10/31 気がつけば |
今月はしんどかったなあ……
来月もしんどいのかなあ……
その次の月も……
ま、物理的なしんどさがほとんどだというのが救いでしょうか。
今取り組んでる仕事は楽しいです。
うふふ。
もうすぐ完成ですよー。
販促キャッチコピーとか考えるの楽しいですよ〜。
高校生の頃からやってること一緒のよーな気がするんですけど……
ひとまかせのポスター考えてたあの頃……
ちなみにあの頃は絵が描きたくてウキウキとポスターを描いてました。
酷いときには劇団、地歴部、クラスで10枚ぐらい一人で描いたこともあります。
チラシの原稿とか。
懐かしいなあ……
その頃は横に沿えるキャッチはおまけみたいなものだったのですが、
そっちを専門にやることになるとは夢にも思いませんでしたよ、ええ。
ただ最近よく思うのですけれど、
絵描きさんの道には進まなくてよかったです。
僕には「デザイン」の能力がないんです。
色も苦手なのですが、まあこれは無難無難で誤魔化しが効くのと、
ある程度パターンで突っ走ってそれが個性だと言えなくもないのですが
(地味好きで同系色グラデーションばかり多用するのは手を抜いてるだけじゃなくて
そういうのが好きなのです)
センスもしくはトライアンドエラーで
新しいデザインを創造していく
という作業がエライ苦手で。
ゲームの設定資料集とか見ると、(特にコンシュマーのファンタジー系とか)
「この人の頭の中どうなってんねん!」
というぐらい確固たる世界観で統一されたデザインがドバドバッと描かれていたりして、
腰を抜かします。
単品やったらともかくあんなん絶対無理。
文章でも煌めくような言葉や美しい表現より、
普通の単語普通の表現を使って、テンションとパワーでねじ伏せる、
恐怖のベタライターですし。
だからいつも言うてますやん。
美味いカレーや美味いカツ丼は、誰でもにわかる本当に美味いものなんですって。
こういうのは性格の奥深くに起因することなのかもしれませんね。
中井美穂さんはサッカー選手でも
服部、松田、森岡……
といった「守備職人」が好きだそうです。
さんまちゃんそれを聞いて曰く、
「そら古田と結婚するわ」。
まあ、持って生まれてる志向というのはどこへでも同じように発射されるもので……
てことはなんでしょう。
古典的日本画とかやれば向いてるのかな?
音楽だとクラシックとか。
それもちょっとちゃうような気がするなあ。
ま、絵は楽しく描くのが一番です。
仕事でなくてよかったなあ、とか空いた時間に落書きしたり。
10/30 Microsoftの光学式のワイヤレスのマウス |
てことでそれ。
結論。
割といいんですけどちょいと重い。
75点!
フィット感はいいですよ。
でかそうなデザインですが、小さめの僕の手でもしっかりフィットします。
先代Explorerはおろか、なすび型が我慢できない僕でもOKですから、
手の小さい人でも大丈夫だと思います。
反応は悪くないです。
ただ、重いので慣性が大きくて、それで初動が引っ掛かるような気がします。
それを意識して動かすと解消されるので、気のせいでしょう。
単三2本内蔵というのはなんとかならんかったもんでしょうか。
単四になるだけでも随分軽量化できたと思うのですが……
前に使っていたのが光学式のコード付き(IntelliMouse Optical)
これと比べるとなんとなーくポインタの動きに癖があるようですが、
それも2日使えば慣れると言えば慣れました。
そんなには気にならないです。
あと、デザインが複雑なので
「どこが正面前やねん」
というのもわかりにくいですが、それはソフト的に換えることもできますし、
それも慣れです。
ポイントは重さです。
店頭で触るときは、フィット感と右左に
「接地させたまま」動かす
程度だと思うのですが、それだと重さがよくわからないと思います。
実際のマウスでポインタを動かす時同様、
軽く持ち上げて動かしたりしてみてください。
気にならなければいいです。
期待していたワイヤレスですが、
思ってたほどは便利ではなかったです(笑)
まず結局はマウスを動かすスペースが必要ですから、
どこかにスペースをひねり出す必要があるわけで、
それができるなら別にマウスをどこかへしまってしまう必要もない。
また、障害物に致命的に弱く、例えば受信部とマウスの間に、
ノートPCが液晶を開けて突っ立ってるだけでもうダメ。
これでは左手にデスクトップのモニタを見ながら、
正面にノートPC、右手にデスクトップ用のマウス、
という野望は実現不可能です。
また、電波干渉もなくはないようで、
ArtPadFun(タブレット)
のスタイラスと一度干渉が起きました。
それほど頻繁に起きるものではないので、使い物にならない〜ほどではないですが。
僕としてはもうちょっと使ってみて、
あまり馴染まないようならIntelliMouse Opticalに戻そうかと思っています。
これは万人にお勧めです。
「光学式は不安」
というあなたにも。
ええ、僕もそうでした。
今でも家ではWheel Mouseというノーマルノーマルなマウスを使っています。
ですが、
「マウスパッド不要」
というのは、せまーいオフィスで使う時には抜群の威力を発揮します。
Explorerシリーズと違ってOpticalとWheel Mouse Opticalは小さめですし。
ボタンのクリック感、抜群の耐久性、
そして部品の信頼性など、
マイクロソフトはマウスとキーボードは一級品です。
Logitecも性能や耐久性は悪くはないのですが、
あそこのはいつも音が安っぽいので……
金持ちの道楽部門だからでしょうか。
これがOS部門だったら……
と思うマイクロソフトハードファンは少なくないと思います。
10/29 アルファロメオ147 2 |
そしてその足で日本橋まで下って、新装なったテクノランドへ赴き、
えらく買いやすくなったのに感動して散財。
24倍速CD-R。
マイクロソフトのワイヤレスの光学式マウス。
PFUのHHKLite2、日本語。
「マイクロソフトの」ワイヤレス光学式は出たら買おうと思っていたので、
9800円は我慢して即決。
サイズ大きそうに見えるけど、微妙に肉抜きしてあるので
手へのフィットは悪くないです。
HHKは仕事場のDT用。
最近なにやらヘタ絵を描いているのでスペース節約用に……
24倍速は無論プレクスター。
SCSIを排除したい……と思ったのですが、
よー考えたらやっぱりテンポラリバックアップなどはMOの方が使い易いので、
もうしばらくはSCSIから離れられそうにありません。
24倍速は今までのMO資産をすべて焼き切ったらまま上マシンに刺さって
大活躍の予定です。
全部で4万円ぐらい。
おあとソフマップへ行ってCD-Rの50枚バルク3090円也。
「買い物高2年連続上位20%以内」
の強者だけに与えられる、勇者の勲章、黄金の
「クラブSカード」
を持っているとなんと支払いの際に
「いつもありがとうございます」
というサービス挨拶がプレゼントされるのだ。
あっはっは。
あんま嬉しくない(泣)
あれですな、ヨドバシがくるビックが売りまくる、
ソフマップのみならず関西の老舗もうかうかしてられまへんな。
重〜い荷物を担いで家に帰ってメシ、
そしてマーチに飛び乗って日産サティオへゴー。
嫁ぎ先の決まりつつあるマーチ、
ただアクセルを踏むと
カラカラカラカラカラカラカラカラ……
と音がする。
オイルとフィルタとリアワイパーゴムを換えてみたが治らない。
日産のサービスマンに相談すると、
「……長く乗ってらっしゃらないのなら、
ガソリンが変質してノッキング起こしてるのかもしれません」
持っていって調べてもらうと、やっぱりそうだった。
てことで抜いて入れてもらう。
時間だけは結構かかった。
持って帰って6時すぎ。
いつものホンダのセールスさんに電話して、
個人売買時の書類を教えてもらいに行く。
ついでにもらっちゃったり。
いつも手間ばかりかけてすんませんな。
いつかCR-Xが帰ってきたら買うかもしれないのでその時まで……
で、7時すぎとかで家でハッと電話を見ると、
「着信あり」
g石アナである。
電話した。
9時過ぎまで。
「2時ぐらいみたいやね」
「いつもそんなんやからねえ」
「また2時に電話しようか」
「いいよ」
結論は笠木忍はイイ!てことで……
夜は早速PCをばらして24倍速をねじり込み、
焼きまくっ……
ろうとしたら、懐かしいデータが一杯出てきて
ぜーんぜん進まなかった。
まるで部屋の掃除状態である。
そうそう、このころ「To Heart」のCGばっかり集めてたんだよなあ……
とか。
で、寝たのは2時。
なんだか異様に密度が濃かった一日であった。
なにせ明日は日曜日。
仕事の日である(笑)
今日ぐらいゆっくりしてもいいだろう……
というか全然ゆっくりしてないやん。
なんで忙しい時に限ってクルマが痛んだり
クルマを売るという話になったり
東京から帰るから呑みに行こうという話になったり
神戸へ行くから呑みに行こうという話になったり
Yahoo!BBの工事がちょっと進んだり
整体の予約があったりするのだろうか。
わからない。
仕事が終わるのはもう少し先。
もうちょっとだけ眠い日は続く。
高校時代、11/3の文化祭に向けて追い込んだあの日々。
10月後半から11月は得意中の得意。
負けない。
10/28 アルファロメオ147 2 |
よいよい。
盾のグリルも上から見ると写真ほどえぐくない。
高さも1400ちょい、ボリューム感も大きすぎず小さすぎず。
座ってみた。
よい感じ。
156ほど大げさでもなく、145ほど事務的でもなく、
細かい質感はしょうがないとしても、
デザインはさすがアルファ。
ポジション取れる範囲の広さもさすが欧州車。
ぴたり、と決まった。
「試乗車は!?」
「ありますよっ!」
乗った。
2000ツインスパークセレスピード。
MTベースのセミオートマチックである。
ようやくという感じで出てきた、
「パドルシフト」の「MTベースの」セミオートマ。
よい。
慣れないうちはシフトアップでギクシャクするが、
MT同様にアップする時に「すっ」とアクセルを抜いてやると、
実にスムーズにショックもなく変速する。
ダウンはさらにお任せ度が高い。
CITYモードというフルオートマモードの出来も悪くないけど、
やっぱりパドルシフトだ。
これですよこれ、これを「モナコGP」の昔から、
もう10年以上も待ってたんですよ……
ぐいーんかーんぐいーんかーんぐいーんかーん!
で4速巡航。
気持ちいいよ〜〜〜。
ダウンシフトも案外忘れないもので、
知らずに2速まで落としてる。
車速がゼロになると自動的に1速へ。
MT派にとっては、クラッチ踏まなくていい分、
そしてシフトまで手を伸ばさなくていい分、
ベラボウに楽。
そしてMTの楽しさもちゃんとある。
でもAT派にとっては……
うーん、CITYモードがもうちょっとスムーズだったらいいんですけど、
トルコンなしでは難しいですよね。
トルコンが入ってないからこそキレのいい変速を楽しめるわけで、
それは酷な注文か。
ともあれとても気に入ったり。
相変わらずT-SPARKエンジンは低速トルクが細めだが、
そこはそれ回りたがる気持ちと、回したくなる元気良さでカヴァーする。
ハンドリングは実に軽やか。
重い2000を抱えるFFとは思えない。
インテRとかちょっと見習って欲しいと思うぐらい。
サイズが適切なこともあって、運転が実にしやすい。
ミラーの形とかヘンテコだし、前も見難いし、
アルファ伝統の馬鹿でかい回転半径で
「おいおいどこまで行くねん」
というぐらい大回りするのだけれども、
それを補って余りある人車一体感。
ボディ剛性なんかたいしたことないし(もちろん悪くはない)
脚も硬いけど、ぜーんぜん不快じゃない。
こういうのやらせるとやっぱりイタ車は上手い……
ごまかされてるんだけど、
ごまかされりゃいいじゃん、という……
-----
気に入った。
先週のスカイラインよりさらに気に入った。
やっぱりクルマはあのぐらいのサイズまでが楽しい。
スカイラインぐらいになると「乗せられてる」感が出てくるので……
「運んでもらってる」かな。
そしてお値段は295。
スカイラインにナビつけたのと大体同じ。
欲しい……
やっぱりATFの交換は止めて、来年の車検前あたりを目指して
貯金に貯金を重ねて……
だが家に帰ってよーく考える。
あれが果たして
1700エンジンのコンベンショナルMT250万円
なら、欲しいと思っただろうか。
あんま思わない。
やっぱりセレスピードあったればこその147である。
そんな高々ミッションが変わったぐらいで欲しい度合いが変わるクルマ、
果たして本当に欲しいのか。
うーん。
でもそれもこれも含めて、走って気持ちよかったしなあ……
それに事実、スカイラインと147とどっちかくれるっていうなら、
今なら147……
なによりクルマは、座って走って
「しっくり来た」
というのが長年つきあえるコツだと思います。
5台乗ってますが長い2台(プレリュード、エグ)はどちらも
1回目の試乗から時間が経って、
2回目の試乗をまたやりました。
147の2回目の試乗は果たしてあるのか。
あるのかあるのか。
フラ車の次はイタ車?
