構寂しかった。
夜ドライブはドライバーが主役、主役にスポットライトが当たらないのは
なんちゅうことや……
ま、それも慣れなのかもしれないが。
デメリットはそんなにないが、メリットもそんなにないでしょう?
というところかな。
明らかに「見やすさ」というメリットを捨ててデザインやリモートコントロールや
空力を取ったドアミラー/フェンダーミラーのような、トレードオフ関係ではない。
好き嫌いの問題だが、位置はともかくメーター自体の造形が
平平凡々なのはどうだろうか。
これならヴィッツのデジタルパネルの方がいい。
アナログが悪いとは言わないが、たとえばレンダリング・グラフィックだけでも
もうちょい工夫するとか、
プレセアでやったように色つきのメーターにするとか……
あ、文字盤のフォントは最悪。
最近街でもWebでもうじゃうじゃ見るフォント。
「今、新しいこと」
っていうのはクルマ作りではやっちゃだめでしょう。
だって今Chicago見ると寒いでしょ?
……ていうようなことはことはデザイナー自身が一番よくわかってるだろうから、
確信犯。
しかしイン/エクステリア共にここまで大胆にやってるんだから、
こんな小さいところもっと飛んでもええやろう、とは思う。
……でもビートのゼブラ柄シートは誰も理解しなかったからなあ……
クーペ・フィアットの変なタイヤハウスは鷹揚に理解するのによ!
ナビは平凡。
今の基準で言えばこの程度のことはやらんといかんだろう、という程度のことを
ちゃんとやる。
ただ、時代は恐ろしい速度で進んでいる。
今、カロッツェリアのトップナビはCDを食わすとmp3に変換して貯め込み、いつでも聴ける。
HDD内蔵でポイントポイントをHDD側から読むので、ルート検索は瞬速。
つまり今、すでに最新鋭ではない。
しかしこのクルマのインテリア造形からして、ナビをつけないということは考えられない。
よそのクルマならともかく、こうやってしまった以上、
あまりに時代遅れにならないよう、それこそモデルイヤーごとに進化させる、
あるいは5年間はDVDを無料送付……
そのぐらいの勢いが必要だろう。
現行プリメーラオーナーは声を荒げて日産に叫ぶがよい。
重箱の隅をつつき倒したが、
基本的には大きく満足である。
外からも中からも「おお」と思えたクルマは実に久しぶりで、
この時点でながたさん結構気分が高揚している。
もう走りなんてどうでもいい、という勢いだが、そうもいくまい。
続きは明日。
9/4 時代の流れ |
ベッドの上、天井に貼られた
加護亜衣そしてモー娘。ポスター。
加護ちゃん素敵に微笑む。
そして机の周りに並ぶ加護グッズ。
ニコニコしながら説明してくれるぴろかずさん。
もうアイドルとかそんな歳になったか……
と感慨深いながたさん、思わず
「いや、僕も小学校の時に
伊藤つかさのポスターが欲しくてアキレスの靴を買ったものだよ」
などとつぶやきかけるが、
ぴろさんはそんな人物を知る由もなく、説明もしにくいので断念する。
きっとそれは、僕らにとっての
百恵ちゃんはおろか森昌子。
なんたって17違いだから。
「えっ? あのおばちゃんを?」
とか言われない分、
聖子ファンなどに比べれば幸せなのだろう、きっと。
そう考えるとキョンキョンには「女石坂浩二」の称号を授けよう。
ああそうさ僕は昔からタヌキ顔のイモっぽいのが好きなのさ。
当時14歳でベストテンに出れなくて……
ぴろさんは久米宏が歌番組の司会をしていた事実を
知ってるのだろうか。
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しかしそんなぴろさんに「モー娘。のコンサート行きませんか」と
誘われて「悪くないな」と思ってしまううちはまだまだ若いこずえみどり。
みなさんご存じですか。
今太平かつみは嫁と組んで漫才をやっていることを。
「よかったね、かつみちゃんも」
「ああ、よかった、よかった。なにが幸いするかわからへんなあ」
そんな会話が繰り広げられる大阪の日曜昼下がり。
ちなみに前の相方はディスカウントストアチェーンの社長の娘婿になって
引退した。
これも人生、あれも人生である。
ジャリズム、あそこまで行ったのに……
後藤真希で味をしめたのか、
昔は「個性が少々きつくても、グループとしてまとまった時に味が出ればいい」
と抜かしていたつんく王も、最近では