茨の道を抜けたと思ったら
おっとイガイガの道がそこに……
-----
ていうかパドルシフトを初めてやるのは日本のメーカーだと信じてたのに……
(特に富士重か三菱)
覇気がないぞ覇気が!
万人おすすめではありませんが僕は気に入りました。
10/27 アルファロメオ147 1 |
とりあえずサスがピョコピョコするエグエグをディーラーへ持っていく。
「スフィアだと思うのですがいくつ換えればいいでしょう?」
「見てみましょう」
リアハッチやボンネットを押して……
「全部替えはった方がよろしいです(苦笑)」
ついでにLHM交換、それにATF交換とリアのブレーキローターからの異音チェックを
含めて、見積もりをもらうことにした。
20まんえんこ〜〜〜〜す。
ハイドロシトロエンの一つの山はここで、
スフィア回りの寿命が4-5年、もしくは4-5万キロでくる。
(経年でも来るので、僕のは21000しか走ってないけど来た)
これを全とっかえすると15万かかる。
5年目の車検を前にして下取りも50万を遙かに下回る。
ほんじゃあもう……
ということで中古車へ流れる。
ここでやっちゃうとあと3年、7年目直前までは粘れる。
ああ、まあ、7年コースかな、
とか思いながらサービスマンさんと歓談。
お題は88年式フェラーリ328GTS。
距離57000、色黒、内外装美装、むろんコーンズ。
お値段550万円。
550。
「無理しようかなと思う値段ですね」
「無理しようかなと思う値段ですねえ」
「いつかはフェラーリですね」
「いつかはフェラーリですねえ」
「でも僕、328はあんまり印象にないんですよ。
スモールは308か、縦置きの348……」
「348から後になると、大きいので取り回しが大変なんですよ。
308はこれがまた程度のいいのが少ない。
これ、クラッチもいい感じの重さですよ。
308みたいに重すぎず、348以降みたいに軽すぎず」
「売ろうったって金なんかないですよ。
半額だったら今サインしますけど」
「あっはっは」
そしていつものセールスさんと。
「……ちょっと八尾まで商談に。
アルファ売ってきましたよ」
下取りは現行型インプレッサ、WRX-STI、ブルーメタリック、
マフラー交換+オーディオ交換、走行距離、
27キロ。
「27キロ!?」
「八尾から持ってきて10キロ増えました。
17キロでしたよ」
「……いくら?」
「……オール込み240!」
「う〜〜〜ん!」
いちおー座ってみた。
リアシートビニール被ってるよ(笑)
でも、アウトサイド見てもインサイド見ても、
このクルマはどうにもこうにもカッコワル……
いというか、「カッコがない」というか……
ヘッドライトなんかよく見ると頑張ってて、
単品で見るとわりと悪くないんだけど、
どうして全部まとまるとあんなにどうしようもないんでしょう……
「やめ!」
「若者向けやねえ……」
わしゃ若者やないんか。
てことでアルファ147。
「……カッコイイですね」
「でしょう!?」
「実車は全然カッコイイじゃないですか」
「でしょう!?」
「売れてますか」
「おかげさまで」
ふむ。
アルファ147は完全ノーマークだったのだが、
実車を見てガラッとイメージが変わった。
これはもう少ししっかり見る必要がある。
10/26 くせ |
ウチの母親は
「食物の残りを冷蔵庫に入れ忘れる」
という主婦としては致命的欠陥を抱えており、
それは僕が物心ついてからの25年、治ることはない。
もちろん死ぬまでそうであろう。
本人はその問題点は重々把握しており、
入れ忘れた腐りやすい物、例えば好物(主食といってもいい)の寿司などが
1日でダメになっては
「冷蔵庫入れとかなあかん!
ほんまなんでもすぐ入れとかなあかんわ!」
と絶叫してはその夜、タッパウエアが食卓上に散乱している。
これを25年(かそれ以上)。
もう無理である。
癖と言うよりもそれはもはや運命なのだ。
ぐらんまにもある。
これがまた始末に負えない。
「食卓で嫌な話をする」
というものである。
カレー食べてるときにウンちゃんババライスの話とか、
そういう尾籠な話ならまだいい。
もっと暗い話題・嫌な話題である。
僕が学生の時はよく成績について突っ込まれた。
サラリーマン時代は結婚について。
無職の時は就職について。
僕は自他共に認める30文ぐらい安い超おばあちゃんっ子であるが、
この時ばかりは殺気を覚える。
特に僕は
「メシを食う幸せが人生の幸せのかなりのウェイトを占める」
人なので、その幸せを邪魔されると本気で腹が立つ。
かくして今日もボケ老人の
物理的危険ボケ(間寛平師匠の芸のように、ステッキを振り回してかつ叫ぶ)
について延々聞かされた。
シチューは心底不味かった。
僕が偉そうな飲食店を認めない理由はここにある。
所詮食い物飲み物の価値というのは、食い手の精神状態に大きく依存するのである。
空腹は最高のソース、恋人との語らいは最高のスパイス。
そんな根元すらわかっとらん人間に、美味い料理なんか作れるはずなかろう。
話逸れた。
心底不味いのはそうなのだが、
最近帰りが遅くておばあちゃんの話を聞いてなかったこともあるし、
考えてみれば彼女が一番の被害者であるのだから、
黙って聞いた。
そのぐらいはできるようになった自分を誉めてあげたい。
と同時に自分は気づいていない
「あの人はあれだけはダメだよな」
という癖が他人から見るとあるかもしれず、それはイヤだなあ、と思う。
が、それは結婚披露宴二次会ででも新婦にインタビューしてもらえばわかることなので、
その時まで余計な心配はしないことにする。
それが余計な心配や、っちゅーねん。
ATOK15は待望の大阪弁対応らしい。
買う。
10/25 愛人形 |
ラブドール所有率
が異常に高いらしい。
そう、アレだ、アレ。
なんでもやはり日本のは出来が抜群にいいらしい。
誰も知らない異国の地で一人、
男性だから悶々とする夜もある。
しかるに風俗情報誌などは日本語が羅列してあってわかりにくい。
同様にいきなりお店にも行きにくい。
日本の風俗店ってどうしてあんなにどこもかしこも
システムが複雑なんでしょう?
と、言うような悩みは先輩諸氏も抱えたわけで、
新人が悩みを相談すると口コミで伝わる。
あれはいいぞ
と。
で買ってみると日本へ来たがるような外人さんが実に喜びそうな、
日本人美少女の典型例
が13万円なにがしかで手に入る。
ジローラモさんの奥さんなんかまさに
ドーリー
っていう感じのかわいい奥さんですよ。
いえーすはっぴーかむかむ。
-----
幸せな蜜月は長く続かない。
方がいい。
外人男性はただ外人だというだけでモテる。
英会話スクールなら出会いのチャンスも多い。
やがて日本人の嫁はんをもらって幸せな家庭を築く。
そんなある日、押入を整理していた奥さんは……
ぎゃーーーーーーーーーーっ!
……と、いうようなことがあったとかなかったとか、
ウチの友人は「3人」の教師に聞いたらしい。
だからかなり信憑性はある。
-----
日本の製造業はまだまだまだまだ世界一だと思うが、
そして日本人の性向と性質に最もマッチした職種であって、
それはこの気候風土が続く限り未来永劫そうであると確信するのだが、
しかし造るモノ自体は変化させていかねばなるまい。
生糸が鉄になり工作機械になり
ラジオになりカメラになりクルマになりPCになったわけであるから、
次は当然。
ロボット!
もちろんこの分野では日本は他国を全く寄せ付けない独走状態を保っている。
(中国は恐ろしいが)
当たり前だ。
パリジェンヌがおしゃれなように、
ハリウッドが映画人を育てるように、
日本人成年男子は(現在の35から25ぐらいまで)
ロボットを食って成長してきた
のである。
頭の尖った空を飛ぶヤツか、青いネコ型か、
緑の髪の天使か、それは小さな差異でしかない。
基本が違うのだよ基本が!
……ということでいつオリエント工業さんの天使達が動き出すのか、
そればかり気になる秋の夜長。
いや!
ホンダの研究所の奥深くでは、きっとそんなモデルが試験されているに違いない!
ソニーの以下同文。
くそ、独り占めしやがって……
……こう、何を言わせたらぐっとクルかとか、
どんな仕草をさせたらどうかとか、
そーゆーことの研究開発でしたら是非ご用命はウチへ……
10/24 グラフィッカなど |
……使いにくいッ!
筆圧が! オンオフの感触が!
私は弘法ではない。
だから筆を選ぶ。
インティオスの力を改めて思い知った日。
okbさんJOYさんありがとう。
君達が居なければ今頃タブレットでCGを塗るなんて、
考えられもしなかった。
ギャグ部分用のヘタレ絵を描くはずが、
中途半端に力が入りすぎて
お馴染みの中途半端なCGができあがった。
……ボツか。
-----
ゲームの世界では一口に
CG
と言ってもいろんな職種がある。
まず原画。
線を引く作業である。
絵の根本大本を作る人なので、まずこれがしっかりしてないと
何事も始まらない。
そして塗り。
一枚のクオリティより量の必要なアニメと違って、
一枚一枚が勝負のCGの彩色にはものすごいスキルとノウハウが必要である。
同じ原画でも塗りのレベルによって、まるで違う絵になる。
色味、影の入れ方グラデのかけ方ハイライトの飛ばし方、
全てに緻密な計算と技術を要求される、職人技である。
バックを盛り立てる背景。
背景はとても大切だ。
どんな素敵なキャラクターも、小学生が描いたような
背景に立たされると魅力は半減する。
一枚物イラストならテキトーにごまかせるものも、
世界観を背負うゲーム背景ではそうはいかない。
そして重要性は落ちてきたがまだまだ絶対に必要な能力が
ドッター。
チップと呼ばれる、ドットでキャラやアイテムや背景を表現した絵を
描いていく人々である。
32×32などのごく小さなサイズで美しい絵を表現するには必要不可欠で、
いかにOPTPiXが高性能だと言ってもドッター達の美技には叶わない。
彼らはさらにそれらをアニメートさせるという技を持っていることも多く、
4パターン切り替えぐらいでなめらかなファイヤボールが
美麗に飛んでいったりすると、
この人達の頭の中はどういう構造をしているのだろう、と疑問が浮かぶ。
フレームなどのシステム回りのデザインも大切だ。
大抵は兼業だが、でかい会社になるとそれ専任の人も居ると聞く。
それに加えて3Dだと、
モデリングとモーションは別(もちろん兼もある)
人型が得意な人、モノや背景の得意な人、
3Dの背景、フィールドのデザイン、それから2Dのチップに相当するような
各種画面特殊効果をデザインする人……
3Dは、プログラマ的な能力も必要とされる。
あるいはプログラマもセンス良く各種画面効果を練り込んでいくデザインセンスを
必要とされる。
ファイナルファンタジーなんか、アクセサリ動かすだけで専任のプログラマが
いましたからな。
てことで。
一言で「絵描きさん」と言っても、その意味するところは極めて広い。
ウチの会社にも腕の立つグラフィッカーが揃っているが、
みんなちょっとずつちょっとずつスキルの方向が違うのが面白い。
塗りにも色にも、好き嫌いも得手不得手もある。
絵描きさんになりたい
と思ってる人は、いろんなことをやってみると、
自分のセンスにあった仕事が見つかるかもしれない。
別にゲーム以外でも、いろいろあるし。
あ、アニメーターで腕に自信のあるでも給料に自信の無い方は、
ゲーム業界(特にPC)へ来られるとよいかも知れない。
量産能力はどこの世界でも重宝される。
ホンマモンのグラフィッカというのはそれはもう凄い。
「こんなキャラを10人ばかり」
一週間でラフがあがる。
「アイコン作って下さい」
のごとき、街で売ってるソフトのアイコンみたいな
(当たり前だ、ゆくゆくは街で売るのだから)
超かっちょいいアイコン
が15分で出てくる。
ライティングスピードならそこそこ自信のあるながたさんであるが、
文章というのは誰でも書けるものゆえ、なかなか
「その速さは凄い」
とは思ってもらえないのがちょっと悔しい。
一目見てクオリティがわかりにくいのも、なかなか反応が返ってこなくて
もどかしかったりもする。
……その方がよかったりして(泣)
-----
大勢の力が合わさる大作は、それはそれでいいのだけれど、
グラフィック、プログラマ、音楽、ライター、まとめるディレクター、
あとは管理業務一般を受け持つバックアッパー
各一人ずつぐらいの少人数生産も、それもそれで
意志決定が速いのでやってて楽しい。
いやホントにホントに。
あまりに楽しすぎて締め切りを伸ばしたくなるぐ
なんでございます?