「単品でもなんとかなる」
カードを主眼に置いて集めつつあるような気がしないでもない。
などとWebで新メンバーの写真を見たりしながら思う。
最初はああいう「完全B級品」にメインストリームの人々が殺到する様が、
ヒステリックですごくイヤだった。
が、見方を変えてみれば
「アイドルやねんからこんなもんでええやん」
というのは確かに理屈として成り立ってなくもない、し、
正しいと言えなくもないような気もしてきたような気すら若干する。
あきらかに「イロモノ」「企画物」を狙っていた当初から、
知らん間に方向性をジリジリ変えてきてる。
ユニクロ化。
「チープ」ではなくて「安い」。
「半端モノ」ではなくて「選択の余地」。
それでいてちゃんとアイドルで、
プラス今や街中の人がユニクロのシャツを着ている。
ただし。
ただし、そういう方向性にシフトせざるを得ないというのはあるにせよ、
それは諸刃の剣の危険性はたっぷりあって、
当初持っていたあの絶望的なチープ感とか、そういう個性は
失っていくような気もする。
もちろん、そんなものに郷愁とシンパシーを感じていたような人々は
割合的にも絶対数でも商売的には何の意味もない人々なのだろうけれど。
ただ、まあ、そういう人は寂しがってるのかな、と。
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人の好むもの、というのは実はあまり変わらないのだが、
時代だけは移り変わっていく。
寂しくもあれば、新しい時代の風が心地よい可能性も、ある。
そんなことを考える、9月の始め。
風が涼しくなってきた、夜。
9/3 イタリア料理店「カルーソ」 |
昨日イタリアから帰ってきたばかりというシェフが腕を振るう。
オーダーは奥様。やりとりが楽しい。
「ホワイトボードの「今日のおすすめ」を上から全部……
というのははしたないですか」
「完璧です」
リターンエース。
食べる前から高まる期待。飲食店はこうでなくっちゃ。
アンティパスト盛り合わせと海の幸マリネをつまみ、
ワインを空けながら料理を待つ。
が、もうすでにアンティパストからして質・量ともに大満足。
飛行機に乗ってやってきたサラミも生ハムもいいのだが、
なんといってもオリーブ。
なかなか大ぶりのオリーブに出会う機会がないオリーブ好きながたさん、
思わず奪うようにかじりつく。
美味しい。
そしてパスタ。
ほうれん草練り込みのフェトチーネ、麺もさることながら
こいつにかかってるパルメジャーノの優しい薫りに
チーズ党ながたさん被瞬殺。
そしてもちろんめっさ美味い。
ナスのトマトソース、チキン香草焼き、ステーキ、白豆とポークソテー、子牛のカツレツ……
美味い。
全皿常に残ったソースをパンでさらいながら食うのだが、
これまたパンも美味いよってに次々に追加注文。
そしてボリュームが多い。
6人でも一切れずつあるから、2人だとあまり皿数を頼めない。
でも大勢で来ればいろいろ注文して楽しめる。
イタリア料理は大勢でガバガバッと行くに限る。
育ち盛りぴろさんもいるし食いしん坊万歳なokbちゃんと僕はさらに追加。
ミックスのピッツァにペペロンチーノにカルボナーラ。
ベタや……
でもベタだけあって実力のほどがわかりやすく、
そんだけ食べといてもまだ20cmクラスのピッツァが知らん間になくなる。
カルボナーラは卵系。
卵の味と食感の勝ってるタイプ。
カルボナーラにはとてもうるさいながたさん、実は卵系よりもクリーム系の
方が好きなのだが、それでも認めてしまう卵系。
ペペロンは転がっているにんにくをそのまま食べて
「うめえっ」。
御大はグラッパというお酒を煽って胸を焼く。
僕も焼いてみたがこれは帰れなくなると微量で断念。
確かにこれを食後に飲めばすっきりはするであろう。
まだ続く。
最後にデザート。
レアチーズケーキ(ティラミス)か、マロンスポンジのケーキの
セレクタブル。
悩んでるとokb、ニヤリと笑う。
「どうせ両方食べますから」
もちろん追いつめられればチーズを選ぶながたさんは
ティラミスにしたが、切れが小さかったからとマロンも少し乗ってきた。
マロンもいいのだがやはりティラミス。
マスカルポーネと生クリーム比率が絶妙で(そしてもちろん各々が美味い)
口の中で瞬く間にとろっ、と溶け、
下のパイ生地に染みたこれまた上質の珈琲の苦みと
舌の上で混ざり合う。
美味いっ!