10/23 アイリッシュバー |
「てっちりはじめました」
大変だねえ……
-----
S上博士と呑みに行った。
サシで呑みに行くのはいつ以来だろうか。
何年経っても、友というのはいいものである。
場所は難波、コースは洋食屋「ばらの木」からアイリッシュバー「Murfy's」。
途中二人とも金が無くなって、S上さんが銀行で下ろして僕がそれを借りた。
彼はアメリカ生活でカード慣れしてしまい、
僕はサラリーマン生活で多額の現金を使わなくなった。
やれやれ。
大学生時代には10万やそこらは財布に溢れてた二人とは思えない。
僕はどーもあの
「銀行のカードを持ち歩く」
のがもの凄い苦手で、だからやらない。
クレジットカードならサインがあるからまだしも、
あんな4桁数字当てられるだけで引きだし放題の
カードが他人の手に渡るなんて、考えただけでもおぞましい。
阪大の情報の先生が言ってたのは、
「10000分の1というと小さそうだけど、
10000枚のカードが落とされたら誰かは引き出されてるわけだから。
こんなもんセキュリティでもなんでもない」
実際はもっと確率は高い。
誕生日に設定して免許証の入った財布ごと無くせばお終いだ。
現金で持ち歩く方がよほど安全ではないか。
10万の現金は落としても10万である。
カードはまかり間違って全財産吸い取られても文句は言えない。
(保険とかでなんとかなるのかな)
まあそれはともかく「ばらの木」の
カツレツ
は柔らかくて美味しくて最高であった。
ギネスを呑みながら喰うビネガーまみれのフィッシュアンドチップスも美味い。
ヴィオラの試合が流れてて、ミヤテが途中交代で去った。
彼も移籍で大失敗した口である。
中田がああならないことを切に願う。
誰がどう見ても悪いのはウリビエリであって、中田ではない。
あとは稲本。
出場機会があれだけ無いというのはどうも……
というか西澤使えアホ共が。
おのれらのしょーもないフォワードがフランス代表から得点経験のある
西澤より性能がええと思ってるのが大きな間違いである。
ながたはイギリス人(イングランド人)があまり好きではない。
イギリス好きがフランス人を指してプライドが高いとか言うが、
おそらく裏付けのないプライドの高さではイギリス人の右に出る
ものはいないだろう。
後は中国人かな。
まあ、日本人が卑屈すぎるのはそれはそれで問題だけど。
川口……
いい人達に恵まれればいいのだけれど……
だってさ、川口ぐらいだったら、セリエAでもリーガでも
下位チームにはあれ以下なんかゴロンゴロン居るよ。
無理してあんな一部のチーム行くことないと思うけどなあ……
とか思いながらギネスを呑んだ。
アイルランドはイギリスではない。
友人のスコティッシュHERO人によると
スコットランドもイギリスではないそうだ。
ああいう空間へ行くとまたヨーロッパへ行きたくなる。
美味い店に行くと、
というか今日も実際「ばらの木」で悩んだんだけど、
「いつものめっちゃ美味いアレ」
を頼むか、
「この美味い店の新しい美味いもの」
を頼むか悩むのだが、それが「ばらの木」のハッシュドビーフライスであり
パリである。
パリ行きたいけどまだマドリッドもローマもベルリンも行ってない。
初めて行ったのが冬だったこともあって、
この時期になるとメトロの階段を上がると売ってる焼き栗を思い出す。
冬のシャンゼリゼは原色のアメリカ人が居ないので目に優しい。
オルセーのそばの公園で白い息を吐いてセーヌを見る。
映画の主人公気分である。
これが大阪城公園で淀川を見てもピクリともこないのはどういうことだ。
……現実逃避である。
わかっては、いる。
う〜〜〜しょんぜりぜ〜〜〜
10/22 ペンネーム |
あ、そもそも「ながたかずひさ」自体が半ばペンネームであって、
本名というのは普通漢字表記するものだから、
「永田和久」
以外はみなペンネームとも言えよう。
そろそろ仕事も結末が近づいてきて、
スタッフネームなども載せようとかそんな話が具体化してきて、
迷う。
本名でいくべきかはたまたペンネームで行くべきか。
今回のゲームは、ま、はっきり言ってライターの役割はごく小さい。
し、企画自体もヘルプで途中参加というノリなので、大上段に構えて
「俺のゲームだ!」
なんて言えるモノでは全くない。
でもやってるととても楽しくて、
規模自体が小さいこともあって、のびのびやらせてもらってて、
割と愛着はある。
この感触はその昔劇団で脚本家をやったときに似ていて、
あの時は台本に載せる「脚本・演出」の項に
(まあ渡す相手が身内ばかりというのもあるけど)
ペンネーム載せようなんて思いもしなかった。
ばっちり黒字で「永田和久」と書いたものである。
「みんなでやったものに、僕も精一杯参加しました」
そんなときには、やっぱりペンネームより本名の方がしっくりくる。
ペンネームだと、「お前なにカッコつけとんねん」という感じになる。
あ、また「芸名」は別問題だけど、それは表に出る人だけだから。
-----
そんなことを鉄心せんせに相談してみると、
「あんたの書くものはあんたであることがそのまま表現されているのが
一番面白いから、名前なんかどうでもいいよ」。
おっさる通り……
耳が痛い……
あたしはなんなんでしょうねえ。
小説書きでもなければゲームシナリオライターでもないような気がするなあ。
エッセイストっていうほどエライものでもないしねえ。
既存の枠に囚われない……
というと聞こえはいいけど、要するにどれもレベルが低かったりして。
ぐさー。
までも、「ほえなが」はやはり書いているのは「永田和久」であって、
「大塚ぽかりのぽかりと一発☆」
などというコーナーだったら、
これほどの隆盛を極めてはいないだろう。
だから極めていない、っていってるじゃん(泣)
ま、そういう意味で言えば「ながたかずひさ」というのは落としどころだとは思うのだが、
最近オールひらがなの人は増えてきて、
増えてくるとやっぱり日本は表意文字の国、
読みにくいのだ、オールひらがなは。
「はぎやまさかげ」と「あずまきよひこ」と「わたなべよしまさ」
が並んでるとわかりにくいでしょ?
-----
なぜペンネームつけようとか悩むのだろうか。
それは自分の名前をなんとなく気に入ってないから(笑)
あんまりカッコよくないもの。
これが
東本願寺 和純
とかそういう本名なら問題なくそのまま行くのだけれど。
だってほら、イチローだって
「51をいい番号にするんです」
って言ってるけど、鈴木一郎じゃなくてイチローだからねえ。
あ。
カズヒサ
とか。
……ダメだ……
ほら、せっかく読んでくれはった人に対して、
ましてそれが面白いとか思ってくれはった人には、
最後まで「よかったな」と思ってもらいたいじゃないですか。
それが作家名が「永田和久」というそこらに転がってる名前では、
ちょっと画龍点睛。
「ゴルゴンゾーラとアサリのフェトチーネプロヴァンス風・ペルハヴォーレ」
と、
「貝のイタリアそば」
では美味しさまで違いそうですやん。
-----
とかいいつつ、30年慣れ親しんだ自分の名前と、
ある日突然考えたペンネームでは親密度が違うんです。
どんなペンネームもいつか飽きる。
飽きてもどうしようもないぐらい認知されちゃうか、
(ちょっと別の話ですがもう「ほえなが」というタイトルは動かせません)
飽きても本名よりはマシだろうと思えるぐらいしっくりくる
ペンネームを見つけるか、
そのどちらかだといいんですけど。
僕の持ってるペンネームは実物のイメージよりずっとカッコイイので、
逆に自分じゃないみたいです。
それもまた、飽きとは違ってイヤになる原因の一つにもなりますが。
-----
ま。そもそもゲームやるほとんどの人には、
タイトル名こそが大切、
メーカー名すらあまり覚えてないものですから。
別にライターの名前なんか見てない見てない。
のちのちの面倒が少ない本名で行こう。
まあ、小説でも世に問うときはまた考えますわ。
小説は書かれた経験のある方はおわかりだと思いますが、
「おちんちん放り出し作業」
なので、もうペンネームでも使わないとやってられないんです。
恥ずかしくて。
今日はとりとめないくてすいません。
しばらくこんな書きっぱなしが続きます。
書ければまだいいんですが……
10/21 スカイライン |
スカイラインについては、6月に思いっきりぐちゃぐちゃ言ったので
今日は具体的な試乗記など。
実車を間近で舐めるように見ると、
写真や遠目では気になってたディテール(例えばLEDのテールランプ)
などはそう気にならない。
いや、むしろ佇まいはいい。
1750*4675というバランスのいい幅・長さ比に、
1470mmの全高を取るロングホイールベースビッグキャビンFR。
すごくボリュームのバランスがいい。
例えばA6とかこれをやりたいんだろうけど、
FFの哀しさでどうしてもでかいフロントオーバーハングが邪魔をする。
この、「ぎゅっと詰まってる感」の高さは、大型FFでは出ない。
逆に、3やCは高密度感が充分にあるのだが、
詰め込みすぎ
の嫌いがある。特に両者とも先代はいいバランスだったのに、
スケベ心満載(中は広くしたいけどサイズは大きくしたくない)
で無理をしてる現行型はちょっとパンパン。
それに比べれば伸びやかで無理がない。
いや、ディテールが気にならなくなるぐらい基本プロポーションがいい。
ほんとに。
「俺達だってこういうのやりたいんだよ!」
と中途半端を強いられざるを得ない、マーク2のデザイナーが泣いている姿が目に浮かぶ。
是非次期型では思いっきりやってもらいたい。
双胴船をイメージした、というフェンダー稜線を膨らませて
縦目につなげる顔つきもいい。
ポルシェよりカッコイイ、というと怒られるだろうか。
とりあえず誰にも似てないし、
ちゃんとデザインにもなっているという点では非常に好ましいと思える。
やはりクルマは顔だ。
プリメーラもいいデザインだと思ったが、
あれはデザインのためのデザインをした、いいデザイン、
こっちは自然にデザインしたらたまたまこうなった、いいデザイン、
テイストが全然違う。
サティオ店で並んでいるのだが、どちらも捨てがたい。
写真で見てるとプリメーラの方が先進的なのだが、
実車が醸し出す雰囲気ならスカイラインは全く負けていない。
し、ケレン味がない分、目には優しい。
乗り込む。
インテリアも写真で見てるよりずっといい。
写真ではイメージできないが、あれは
伝統のスカイラインインテリア
であって、事実友人所有の32型を思い起こした。
小さなメータークラスターが独立して、ステアリングと共にチルトするあたり、
クラスタースイッチは無いにせよ32型のテイストだ。
上半分がだーっと横に伸び、その下にセンターコンソールがあるあたりも。
写真ではヤケに目立つセンター両サイドの縦型ポケットも、気にはならない。
それでもやっぱり、どこかバラバラ感があって
「これは素晴らしい!」
と感嘆するようなインテリアではないのだが、
そこそこ高い質感と、これもまた「これでしかない」というユニークさで
充分に及第点。
少なくともS15シルビアや現行セドグロのインテリアを見たときの
頭丸抱え感はない。
パワーシートの調整幅も大きく適切で、ポジションはよく決まる。
ただ、残念なことに売り物のチルトメーターも僕のポジションではあわず、
上半分が切れたままである。(割とステアリングが低いのが好きなもので……)
それでもポジション自体がまるで決まらないクルマが山のようにある中では
いい方だろう。
後席はとても広い。
歴代スカイライン最良の後席で、
頭上もルーフがぴしりと覆うし、足元も広い。
リクライニングして巨大なアームレストに肘を乗せ、
前席センターにある後席用エアコン吹き出し口を眺める。
「これはやはり『スカイライン』ではない……」
と痛感する瞬間である。
ま、それは繰り言なのでおいておくにしろ、
全長4675のアッパーミドルFRとしては実に快適な後席空間を提供してくれている。
この後席があればセドは要らんだろう。
というかセドの後席の方が明らかに居心地は悪い。
ましてや3だのA4だのという連中とは比較にもならない。
トランクは開口部が少々しんどい。
最近のクルマはみなルーフを伸ばしてCピラーを寝かせてリアウィンドウを寝かせて
空力を稼ぐので、トランク上面があまり開かない。
スカイラインはさらにボディ剛性のためか、見切り線もかなり高めにあるので
積み込み性は低そうである。
ただし、絶対サイズはまあまあ。
それだけでも32や34と比べればいい点だろう。
ではいよいよ走り出す。
最もバランスがいいであろう2500に乗りたかったが、
試乗車は残念ながら3000。
スタートからビックリするのが静粛性の高さ。またも
「これがスカイラインか!?」
とのけぞりそうになる。
ディーラー駐車場を出る瞬間からステアフィールの良さに目が回る。
さすがFR……というよりもさすがスカイライン。
これはFFでは絶対に真似ができない。
加速感は「直噴」で「日産の」5ATという嫌な予感が少し当たる。
3000もあれば豊かなトルクで
「力をいつでも引き出せる!」
ような加速を期待するものだが、
まるでライトプレッシャーターボ車のような加速感。
静かに微妙にアクセルを踏んではダメ。
ガバッと踏むとドワッと出る。
たかだか2000の実用SOHC4発にくそコンベンショナルな4AT、
エグっぺの方がよっぽど出足のナチュラリティは高い。
できんことはせんほうがいい。
2500の4ATに乗りたかった。
それはそれだがライトプレッシャーターボがかかると(笑)
そりゃもう速い。
VQ独特のビートの効いたといえば聞こえはいいが要するに
パルス雑音を響かせながらぐいぐいと加速する。
抜群のステアフィールが加速感のちょっとした不自然などカバーして余りある。
プリメーラでちょっと気になった中立付近の過敏など微塵もない。
のくせ、指何本分というコントロールに実に自然に反応して、素敵な魚は水を泳ぐ。
ちょっとだけ回したがやはりV6はダメだ。
ストレート6のあの
にゅるにゅるしゅ〜ん
というフィーリングには今2万歩及ばない。
RB20DEなど、明らかに低速トルクが不足しており、
実際に待ち乗りではもっさりしてるのだが、
それを中回転から先の肌触りでちゃらにしてしまう。
それに比べると……
これも2500の方ならボア・ストローク比がスクエアに近くなるから、
マシになるんだろうか?
それでも遮音性の高さと振動の無さ、それはもう
直結のMTシフトノブがぶるんぶるん振るえまくる32型などとは
別次元のクルマである。
それも一昔前のトヨタ風の「ぜーんぶ遮断しますー」ではなく、
幽かながらインフォメーションは残っている。
これはよい。
約10分強で一回りして帰ってきただけだが、
今すぐにでも高速走って山へ持っていきたいと思った。
試乗から帰ってきて
「まだ乗っていたい!」
と思うのは、いいクルマの証拠である。
結論としてはやはりこうなろう。
「抜群によくできた『買ってよし』のアッパーミドルセダン、
……ただしスカイラインではない」
-----
パッケージングに迷いが見えるマーク2とか、
モノがいいのは認めるがあまりに高価な
3シリーズ、Cクラス、A4、156あたりの小型民族系輸入車、
それこそターボセドリックやアリストを狙ってるお客さんにも。
あるいは子供っぽいのを我慢しながら
B4やアルテッツァに乗ってる男性諸氏。
ぜひ一度試乗されることをお薦めする。
逆に一番薦めにくいのがスカイラインオーナー(笑)
僕も乗るまでは(ていうか数日前までは)
5MTが無いとか、黒が無いとか、
ターボが無いとか文句垂れてたが
乗ると考えが変わった。
あれは2500NAにATで乗ってナンボのクルマ、
外装色もシルバーや白がいい。
戦闘用ではないのだから。
6月の時点では
「簡単にできるのだから、丸4灯テールぐらいは頑張って残すべきだ、
それをやらないのはデザイナープランナーの傲慢である」
と思っていたが、それは違った。
彼らは
「うるさいだけでちっとも買おうとしない」
旧スカイラインオーナー層を切りたかった、のである。
明らかに確信犯で、そう、あれは
「やらなかった」
でさえなく、
「やりたくなかった」
のだ。
だものでフルモデルチェンジならいざ知らず、マイナーで4灯が戻ってくる可能性は極めて低い。
また、XVLを無理矢理スカイラインにしたてた、
というのは事実はそうなのだが、途中から開発陣もワルノリして
「こーなったら徹底的に裏切ってやれ」
という気持ちになったと見える。
結局できたのはスカイラインであってスカイラインではないクルマ。
彼らのやろうとしたことは実に高邁で、
「現在の日産が生み出せる最高のミドルスポーツセダンを作りたい」。
で、それはかなり成功しており、
日産の傑作ということは、腐っても日産、やっぱりモノとしては相当にいいもの。
そして日産最高のスポーツセダンに冠されるブランドが
「スカイライン」だというのであれば、
やはりこれは、スカイラインの名に恥じない。
少なくとも名作32によかれ悪しかれ振り回された33や34よりは。
-----
ただし、あえてまだ苦言を呈するなら。
高邁な理想はわかるがそれと商売は別問題。
そういう理想を良しとしてくれる高度な客は、
テールが4灯でもGTバッチがついてても文句は言わなかったはずである。
どんなに素晴らしい作品でも手にとってもらわなければ
素晴らしさは伝わらない。
未だに新築の家でもウォシュレットがない家はいくらでもある。
あんなに強烈な便益(文字通りですな)でも
経験しなければ理解できないのだから、
いわんやクルマの味とか出来とかいう難しい話は、
まず「味わおうかな」というところまで引っ張ってくる必要があるだろう。
パンチの効いたスタミナラーメンを出していたお店が、
いきなりしょうゆベースのあっさりラーメンを出してくる。
たとえそれが前のラーメンより美味かったとしても、
そもそも食べてくれないではないか。
でも乗るといいクルマだということはわかるし、
こうして乗って「あれいいよ!」と薦める人も徐々に増えるだろうから、
現在ヤバイぐらいの販売台数も、徐々に盛り返してくるかも知れない。
少ないながらもそういう例はあって、
例えば名作初代レガシィも徐々に徐々に盛り上がっていった。
日産も変な片意地を張らずに、
ターボもターボ4駆も6MTも2000も黒外装も、
用意していただきたい。
推奨と押しつけは紙一重、現状の狭苦しいラインナップでは
ざるしか出さない偉そうなソバ屋だ。
しかもこないだまで天ぷらソバを売り物にしていたくせに。
-----
まあしかし売れてない方が買いやすいよな、
とか1年後エグ車検切れを念頭に考え込むながたさん。
金額は全くあってないが乗り換えてもいいクルマに堂々のエントリー。
6月は「スカイラインじゃない方が買いやすい」と思いましたけど、
いや、「売れてないスカイライン」はもっと買いやすい(笑)
プリメーラといいこれといい、
既存価値と既存客を切らないと思い切ったことができないのは、
日本人のいいところでもあり悪いところでもある。
日産というメーカーは今も昔も、良くも悪くも最も日本風のメーカーですね。
ちなみにオプションのフロアカーペットマットは3種類。下から
上級・高級・最高級。
この辺の絶望的なセンスの無さは相変わらず日産です(笑)
でも、それを笑えるようになってきた、
のは最悪の時期を脱したということでしょう。
35型スカイラインは、とてもいいクルマです。
10/20 カケラ |
卒業式の後、制服のボタンが全部無くなってた!?
「私たちにはもう不可能ですよ」
「そうですよ我々はもう一生新人賞は取れないんですよ」
ひがんでみる。
ただしウチの学校は中学も高校も男子校ゆえ、
制服のボタンが無くなってるとそれはそれで恐ろしい。
や系のお姉様方の夢をうち砕くようで申し訳ないが、
男子進学校
などというものは気楽なアホ男の寄り集まりであって、
男前はよそへ出張すればなんぼでもモテるし、
我々のようなアホはアホどおし集まって劇でもしてると
めちゃ楽しい。
また、進学校だけにごくゆるやかながらも
「なさねばならん使命」
があり、そんなしょうもないことにうつつを抜かしてる暇があったら、
参考書を立ててその陰で弁当を食わねばならないのである。
故に男と男でくっつくなどということは
よほどの事故でも無い限りありえない。
-----
欲望というのは刺激されて肥大する側面もあり、
男子校には刺激がない。
故に今にして思えば
「彼女欲しい」
などという欲望すらあまり無かった。
……
イヤ待て、それは個人的な感想か(笑)
ながたさん口ではぐちゃらぐちゃら言ってるが
実は名うてのシャイボーイ、
彼女欲しいから言うてオロオロと行動した記憶は……
ない、とはいわんがあまりない。
してみるとあんまり欲しいとは思わないのだろうか。
その割にはいそいそとエロビデオ屋には通ったものだが。
いやごめん通ってるものだが。
うーん。
「ながたさんはアレだね、もっと歳取って20ぐらい年下をもらって
かわいいかわいいって撫でてればいいんだよ」
「はあ……
いや、まあ、同い年ぐらいでもいいんですけど
好みのタイプってのがあってですね」
「はあ」
「ウチ(といえばミラクルズ)のキャプテン」
「おらんッ!!」
「ブッチャーさんの手刀の先で相手の喉を突く必殺技、名前なんて言いましたっけ?」
を鉄心先生に喰らった。
いませんか。
いませんね。
昔から理想が高邁すぎるとよく言われるのですが……
までも男の子ですからねえ。
高すぎるぐらいでちょうどいいと思うんですけど。
カッ、カケラなど要らん!
俺は歌って転がって一生過ごしてやる!