最後のデザートが美味いと、全部美味かったような気にさせられますな。
ていうか全部美味かったけど。
コーヒーまで。
お料理の方は向こう的、というか
味付けの濃いタイプをじゃかじゃか出して
「さあ喰え」
なのに、デザートと飲み物はあっさり繊細だったのが日本風心配りか。
ヨーロッパだと普通最後のデザートもコッテコテやから……
シェフと御大の軽やかな空中殺法の撃ち合いを
眺めながら、紹興酒などをちょっとだけ。
杏の味がする。
くそ、やっぱり電車で来るべきだった。
そして実はクライマックスはお店を出てから。
「いくらでしたか?」
「24000円でした!」
1人4000円!?
あんだけ食って飲んであの味で!?
8000円取られてもなんの文句もないクオリティとクオンティティでしたよ。
ええ。
客層も「ベルリンフィル」とか「先生」とか
謎単語が飛び交う素敵加減。
「ふっふっふ、客層が拡がる人を連れてきたのですよ」
とokbちゃん。
次回ぱわね大阪ミニオフはここに決定。
ただし常時お客さんでにぎわってるから予約は大変そう。
平日が望ましいのだが……
世の中にはまだ見ぬ強豪がたくさん居る。
痛感した。
そしてこれほどのよい店にしてあまり知られていない理由。
ほら、僕も場所はちっとも書いてないでしょ?
そういうことです(笑)
9/2 そして歯医者 |
決定した。
こねこね……
ぐいぐい……
しゅいーんしゅいしゅいしゅい……
しゅいーん……
「はい噛んで……」
「あが」
「ぎりぎりぎり」
「ぎりぎりぎり」
×5。
うむ、そこそこしっかり噛み合うぞ。
もうおせんべいを躊躇わずに噛める。
食後女の子の前で恥ずかしそうに爪楊枝を使う必要に駆られたら一体どうするんだトイレに駆け込んでこっそりやるのかイヤ待てそもそも爪楊枝を手にするという行為自体がじじくさいであろうそれならばマイ爪楊枝を持ち歩くという手もあるしかしそのマイ爪楊枝をどこから取り出すかは結構なポイントだまさかポケットにいつも忍ばせるわけには行かないしそもそも一本単位の紙で包まれたものは紙が汗とかでぐしょぐしょになりそうなイヤ待てジョリーパスタのレジ前に置いてあるのはビニールのカバーがかかっていたようないないようなそうだあれにしようしかしあれってどこに売ってるのだイヤ待てそれより一体常に何本携帯するべきなのだ詰まりモノというのは取れるときは簡単に取れるが取れないときは徹底して取れないものだからなそんなこんなでトイレに長時間ひきこもるというのもおかしな話だろう第一そんなことをすれば折角盛り上がったムードが。
という不安はもう無い。
そして歯石を取る。
ガキッ! ガキガキガキッ!
ギリッ! グリギリゴリッ!
痛い痛い。
虫歯治療よりよっぽど痛い。
口をゆすぐと真っ赤な血。
そして歯石の貸すがボロンボロンと。
鉄分の味とシガシガの気持ち悪さが同居する。
ガキガキを、これも5セットぐらいやった。
ある程度削り取ったらお次は研磨。
シュイーーーーーーーーーーン……
シュインシュインシュイン……
シュイーーーーーーーーーーン……
ああいうのってさ。
研磨機っていうことはバフみたいなのが高速回転してるわけでしょう?
あれに舌が巻き込まれたりしたらどうなるんでしょう。
これがホントの巻き舌。
シュイーーーーーーーーーーン……
「あっ」
『あっ』!?