(泣)
10/19 チェーンエエ話 |
とりあえずヘッダとか切って転載しましょう。
(-----から-----まで)
-----
これは、ある中学校の担任の先生が、毎日自分が今まで教えた生徒に学級通信
と言う形で、メールを流したものらしいんだけど、とってもすばらしいなぁっ
て思った。こういう視点を子供たちに与えてくれる先生がいるって、すばらし
い。
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、
全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう。
その村には・・・
57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます
52人が女性です
48人が男性です
70人が有色人種で
30人が白人
70人がキリスト教以外の人で
30人がキリスト教
89人が異性愛者で
11人が同性愛者
6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍
80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調に苦しみ
1人が瀕死の状態にあり
1人はいま、生まれようとしています
1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています
もしこのように、縮小された全体図から私達の世界を見るなら、相手をあるが
ままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、そして、そういう事実
を知るための教育がいかに必要かは火をみるよりあきらかです。
また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。
もし、あなたが今朝、目が覚めた時、病気でなく健康だなと感じることができ
たなら・・あなたは今生き残ることのできないであろう100万人の人達より恵ま
れています。
もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や苦悩、あるいは飢えの悲痛を一
度も体験したことがないのなら・・・あなたは世界の5億人の人達より恵まれて
います。
もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を感じ
ることなしに教会のミサに行くことができるなら・・・あなたは世界の30億人
の人達より恵まれています。
もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があ
るのなら・・・あなたは世界の75%の人達より裕福で恵まれています。
もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭が入った入れ
物があるなら・・あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8%のうちの一人
です。
もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・それはと
ても稀なことです。
もしこのメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間二倍の祝福を
うけるでしょう。なぜならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて,
その上あなたはまったく文字の読めない世界中の20億の人々よりずっと恵まれ
ているからです。
昔の人がこう言いました。わが身から出るものはいずれ我が身に戻り来る、と。
お金に執着することなく、喜んで働きましょう。
かつて一度も傷ついたことがないかのごとく、人を愛しましょう。
誰もみていないかのごとく自由に踊りましょう。
誰も聞いていないかのごとくのびやかに歌いましょう。
あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう。
-----
……エエ話ですな。
ですが実はこの文章は、
割とチェーンメール等々でネット上で流通している文章らしいです。
(中国の奥地で見せ物になってる……ていうのと同じ)
「それ? ああ知ってる知ってる」みたいな反応が
別のWebであったりして。
まあでも、こないだ、
「身近な人にいいことをする、
その人がまた身近な人にいいことをする、
繰り返せばみんなハッピー」
みたいな映画があったじゃないですか。
あんな感じで、
エエ話や
思ったら(無差別メールは確かに迷惑ですが……)
MLやメルマガやWebで紹介するのは、
いいことだと思いますよ。
「特定宗教臭い」とか警戒心剥き出しに噛みつかなくても。
ねえ。
-----
それはそうと、もしこんな話をする先生が実在したとして、
「酔っぱらい」と「コンセプトのない職業人」、
どっちが始末に負えないんでしょう?
また僕にはよくわからない世界なのですが、
「コンセプトはなくてもプライドはある」
人は居て、そのプライドってどっから出てきて
何のためにあるプライドなんだろう、
と驚かされることもしばしば。
う〜ん。
わかりません。
ただ客観的にはともかく、自分としては
「酔ってるだけかもしれんがなんか見ている」
方でありたいとは思っています。
10/18 時間感覚 |
定時5時で11時まで残ってた頃とか、
「うわあ、残業したあ」
て感じでしたけどねえ。
仕事があるとまだいいんですけど、
ぺーぺーですから指示待ち残業とかあってですね、
それはしんどかったです。
お腹も減ったし。
でも食べに行ってる時間ないし。
大きな会社は会社出てコンビニ行って帰ってくるだけでも10分とか
かかるから、出ていった隙に電話があるかもしれないし。
しょうがないので机の中に常備したカロリーメイトなぞを
バリボリ食べたものです。
ご存じの通りアレ系のパワーフードは
1度食べたら2週間は同じもの食べたくない
という類のものですので、それにも限界があってですね。
カロリーメイトには新作ベジタブルを含めて4フレーバーありますが、
どれがお好きですか?
私は一番しつこいチーズ味が好きです。
次は是非和風の、しょうゆ味とかお願いしたい。
2時間ちょいしかやらんのなら早出して
8時から仕事してればおんなじなんですが、
それがまた一応機密の大切な会社ですよってん、
鍵は持たせてくれないのですよ。
だからって喫茶店とか入って仕事してるのもなんだか悔しいですし、ねえ?
とかなんとかいいながら、
最近は随分と昼型になったようで、
昼でも別にライティング速度が下がらなくなりました。
効率がいいとは思いませんが、
特に「夜のあの静寂が必要なんだ!」
とも思わなくなりました。
人間、慣れというのは恐ろしいものです。
-----
我々の仕事には2種類あって、
「くりえいちぶな仕事」と、
「文字で空間を埋める仕事」
です。
前者は大変に脳を使うのですが、後者は手で作業できる側面がかなりあり、
時間(手数)で勝負が決まるものです。
最近は一つのプロジェクトがアップ前になってきて、
後者の仕事がわんさかできてきてそれをカツカツやっているのですが、
これをやっていると脳の別の部分が刺激されるのか、
前者のアイデアも浮かんだりするものです。
情けは人のためならず。
いろんな仕事もやってみるもんですなあ。
「どうして僕が!?」
「それは『どうして僕は大人になるんだろう?』と同じ問いです」
「無意味というわけですね」
10/17 風邪ひきました |
ので今日はもう寝ます。
……どうしてステージアには、スカイラインにもない
ターボもターボ4駆もあるんでしょう。
ちゅうかそっちでできんねんやったらスカイラインでやれや。
スカイラインに今必要なのは
5MT、2.5ターボ、2.5ターボアテーサ、それに2000。
んなことぐらいわかってるとは思うのですが……
モノはいいだけに、2.5の5MTがあればなあ……
と思いながらぴょんぴょんするエグザンティアを運転する今日このごろでした。
ま、あったからって買えないんですけど。
代替行動として自作機なんか組もうと思ったりする。
ちょうどそろそろCPUも倍。HDDも倍。メモリも倍。
AthlonXPの2000+(実クロックは1.6Gぐらい?)が出たあたりを狙いますかね。
電源とファンを選りすぐって静音化、
HDDももちろん流体軸受けモデル。
そしてDVD-Rでバックアップ完璧。
ついでにディスプレイもナナオのL465に新調して、
オーディオもオンキヨーのSEW-U7。
クルマ買えるわ。
そんな凄いマシン組んでやるこというたら
レンタルで借りてきた笠木忍ちゃんのDVDをデータ吸い出ししてMPEG保存……
なんて有意義(泣)
しかも犯罪(泣)
もう寝ます。
10/16 PS One |
ほすぃ。
なんといおう、あのパッケージが机の上にポン、と置かれ、
もうあの上でグランツだろうがリッジだろうがFF7だろうが
パーフェクトストライカーだろうがガンパレだろうが
もっちろん「To Heart」だろうが
ぴゃっとできちゃう、というのはなんだか驚異的である。
モノを見るまでは
「小型液晶テレビって、結局成功しないんだよな。
ベッドサイドに置かれるのが関の山でさ。
液晶付きポータブルDVDも山のようにあるけど、
大ヒットっていうほどじゃ……」
と思っていた元変態TV企画屋さんだったが、
それは間違っていた。
もちろん、液晶部分だけで15000円、PS Oneセットでも
25000円という破格値が効いているのだが、
#こんな値付けは5インチ6インチがパチンコ台のおかげでなんぼ安なったといっても
#液晶TVとして稼ごうと思うと不可能である。
#ゲーム機と携帯電話のビジネスモデルには、謎が多い。
それ以上に商品魅力は高い。
特に机の上がPCに占領されるようになった昨今、
実はPCとゲーム機の距離は遠い人も多い。
知り合いの変態エンジニアなどはスキャンコンバータ使って
ゲーム機からビデオ経由のTV放送、
なにからなにまでPCモニタに表示させているが、
そんな人は非常に少ないのである。
また、たとえそうしても
(あるいはドリキャのようにVGAアダプタみたいなものを使っても)
問題は残る。
ゲームしながらPCも触りたい。
特にいつものWebチェックとか。メールチェックとか。
画面潰されるとそれがままならない。
と、いうことでPCモニタの横でPSが遊べる、
それはかなり素敵なことだったりするのだ。
に、加えて小さくて可愛いPSOne自体の魅力もある。
さすがにPSオーナーとしては(最初の1000番と最後の9000番を持ってるよ)
「かわいい」
だけで買うとまでは行かなかったが、
ああなれば話は別だ。
ぬー。
できることならこのパッケージのPS2版を5万で出してもらうと最強だが……
GAMECUBEよりゲームボーイアドバンスの方に心惹かれる人は多いと思うが、
GAMECUBE、そしてX-Boxの一番の強敵は、実はPS2ではなく、
案外コイツだったりして。
-----
余談だがながたはGAMECUBEはともかくとして、
X-Boxの日本市場での成功に関しては懐疑的を通り越して否定的である。
アーキテクチャがどうの開発のしやすさがどうの、などというのは
実に小さな問題で、ある意味では価格をも上回る大きな物理的問題が、
あのマシンにはある。
底面積が大きすぎる。
日本で一番高価なものは(いまだに)土地である。
でかくならざるを得ないPS2ですらタテに置かせるなどの涙ぐましい努力を重ねる
このご時世に、あのアメリカンサイズをどこに置かせるつもりだろうか。
もっと問題は物理的側面ばかりでなく、
「そういう意識しかない(日本を見ていない)」
点である。
モデムの代わりにEther、それは米国の話だ。日本は5年遅れている。
お子様がガンガン蹴り飛ばすゲーム機にHDDを入れていいのか。
保証1年、蹴っ飛ばして壊して交換、そのサービス体制はできるのか。
クラウンの両側のパワーウィンドウは、同じ速度で上がって同じ速度で下がる。
日本の客はそこにクレームをつける客である。
ここまで日本の客を知らないハードウェアが売れてたまるか。
とは元家電メーカー社員の妄言、聞き流すべし。
何もマイクロソフトが憎いとかそんなんではなくて、
単なる未来予想図に過ぎませぬ。
ま、逆に言えば二世代目なんかでそのあたりが全部クリアになって、
小さく頑丈になって15000円で売られればあとはソフト次第。
そこまでマイクロソフトが「日本市場で」頑張れば。
#海外(特に米国)市場はそこそこいけるんじゃないでしょうか。
#フライトシミュレータ系と3D撃ちっぱなしゲー系で。
「セガのポジションにそのまま収まる」
というのは言語矛盾で、
「ならなぜセガは撤退したんだ」
という話になる。
クルマで言えば「プレリュードの市場が空いてます」というのと同じ文言、
市場が空いてても市場自体が小さければ商売にならない。
マイクロソフトは本気だ本気だと言うけど、
それは「Tiger」の時も「At Work」の時も「Bob」の時も散々聞いたセリフやからなあ……
金持ちはケチです。
また、喧嘩はしないものですよ。
ただそれでも。
徒手空拳で任天堂の牙城になぐり込んだPSが成功したのであるから、
なにがキッカケでどんな逆転ホームランが飛び出すかどうかわからない。
キラータイトル一本で成り立つかもしれない。
逆に言えば、これぐらい逆風の吹いてる(順風の吹いてない)
ハードをラウンチさせるぐらい強烈に魅力的なソフトが……
やってみたいなあ……
10/15 金華山 |
別に悪い意味でもなんでもないのだが、
地方都市だなあ、と痛感するのは、
日曜は商店ぜーんぶ休み
というのんびりした駅前商店街の風景である。
でもさすがに、というか逆に、駅ビルの中の店舗はにぎわっていた。
カプチーノを飲んで過ごすとg石アナが現れた。
「またヒロミ・GOのお店で待ち合わせとは」
知らなかった……
昼は「更科」という「冷やしたぬき」の美味い
ジャンクそば
の店に突撃……の予定が、日曜休日にて変更。
もっと高級そうなお店に行く。
店名は覚えていない。
美味いのは美味いのだが、メニューに
「10歳以下のお子様はご遠慮ください」
「4名様以下の少人数でお越しください」
とかなんとかごっちゃらごっちゃら書いている店は堅苦しくてしんどい。
こう、いつもいつも思うんだけど、
芸人は芸を売ってるのではなくて、
楽しさ
を売ってるんじゃないだろうか。
楽しくなければどんな高度な芸も、芸ではない。
それはなんでもそうで、別に料理店に限らず
お笑いでも陶芸でも絵画でも文章でも、なんでもそうだと思うんですけど。
という趣味というよりは最早主義の違いがあるがゆえに
名前も覚えなかった。
なんぼ美味くてももう行かないからである。
むさ苦しく4人で金華山ロープウェイに乗り、岐阜城に駆け上がる。
ゴンドラには土産物屋さんの広告が載っている。
そこには岐阜の伝統衣装を着せたドール、その名も
「リカちゅん人形」
が。
笑福亭鶴瓶がアホ話をするたびに
「嘘やネタちゃいまっせ、ホンマにあるんです!」
と訴えるが、そういう
ネタの特異点
みたいな人物はいるもので、ネタがネタを呼びまたそれがネタを呼ぶ。
g石アナと街を歩くとこんなものにばかりぶち当たる。
岐阜城からの濃尾平野の眺めは素晴らしかった。
北に山、眼前に長良川、遠く木曽川、南に名古屋。
鉄心先生が言うように、そりゃこんなとこにいれば
「天下取ったる!」
という気にもなる。
環境は人を育てるものだ。
三木道三というラブソング歌手が
「どうしてそういう芸名をつけたんですか」
と聞かれ
「天下を獲れるように」
と答えた記事をどこかで聞いたが、
道三、別に天下は獲ってない。
最後は息子に殺されたどちらかというと可哀相な人である。
つーよーなことを考える。
4人で思い思いボーッとして岐阜の姿を見つめていると、
陽も傾いてきたのでダラダラと降りた。
リカちゅん人形のお店で健康枕を買った。
ただのソバガラ枕だが形がとても小さく、
ちょうど机の下で寝るときに使い易そうだったので。
2人と別れ、岐阜を後にする。
プリメーラは快調に飛ばす。
岐阜-大阪間は300キロ、3時間の旅である。
途中、養老の手前で寝てるはずの助手席の御大がいきなり、
「アツ! アツアツアツ!」
とリストラで見なくなったヴェテラン芸人高石太のような
叫びをあげるので、
何が起きたのかと心底ビビッた。
それは寝タバコがシートを焦がしたというよくある事故だったのだが
よくない。
びっくりしたよホントに。
もちろん最近のクルマの内装は難燃素材であり、
タバコの火では焦げても燃えない。
大事にはならなかったのだが、やはりクルマは禁煙に限ると思った。
あのヤヤコシイ大津SAのレストランで夕食を取った。
ハイウェイランチ
というハンバーグとエビフライのセットなのだが、
ライススープたっぷりしたサラダ付きで1000円だ。
最近SAレストランの料理は随分改善された。
変なフランクとか高いうどん食べるぐらいなら、
レストランでちゃんと食べた方がいい。
ということで無事八尾着。
NHKのイチロー、いやICHIROの番組を観て帰る。
さすがNHK。
一試合一試合の節目節目に、試合後のインタビューがある。
それはとりもなおさず162試合全試合追っかけていることであり、
エキスとして我々に提供される料理の裏に、
膨大な無駄が捨てられている。
だがその無駄は無駄ではない。
肝命じ。
なんだか興奮が醒めやらずF1観てまた醒めやらない。
来年は佐藤とトヨタに注目である。
インチキ旦那アンダーソンがどこまでやるのか。
BMWに復帰後勝利を先んじられたホンダも、もう黙っていられないだろう。
Webカチカチ作ってダラダラして、
いつの間にかパルマ戦を眺めていた。
いかんいかんと思って寝たのが3時過ぎ。
疲れたがまだまだいける。
俺もまだ若い!
……と、思ってたら今日会社でめまいがした。
ので早く帰ってきた。
めまいがするまで遊ぶな。
しかしめまいこそ遊びだろう。
「To Heart」でお馴染みのアクアプラスがお送りする
新携帯端末「P/ECE」、近日発売で〜す。
何をいうとるんだ、何を。
10/14 楽しい時ほどすぐ過ぎる |
プリメーラは快調に突き進み、
#なぜプリメーラかというと知らない道を方向音痴二人で突き進む予定なので、
#ナビが必要なのだ。
#それにエグっぺは今サスが不調なのだ。
#早くスフィアを交換しなければならないのだ。
5時30分に近江八幡に着く。
#なぜ近江八幡かというと肉が食べたいからだ。
#それだけなのだ。
鉄心先生を拾う。そして「西川」へ辿り着く。
行きがけに知ったことだが、何度も「丁稚羊羹」を買った
名店「わた与」
は火事を出し、一家のおばさんと子供さんが亡くなられる
惨事があったそうだ。店は見る影もなく無くなっていた。
諸行無常。
いつまでもあると思うな親と食の名店。
八尾サティ前のカレーハウス「ウッディ」
が大きな経営方針転換をして以来のショックである。
この狂牛病のご時世でも「西川」は健在である。
名物おばさん言うにはお座敷の客足は減ってない。
ただ下の肉屋部門は少々落ちていると。
ま、「西川」の肉であればたとえ肉骨粉だけで育てられていても許す。
#もちろんそんなものは一切使用していない、らしい。
てことでいつもどおり、
幸せの一枚目
を口の中でトロケさせながら今日のコースは
しゃぶしゃぶ&たたき+刺身→
サーロイン200g+白ご飯→
雑炊。
一言も文句はありません。
どうして胃腸に限界があるのか、それが恨めしいです。
ナビ様のおっしゃるとおり岐阜へゴー。
といっても割と時間はかかるもので、着いたのは10時前。
一軒目は「二番館」。
名物マスターは元日本一。
ウィスキーばかりと「マスターのお店」間が強いが故に、
御大のお気にはまったく召さなかったようである。
が、カクテルは美味い(残念ながらマスターはほとんど振らない)
ので僕は全然OKである。
白州秘蔵モルト、ソルティドッグ、モスコミュール。
二軒目は「サフラン」。
マスターがまた楽しい人。
穏和で丁寧、だが積極的な接客が居心地抜群。
今回の僕の一番のお気に。
次回岐阜へ行ったときも是非。
でも左隣で行われていた熟年男性と若い女性との
愚痴プレイ
に、御大&鉄心切れかけ。
僕はそーゆーのはわーりと気にならない方なので以下3杯で
酔っぱらう。
オウバン12年、ベルギービール、サッポロ黒。
三軒目は「響」。
マスターは「二番館」から独立し、レストランも兼ねて新しいスタイルを
開拓しようとする新進気鋭。
こちらは心意気はわかるがバーとして見ると先二軒よりかなり落ちる……
というかカジュアル寄り。
どっちつかずにならない成功を祈る。
ジントニック、スクリュードライバー。
四軒目は「居酒屋 鉄心」。
3時前に辿り着いて買い込んだビールを開けながら、
g石アナに電話する。
アナも呑み会から移動中。
「来い」「死ぬ」「じゃあ明日」「OK」
そんな会話が繰り広げられたりなかったり。
キリン一番絞り。
そして4時半、そろそろ寝ようか、と寝転がって鉄心せんせ曰く。
「S上に電話してみようか」
そんな迷惑な、
とツッコもうと思ったらもうボタンを押していた。
発信を見てよせばいいのに取ってしまうS上さんも律儀である。
寝た。
まあさすが鉄心先生だと思うのは、
どこへ行っても「鉄心さん」「鉄心さん」と名前を覚えられてしまっていることである。
この調子では岐阜全てが彼の支配下に入る日は近い。
気になる店があった。その名も
「軍国酒場」。
「中隊全員集合!」「全国婦人会推薦」
などと怪しげなコピーと怪しげなイラストが踊っているバーである。
しかも「いかにもネタ」という底の浅いものではなく、
歴史を感じさせる店構えは「本物」の薫りをぷんぷん漂わせている。
さすがの我々も突撃は躊躇した。
あまりにゾーンが狭すぎるのもどうか、と思うが、
あれぐらい狭いゾーンを狙い撃っていると、いつまでも固定客が守ってくれるのだろう。
なんとなく切ないような大切なものを見たような、
そんな気持ちを抱いた柳ヶ瀬の夜である。
10/13 大家さんは大変です |
どうやら住民が上階からの水漏れで騒いでいる。
水漏れもだが、コンロが濡れて使い物にならなくなったので
弁償しろとかなんとかかんとか……
来た。
来たで。
馴染みの水道屋さんに直行してもらったのはいいとして、
弁償を迫る店子はワザワザ我が家まで自転車を飛ばしてお越しになった。
ご苦労なことである。
もちろんウチのまま上も若い頃は酒屋の看板娘、
その頃から酔っぱらいを相手に一歩も引いてない。
「ウチに古いのがあるので、あげますよ」
「そんなもんすぐ壊れるやないか!
新しいのに弁償しろいうてんねん!」
意訳すると金が欲しいと言うことである。
コンロが欲しいなら、コンロを手に入れる。
あまりにキャンキャンキャンキャン言うので
(注 店子は60すぎのオッサンである。やもめ)
僕が出ていった。
「行きますわ。状況見んとわからしまへんから、それから」
店子は「しまった」という顔をしたが、アフターフェスティバルである。
昼10時に30の息子がいるとは思わなかったのだろう。
ちょうど修理を終えて集金に来た水道屋さんにも証人になってもらうため
来てもらう。
見てみる。
案の定、コンロは濡れた形跡すらない。
本人は「拭いた」と強弁するのだが、古い汚れが奇麗にこびりついている。
ご丁寧に外してくれていたボンベを突っ込んで点火すると、
見事百発百中で火がつく。
「つきますやん」
「つくつかんのもんだいとちゃうんやみずかぶったゆうてるやろわからんやっちゃなみずかぶってこしょうしてるからあたらしいのかういうてんねやそんなこともわからんのかうるさいやっちゃなみずかぶったゆうてるやろてんじょうからみずぶわーでてみずびたしになってそれでつかへんねやこんどまたつかへんようになったらどないするつもりやねんやこのへんのしょくりょうひんとかもぜんぶみずびたしやないかべんしょうしろいうてんねや以下同文」
「そらー……
だってそうなった証拠がないと。
そういう場合は写真撮って見せてくれないとねえ。
損害保険なんかみんなそうですやん」
「みずかぶっとるいうとるやろほんまにみずおちてきてみずびたしなったんやぞそれでこんろがみずかぶってつかへんようになったから」
「つきますやん」
「みずかぶったいうとるやろわからんやっちゃな……」
めんどくさい。
下の方に転がされた彼曰く「食料品」は、トイレットペーパーとかコンビニ袋に入った茶こしとか
なのだが、たしかにそれには微妙な水滴がついている。
だが実はその部屋の床は、僕とまま上が丹誠こめて張った木目柄ビニールシートで、
素人仕事ゆえそない水が出ればめくれあがる(笑)
水漏れもテープで止める程度の補修で済んだしいし。
まあ、そうはいっても気持ち悪いのはわからんでもない。
「ほなこの辺のは弁償させてもらいますわ、いくらですの」
「は!?
……このへんのはおまえみずかぶったんやぞ」
「そやから払いますやん、いくらですのん!」
「……2000えんぐらいかな……」
「これは払いますけどコンロはどうかわからしませんよってに払えませんで」
差し出す。
受け取る。
終わった。
2000円でも払いすぎだが、だんだん飽きてきたので引き上げどきと感じた。
帰り道、水道屋さん曰く
「あの金で酒飲みにいっきょるな」
「でしょうねえ」
「酒飲みっちゅーのは、業が深い」
「ですねえ」
「……あの団地が建つときは遠いとこから水道引っ張ったもんやで。
あんた知ってるか、この辺は昔川流れてて、昼休みにはドジョウを捕って焼いて食った」
「へえ、そうなんですか」
昼前の睡眠を邪魔された成果は、
昔この辺でドジョウが捕れたという事実だった。
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店子間でも評判は悪い人物だが、家賃は毎月1日にキッチリはいる。
文化住宅というのは仮住まいもしくはかなり生活レベルの苦しい人しか入らないので、
家賃がちゃんと入ってくる
だけで充分に優良店子であって、たまに穏やかな日常のスパイスに勝手になってくれるぐらい、
どーということはない。
過去最悪の例では6ヶ月ためて夜逃げされたことも。
しかも雑家財とゴミを放置していったので、
当時持病の鼻炎が酷かった僕も参加しての大掃除作戦は心底こたえた。
流しの下から生ゴミのポリ袋が大量に出てきたときには
本当に鼻が曲がるかと思ったらしい。
ナイトスクープの半年放置弁当箱の回をオートマチックに思い出す。
つい先日は、朝5時半。
電話が掛かってきた。すわ、何事、と思ってまま上が取ると、
#ウチの弟君はMドナルドに勤める故、その時間に働いていることも多い。
#ケガとか事故とか、この時間の電話は心臓に悪い。
「空きのはずの隣が扉が開いていて気持ち悪い。
調べてくれ」
いや、調べるのは構わないし確かに大家がチェックに行くべきことなのだが、
なにも朝5時半から呼ぶこたないだろう。
というかまず呼ぶべきは110番で、
大家はそのずーっと後でええやんか。
危ないのはあんたの身やで。
……行きましたよ。
どうも空巣さんが空き巣に入っちゃったみたいで。
ウチみたいなオーナーの場合、
店子の顔を千円札に置き換えて我慢できるが、
雇われ管理者の場合はただ面倒なだけであろう。
「大家」「管理人」というと大抵不機嫌な顔をして無愛想なイメージがあるが、
それはこういう理由である。
こういう話になる度に、バブル末期、
ウチの文化を買いに来た不動産屋の話になる。
「あんとき売っとけば……」
なんと坪500万、130坪を
6億5千万
で買うと豪語していた。
喉から実印が出かかったが、売ってしまえばあぶく銭。
きっと今頃使い切って何も残ってなかっただろう。
それに比べると毎月はした金でも入ってくる現状の方が素敵である。
と、納得しながら昼はサバの煮付けを食べた。
ちなみに現在の坪単価は、85万ぐらい。
「あたしとおばあちゃんが死んだら、あんたら兄弟で売って半分こして……」
「所得税相続税払ろたら無くなるわ」
サバの煮付けを、食べた。
10/12 終わらない…… |
皆さんよくご存じの通り、残業時には効率はすこぶる落ちる。
レギュラータイム1時間でできることを、
残業3時間でやったりする。
それでもその1時間分を稼ぎたいがために3時間残業したり。
終わらないんスよ。
ゲームシナリオライターって、キツイっすよ(笑)
なろうなんて思っちゃダメ(笑)
あのねえ、とにかくテキスト量がべらぼうなのと、
細切れのシチュエーションが順列組み合わせそりゃあもう
何十何百とあるんですわ。
ノベル系なら一本道じゃん、とか思うでしょ?