『あっ』ってなんなんです先生!!
しかし何事もなかったかのように研磨を終えた先生は、
丁寧に作業の解説をしてくださった。
とりあえず下の歯だけ。
上の歯は下の様子を見てまた来週。
今回は1200円なり。
うーん……
歯の治療って……いつも思うけどめんどくさいですよねえ……
でも、家に帰って鏡を見ると、
びっくりするぐらいつんつるてんになった下の前歯が眩しかった。
ちょっと嬉しい。
歯石取り、お薦めです。
-----
最近は土曜日は、何事も進まない。
ただいろんなことをやっている。
★にんにく卵黄途中経過
まだ効いてます。
というか、効いてる状態がデフォルトになってきて、
効いてることを自覚できなくなってきてますが、
でも明らかに活性は以前よりあります。
ちょっと前の僕なら、一日に歯医者行って獣医行ってクルマ屋3軒回って
地元の洋食屋行ってJリーグ見てJ也さんと話してほえなが3日分書いて
MR-Sに乗るRS-1さん(ややこしいなあもう)としゃべって鯖王さんHERO人と
PSOやろう、
なんて思わなかったもの。疲れてて。
3袋追加発注してたのが来ました。
フッフッフ。
9/1 小さなクルマ5 |
ペチャを病院に連れていった帰り、
話をしていると色の話になった。
「プントというイタリアのクルマはイイ色ばかりで、
目移りするぐらいだ」
というと
「イタリアのセンスは私に合っている」
などと妄言を吐く。
これ幸いとばかり家に帰ってカタログを雨と降らせる。
ウチのまま上はもともと男性っぽいものが好きで、
ひいじいちゃんの形見であるオメガ・シーマスターなども
平気で着けたりする。
プントのエッジの効いたデザインがお気に召したらしい。
206/ルーテシア/ヴィッツ/フィット
と見せた中でも、一番お気に入り。
これ幸い。
J自動車へ拉致する。
実車を見ても「かわいい」と実に好感触だったが、
運転席に乗ると一転、首を傾げた。
「前がちょっと」
という。
女性にありがちな左前見切りの悪さに注文をつけているのかと思いきや、
よく聞いてみるとどうもスカットルの高さが気に入らないらしい。
#スカットル……えーっとインパネのというか運転席の前の板の
#一番上の線……というか大雑把に言えば運転席から見えるボンネットの高さ
そういわれてみれば確かに、プントのスカットルはかなり高い。
ちょっとそびえ立っている。
あれはデザイン要求なのだろうか?
試乗する。
僕が。
1200スピードギア、CVTの6速セレクト付き。
えーっとね。
悪くないよ。
特に6速操って山を走ると面白いと思う。
でも、CVTの制御ぐせとかは、かなりマシになってるとはいえ
フィットなど最新日本車には遠く及ばず、
なによりペダルレイアウト・オフセットがかなりキツイ。
いや、意識しないとアクセルペダルを踏み損なうぐらい左に寄ってます。
あとステアリングはキビッ!って感じで入力の入るタイプで、
その辺はイタ車。
うーん……
万人お薦め、というほど乗り易くはないです。結構、クセあります。
慣れの範囲ですけど、クセのあるクルマが欲しいなら1.8のアバルトにした方が……
ということでJ自動車を後にして勢いでフィット。
試乗車も置けないぐらいの大人気。
まま上、一目見て「カエル」。
運転席に座ると、「まあこれならあんまり違和感はない」。
しかしフィット自慢のシートアレンジには全く興味を示さない。
僕が一人でまるでキャブオーバーワンボックスのように
真っ平らになった後席空間を見てビビる。
どうにもカエル風味が気に入らないらしい。
まあしかし悪くはない選択だ、という風ではある。
そしてヴィッツ。
カタログの段階では
「マーチによく似ている」「これでは代わり映えしない」
とけちょんけちょんに言ってたのだが、
彼女は密かにトヨタ党なので、見れば気に入ると思っていた。
以前訪ねたお店にもう一度行くと、展示車も無いという。
ヴィッツの展示車がない!?
お前らどのクルマ売るつもりだトヨタネッツ○○!!