そりゃ甘いですよー、1つ選択肢があればそこでもう2パターン、
たとえ同じ道に戻るにしても、
1本をだーっと考える
のと比べれば、
前半、選択肢A部分、選択肢B部分、後半、
と4つのパートを考えなきゃならないんです。
得手不得手あると思いますが、
同じ主題をだーっと長く書く方がずっと楽で、
同じテキスト量で4つの物語を書く方がずっとしんどい。
のですよ。
これってゲームぐらいで、
あとは小説は言わずもがな、普通の演劇でも映画でもTVドラマでも、
基本筋は一本じゃないですか。
一話完結型はちょっと違うけど、ああいう場合は
ライターが複数の場合が多いし、シチュエーションと役者用意されてて
それを動かせばいい、という段階まで雛形できてるから、
よほど楽ですよ。
そら寿命短いわ。
出し惜しみなんかできる腕があるわけじゃないので、
全部出す方向でやってますけど、
もうスカスカです(笑)
やばさを通り越して笑いがでるぐらい。
あとは絶対量が大きくなりすぎると、
全体をパッと見通す
ことが難しくなるんです。
えーっと、家の壁一杯一杯に壁画を描くのと、
A4に人物像描くのと考えていただければ。
壁一杯一杯に描いてるからって、ディテールを甘くするなんてことはできないわけです。
で、ディテールを書き込むんですけど、
それは本当は全体からみればごくごく小さな割合の部分へ、
ものすごいエネルギー投下してるわけで……
効率が悪い。
芸術作品なら『ゲルニカ』でもなんでも描いてればいいでしょうけど、
商業ベースに乗せなきゃなんないもんですしね。
今やってる仕事を、
今年いっぱいで大まかな格好をつけたいと思っていますが、
目一杯目一杯で飛ばしてもどうなることやら、という感じです。
不安抱えててもしょうがないのでやるだけなんですが……
ほんま、受験生の時に
「ああ! 俺の頭がもっとよけりゃ!!」
と神様に祈った気分ふたたび。
「ああ! 俺の筆がもっと速くて上手けりゃ!!」
白い紙様に祈る今日このごろです。
10/11 生老病死 |
前からちょっと皮膚病の気があったのですが、
掻いてそこがただれて毛が抜けて……
とひどくなってきたので、お医者さんへ通ったところ、
お医者さんにも原因は特定できない。
とりあえず抗生物質で対処療法だけして
エリザベスカラー(首周りにつけるラッパ型の襟巻き。
これをつけた犬ネコは自分の身体を舐めることができなくなる)
で舐めるのを避けて様子をみる。
エリザベスカラーをつけると、
周囲が見えなくなるしどこにひっかかるかわからないので、
外に出すわけにはいかない。
2階に閉じこめられたペチャ殿は、つまらなそうに窓の外を眺める日が続いた。
と、しばらくすると脱毛はしょうがないとしてもただれは消え、
きれいな皮膚になった。
ので先週、「このままシャンプーだけ頻繁にして、様子を見ましょう」
となった。
約2ヶ月、毎週毎週堺のD動物病院(ここはとてもいいところです)
まで連れていった。
が、エリザベスカラーを止め
野に放った瞬間、元の木阿弥である。
体中に湿疹様のできものができ、
時折彼女は狂ったように毛繕いをする。
その部分がかゆいらしい。
どうも物理的要因ではなく、精神的なもののようだ。
血液検査もやったよ。7000円。異常なし。
ウチのおかんはなんぼいうてもなにをどういうても、
「かわいそうだ」
の一言でエリザベスカラー作戦と2階閉じこめ作戦の続行を拒否した。
こうやってただれた皮膚を狂ったように
舐めまくるのは、かわいそうではないという。
おのれ実の息子が9歳のみぎりに、
真冬の玉造で夜10時、一人震えていても
塾へ通わせ続けついにはノイローゼに追い込んだくせに、
愛猫だとこの過保護そして本末転倒の結末である。
いや、因果応報か。
もういや。
もう動物病院へはいかん。
タクシーでもなんでも呼んで勝手に行ってくれ。
治そうという気があってそれで治らないなら
1年でも2年でも通おう。
でもその気がないのなら、お断りである。
そんなお遊びに付き合ってるほど、僕の人生は長くはない。
母へ憤ってみると同時に、
老猫、可哀相だとは思いながらも、
疲れ果てて寝てる枕元で狂ったような毛繕い音が1時間止まないと、
こっちが狂いそうになる。
ので部屋から出ていってもらう。
老病は誰しもの上に降りかかるものだが、
ああやって人に迷惑をかけるようになるからこそ、
みなが哀しまなくて済む、
というのは一面どうしようもない真理であり、
それよりもなによりも今ここにある事実である。
自分はそうならず惜しまれる程度の年齢で死にたい、
とか思ってる人間に限って長生きするからこれがまた、
始末に負えない。
それもそんなことを思っていたことも忘れ果てて。
10/10 新型CR-V |
「旧型比120%アップ!」
以上。
……あのねえ。
最近のホンダヒット作2代目はこればっかなんですけど、
まあしょうがないといえばしょうがないのかな。
昔のホンダは、これすらできなかった(やらなかった)
ですからねえ。
旧型オーナーが乗ると、
各部のすごく良くなったところが目に付き耳に付き身体で感じます。
なによりもスムーズなiVTECとAT、
車体の剛性感はぐーんと上昇、
エクステリアの見た目品質も、写真で見るよりもいい感じですよ。
でもねえ。
なんとなーくなんですけど、ちょっとずつ安っぽいんですよー。
いや、もともとCR-Vは安いクルマなんですけど、
旧型は「安い」、
新型は「安っぽい」。
ショボイアームレストとか、
変なパーキングブレーキとか、
パーキングブレーキより操作しにくいATのセレクターレバーとか、
6年前と変わったのはTVチューナがついた程度の内蔵ナビとか……
ホンダ党だということを割り引いてくださって結構なんですが、
僕はホンダのプラスチッキーな内装が大好きです。
だってプラスチックだもん!!
プラスチックはプラスチックじゃないですか。
プラスチッキーで何が悪いんですか。
プラスチックを鉄に見せたり皮に見せたりアルミに見せる方が、
「嘘」
じゃないですか。
でも、日本のお客さんは嘘が大好き。
なんでかしりませんけど。
ウレタンにステッチが入ってるトヨタの嘘内装を大喜び。
僕はなにかばっちいものみたいで、触るのもイヤですけど。
#嘘も嘘だとわからないぐらい本当の嘘だと好きですが……
ということで歴代シビックを筆頭に
ホンダ・プラスチック内装
は僕は大好きで、先代CR-Vも全面的にそういう質感だったのが、
かなりお気に入りだったのです。
ところが今回は「質感よく見せよう」という意図が見え見え、
なのにコストはケチり方向。
グレーから黒に変更されたカラーといい、
センターコンソール高めど真ん中にでーんとそびえ立つナビといい、
あの明るい開放感も随分とスポイルされてしまいました。
CR-Vって、200万前後のお値段と、あの使い勝手、
肩肘張らず気楽にカジュアルに、
びゃーっと乗ってボロボロになるまで使い切ってポイと捨てる、
そんなクルマじゃないでしょうか。
それが一番幸せだろうと思います。
エクストレイルやエスクードはそれよりもうちょっと本格道具よりで、
これで山でも海でもX-GAMEでも行きましょう、
ってノリですけど、CR-Vはせいぜい頑張ってスキー、
大抵はキャンプ場どまりです。
また、それでいいと思います。
そう考えると、ちょーっと重めになっちゃったのかなー、という感じかな。
そうそう、ポジションもだいぶ寝ました。
乗用車ライクです。
あのアップライトポジションも、CR-Vの軽ろやかさの一つだったと思いますが……
ただ、値段考えてカッコイイし、iVTECは相変わらずパワフルだし、
1780も横幅があるとは思えないぐらい取り回しがいいし、
まあまあ、買って損するクルマじゃないですね。
あのゾーンはエクストレイルと取り合いかな。
ただ……
もし僕が未だにCR-Vに乗ってたとして、
「6年待ってたんだよ!」
と慌てて乗り換えるクルマかというとそうではない……
ま、そんな感じのクルマです。
面が変わると噂のインプレッサが気になる秋の夜長です。
10/9 ゼロに近づく |
「ゴミほどに小さな課題を二十ごろから自分に課しています。
自分自身の存在を形而上的にゼロに近づけたいということです」
by 司馬の伯父貴
それですって!!
これこそが
「死ぬことと見つけたり」であって、
「空」であって、
「悟り」じゃないでしょうか。
でね、これっていうのはですね。
何かを持ってると割と容易に近づける心境だったりするのですよ。
近づこうとしなくてもそうなってしまうというか。
逆に、この感覚を忘れなければ、
その何かで迷ったときにも、立ち戻って見つめ直して
また前へ進める。
ゼロの自分が何かに思い煩うこと自体がおかしいし、
そんな暇があれば立ち向かっている何かについて、
真摯に考え直す方がいい。
手前味噌でいえば僕にはライティングで、
でも仕事でやってるといろいろ垢もついてクビが回らなくて……
そうなってくるともう一事が万事。
仕事以外の生活でもやれ物欲がどうのとか健康がどうのとか
家族の病気がどうのとか……
がんがん着膨れして身動きがとれなくなっていた昨今。
と、思ってたとこに逆アプローチを提示してもらったので、
ホッとしました。
司馬の伯父貴ですらこっちからのアプローチを自分に課していたとは!
ほな俺もそっちでええやん、と。
さっすが
いつも大切なことを教えてもらってるように思います。
-----
そういや伯父貴は
「僕はカレーライスがあれば満足だ」
と言ってたらしいですが、あのセンスオブワンダーが味音痴であるはずはなく、
それも「ゼロ」へ向かう一つの修行だったのかもしれません。
うーん。
「禁欲」と「ゼロ指向」っていうのは似てるようで全然違うんです。
「何でも食べる」と、
「カレーライスがあれば満足」とは、
似てるようでそれは100%違う。
また手前味噌で自分話に持っていくと、
「マーチで充分」と、
「クルマならなんでもいい」とは全く違って、
スターレットなんか死んでもイヤです。
それってゼロ指向なのか!?