毒づきながらエグに乗りこむと、
「確か西田辺のあたりにトヨタのお店があった」
とまま上情報。
ほら、トヨタ党だ。
で、行ってみる。あった。同じネッツでも、別系列販売店である。
そういえばここは昔、S上博士とチェイサーを見に行ったっけ。
立ち上がったセールス氏の応対は流暢華麗で、
1分話しただけでやり手セールスとわかるタイプ。
まあ、クルマのセールスさんはやる気のあるタイプか
友達になれるタイプかどちらかに限る。
まま上、やはり気に入る(笑)
「よかったら乗ってください! 社員の車ですけど、用意しますんで!」
これが応対というものだろう。
で、オド250キロの新車F・Dパッケージ10ミリオンに乗る。
さっすがトヨタ車。
ごまかしどころを徹底的に確実にごまかしている。
860キロの車重に1000ccオーソドックスATというのは、
日本の道路事情では絶対に成り立たないローパワーなのだが、
踏み始めにインジェクション・スパイクを入れて
トルク増強比の大きな(=ダルな)ATでトルクを稼ぐ、
トヨタ十八番の「嘘出足ダッシュ(別名:出足だけダッシュ)」で確実に誤魔化す。
タイヤとダンパーが恐ろしくプアなのは、
頑丈なボデー(トヨタ表記)と柔いブッシュで
ボディだけはまっつぐ突き進ませてフラットライドっぽく誤魔化す。
バネ下はどこへ飛んでいくねん、という不安な動きをひょこひょこ
やってて、僕なんかだとちょっと怖い。
が、この乗り味を「怖い」と思う人はヴィッツなんか乗らないのだろう。
上屋は直進してるもの。
ま、ただ。
さすがトヨタの、いや日本の誇るコンパクトカーだけあって、
総じての乗り味はとても上手くまとめてある。
パワーの無ささえ眼をつぶれば、
とても1000ccのクルマとは思えない。
マーチが「1000ccのクルマなりに走らせる」自然なフィーリング、
フィットが「オンオフスイッチで走らせるゴーカート」なデジタルフィーリング、
だとするなら
ヴィッツは「2000っぽく誤魔化して走らせる」ヴァーチャルフィーリングとでも
言いましょうか。
でもその誤魔化しはすごく高度で、
フッ、と「今コンパクトサイズのクルマに乗っている」ことを忘れさせる。
そこは、お見事という他はない。
ま、明らかにパワー不足だがそれは今の1000マーチでもそうで、
今と変わらないと言えば変わらない。
我慢のしどころだろう。
社内に戻ってセールス氏と商談。
フィットの話を出すと、針の先のような弱点を的確に突いてくる。
「バンパー下のエアインテークにメッシュが張ってない・飛び石が危険だ」
「カセットがついてない」
「CVTの違和感がある」
などなど。
しかしクルマ屋の友人から「フィット対策ビデオ」の存在を
知らされていた(ていうかどこでもいつでもやってることだけど)
ので、
「リアヘッドレストも無いグレードのクルマに安全性云々を言う資格はない」
「AUX端子があって、手持ちのポータブルMDを直結できる」
「ヴィッツより3倍速くて燃費は逆にいい」
と、ツッコミ返す大人げない真似は止めておいた。
喧嘩しにいってんやないから。
まま上は特別仕様車のガンメタをいたく気に入る。
流れは完全にヴィッツである。
-----
しかし家に帰ると「もったいながり」の大正女、ぐらんまま上の辛辣な一言が待っていた。
「あんた(新車を買うほど)そんなに乗るのか」
乗るわけがない。
乗るわけがないが、以前にもお話ししたとおり
「乗れない状態」に置くとその他の家族がノイローゼになりそうなぐらい
文句を言うのである。
実の母親なんだから娘の性癖ぐらい把握しておくべきだ。
貴女と私が常時精神的ストレスに晒されるぐらいなら、
100万ぐらいドブに捨てたって構わないではないか。
それとながたさんはやはりクルマが大好きなのである(笑)
新車
というだけでワクワクドキドキ、それがまま上のものだろうが
1リッターだろうが、そんなこたどーでもいいのだ。
てなわけで次回は来週末であろうか。
まだまだ続く。