そうなんです。説明難しいんですけど、
「何も考えなくていいようにするには、
安定状態に置く何かを得る必要がある」。
中庸とか無常とか別の思考傾向では別の用語を当てますが。
我慢するのはダメで、
そこにエネルギー使って恨んでつらんでるので、
それはさらにいいものををを、と物欲にまみれてるのと、
根本的にはなんも変わらないんです。
そこに執着があるという一点では。
ゼロを指向するということは……
言語矛盾で無意味なメタ議論かもしれませんが、
「執着しないことに執着する」
ことですね。
ということで。
僕の場合職業というか「なすべきこと」は、一定の方向性を見つけ、
安定状態にあるわけで、家族の仲もいいし素晴らしい友人に囲まれて
ま、経済的にも困窮はしてなくてそこそこ健康で……
あとは……
あとは素敵な相方なんかが……
嗚呼。
ゼロへの道は遠いよ、伯父貴。
10/8 空爆 |
なんの根拠もない勘ですが、
結構早くケリがつくような気もします。
北部同盟はおろかタリバン自体にも
反ビンラディン(反おまる)の人々がたんと居るでしょうから、
いつの間にやらビンラディンが突き出される
もしくは殺害されてタリバン自体が降伏する、
という筋書きがおそらく。
というかアメリカの外交はそういう持って行き方をして、
実際成功したし。
人は少しでも何かを得ると、
それを守りたくなるものです。
タリバンは現在、アフガンを危なっかしいとはいえ
実効制圧してるわけで、
それら全てを失ってテロリスト(容疑者)を匿って
得られるものはなーんにもないわけですからね。
もうちょっと自分を歴史的な位置づけで見れる人間かとも
思いましたが、幸か不幸か戦争が始まるまで出てこず、
始まる直前には
「やるんやったらテロまたやんで」
などと世界に向けて英語でしゃべってるとこみると、想像以上に
アホ
ですな。
殺害されれば殉教の戦士としてまた第二第三のビンラディンが……
というのもどうでしょうね。
そこまで世界中の価値観から乖離した集団が、
果たして国家として成り立つのだろうか。
僕がならそんなアホのために全てを失うのは
絶対にイヤです。
カダフィがちぎれるぐらいしっぽ振ってるこの状況では、
味方はどこにも居ない。
テロ・ネットワークを当てにしているようですが、
それは火に油ですしね。
だって同じ原理主義の人々だって、
もうここまで来ちゃうと「ジハード」なんて単語を持ち出さないでくれ、
俺たちゃ関係ない、
という雰囲気ではないでしょうか。
これは全然勝手な想像なんですけど。
-----
湾岸の対イラク戦も、
もっとさかのぼれば太平洋戦争の対日戦も、
最後は到底呑めない要求を突きつけて相手を煽って
戦争にならざるをえないようにし、
そこでとんでもない兵力で完膚無きまでに叩きつぶして
「どーだー」
というのがアメリカ得意のパターンだとすれば、
空爆以降のシナリオもかなり描けてるような気がします。
特に今回は相手が国家ではなく所詮寄せ集め武装集団、
寝返りや勝手な降伏がじゃんじゃんでるような気がするようなしないような。
アメリカ的にはそういうので相手の戦力を削りながら、
世界中のテロ組織(と国家)に実力を見せつけて
「俺が怒ると怖いで」
という示威をダラダラ続けていく……
まあ米国嫌いの人のご意見はいろいろあろうと思いますが、
結果としてこのアピールが、テロ根絶の一助となればいいとも思います。
他人に迷惑をかける人間に、自分の意見を主張する権利はない。
とにかく、普通のアフガニスタンの人々への被害が
少しでも少ないように、
一刻も早い終結を祈るばかりです。
10/7 ナイジェリア戦 |
この状況で小野ちんを使うならやっぱり真ん中やと思うんですけどね。
ヒリップは伝統的に(ワールドユースの時から)小野単独司令塔を嫌がりますね。
あの時も小笠原と組ませるか、ボックス4-4-2にして左は本山が多かったように。
確かにわからんでもないんです。
トルシエ3-5-2では(相手の力が同等もしくは格上の場合)
トップ下は膨大な仕事量が必要で、それをやれるのは現時点ではヒデ、
精度はずっと劣りますが「こなせる」という意味で森島、
しかいないんですよね。
だから藤本をテストしたりするんでしょうけど……
でも、小野にクロスを入れさせると、2トップの他にもう一人
得点能力のある誰かが居てないとダメで、それは
今日のトリプルボランチの誰かではないだろう、という気はします。
名波が今ちょっとコンディション的にしんどそうなので、
小野や俊輔をもうちょっと有効に使えるシフトを考えておいた方が、
危機管理という意味があると思います。
松田さん日本中が危惧してたことを。
オフェンスに行っていい時と、徹底して安定志向で守らないといけない時の
切り替えがしっかりしてないと。
攻めが持ち味だからってあれはちょっと……
あと廣山の見せ場が少なかったとか、
西澤が目立たなかったとか、
相変わらずテルがあってないような気がするのは僕だけでしょうかとか、
小さな文句はいろいろあってもまあ、
テストマッチやし。
逆にナイジェリア。
前半の組織プレスかけてる間なんかは
かなり強いように思えましたが、攻めは単調で、(サイド速攻と中央個人技)
わかってしまえばあんまり怖くない。
本戦ではまたベスト16ちゃうかな。
スウェーデンあたりに決勝トーナメント1回戦でポロッと負けて。
ま、ナイジェリア相手に「勝てた試合やったなあ」と残念がれる、
というのはとても進歩してる証拠。
いや、逆に「こんなもんでええか」的なガツガツさが足りなくなってるような気すら。
DF陣にはそろそろ秋田大先生とか、
右アウトサイドには永輔御大とか、
ヴェテランを引っぱり出して新しい血を入れてもいい頃合いではないでしょうか。
どちらかの肩上がりの攻撃も、
ちょっとマンネリ化してるのは事実ですから。
両サイドクロス職人を配置して高速2トップへ放り込むカウンターサッカー……
っていうのは実はヒリップも就任当初目論んでた
「簡単に勝てるようになる方法」
でしたが、日本人に「受けて勝つ」というメンタリティが無いと悟ってもうやらないようです。
刀一本でオフェンスもディフェンスもやってた国の人々ですから、
ローマ帝国みたいに金属の鎧を着込んで長槍を揃えて集団密集戦、
というのはどうにも苦手で。
そのイタリア戦はどんなメンツが来るのか楽しみですが、
ナイジェリアと分けてる事実を重く見てイイ選手来て欲しいですね。
デルピヴィエリの2トップの下にトッティ。
まあまあの試合でした。
あ、一番の文句付け所は中継かな。
船越さんも越後屋の旦那もちょっとうるさいです。
もう少し画面見たいです。
10/6 カー用品店とか |
いや、ゴルフ3はやっぱええねえ。
39000キロ走行4年選手でも、
ドアとか「ボン!」と閉まる。まるで新車。
サイズも適当、エンジンはパワフル、
レカロとMTでスポーツドライブ。
ああ、買えばよかった(笑)
えうー。
マニュアルのクルマ欲しい……
や、やっぱりファイナルの106S16を……
人がパーツ替えてるの見ると
自分もパーツ替えたくなるのはクルマとPCの常。
パンフもらったりしてどのタイヤ組もうかと考えたり。
スフィアを柔らかいBX-TRS用にして、
レグノのGR7000を履かせてスーパーコンフォートエグザンティア……
あるいはやはり純正のスフィアで
タイヤはエクスペディアを奢って、GTとしての資質向上……
うーん。
でも高いタイヤになればなるほど寿命も短いし……
消息筋から日本で売ってるミシュランは
今は日本製らしい(オカモトさんち)という情報を手に入れ、
それではあまり魅力はない。
ひょっとしてオイルとかもそうなのかな?
エルフのオイルって売ってても実はメイクは日石とか(笑)
#いや、日石のオイルは優秀らしいですが
#確かマツダ787に入ってたのが日石じゃなかったかな?
BBSなんてドイツっぽいですけど思いっきりメイクは日本ですからね。
近所のイエローハットではATFはBPらしく、
ブリジストン(もちろん日本)履かせてBP(エゲレス)のATFを入れて
(今はオイルもモービル(アメリカ))
走る多国籍軍
というのも悪くない……
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面白いのは用品店によってバックマージンの変な流れとか
あるのかないのか、
妙なメーカー間の扱い格差みたいなのがある。
近くのオートバックスでは(プライベートブランドは別にすると)
モービルを押してたり、
そのイエローハットではナビコーナーで
三菱ばっかり異常にプッシュしてたり。
ま、家電ではお馴染みの風景ですが、
あんまりあからさまだと逆に警戒しますよねえ。
ナビではパナのナビが、画面の精細度が高くて素敵でした。
いつものことですが液晶は精細度高くてなんぼだと思います。
VGAも出てるかどうか怪しい普通のナビのカクカクした
フォント見ながら「これなんとかならんのか……」
とずっと思ってましたので、いい傾向です。
(情報量が多いとそれだけデータ量が増えるから
画面描画・スクロール・読み込みなどあらゆる面で
不利になるんでしょうけど)
あと、そのナビのモニタは枠が黒でいいな、と。
なぜかシルバーの枠が多いんですけど、
#あ、直射日光対策?
クルマの内装って黒や暗いグレーが多いので、
黒一色の方が馴染みやすいと思いますね。
うー……ナビも欲しい……
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そう言えば昔、経済摩擦華やかなりし頃、
「欧米の部品買いなはれ」
と脅された政府が自動車メーカーに泣きついて、
しょーがないからシビックのヘッドライトのレンズが
3ドアはフランス製4ドアは日本製
などということになってましたなあ。
今そんな話カケラも出てこないこと考えると、
やっぱり金持ちというのはひがまれるものなんですね。
10/5 どこ見て仕事してるねん |
彼はテロが起きたときにロスに居たので、
飛行機が飛ばない以外の影響はあまりなかったようだが、
情報は日本よりもずっと入る。
日本では明け方近くまで残ってた「11機」情報も
アメリカでは早々に間違いとして修正されていたらしい。
とか。
そんな中で日本領事館の対応は酷かった、らしい。
ほとんどの在米邦人やたまたま居合わせて日本に帰れなくなってしまった人達への
対応などは、無いに等しかったらしい。
あれだけの大惨事であるから、
死者行方不明者の追跡・情報収集だけで手一杯に
なったんだろうというのは充分わかる。
が、逆に言えば
「そういう緊急時のためにあんた達がいるんだろう」。
物理的に手が回らないとか能力が低いのはしょうがないとしても、
姿勢が完全に「在米邦人」や「邦人入国者」、つまり
お客様
を相手にするのではなく、
「外務省」を相手にし、外務省を向いて仕事をしていたようで、
それが人々の不評を買っている。
それはもういつものことで、
かの阪神大震災でも、行政の効果的なバックアップが効き始めたのは
かなり立ってから、それも地方自治体はともかくとして
国
というレベルでは「なにをしたんですか」というテイタラク。
この国のお役人というのは昔からそうであって、
これからもずっとそうなのだろう。
もう誰も期待してないし期待する方がアホやという教育を
子供達にするほかあるまい。
それでもホッとするのは、
そこでボランティアの人達が立ち上がって
そうやって困ってる人達の相談に乗ったり世話を焼いたりしたそうな。
これもまたいつも見てる光景。
決して、「日本人」がダメなわけでもなんでも、ない。
自分の身振り返り、
誰かになにかを期待する前に、
自分でできるのがなにかを考えて行動しよう、
と思う。
10/4 夢があるね |
g石アナが担当したラジオ番組が、賞をとりました。
新成人自らが企画した「新成人の集い」を取材したもの。
審査会で倒壊ラジオと本人を前に、
東海圏の立派な名士お歴々の方々が。
「む? g石さんってアナウンサー?
……倒壊ラジオさん人使い荒いねえ!
わっはっはっはっは!」
下を向く役員達。
「でっしゃろ!?」というツッコミを我慢するg石アナ。
そりゃ、アナがディレクターとか編集と兼ねてりゃ……
46年生まれというのは雑役に縁があるんでしょうか。
今日も。
「ながたく〜ん! ちょっとここにこういう宣伝入れたいから考えて〜!」
「は〜い。いつまでですか〜」
「1時間後〜!」
あのね。
とかなんとか言いながらそういうシチュエーションになると
やたら気分が高揚し挑戦心を掻きたてられてやっちゃうのが、
46年亥生まれの悪い癖。
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「ビンラディンってオサマ? ウサマ?」
アラビア語の達者な先輩に尋ねてみる。
「あれはアラビア語で先頭の文字が、
『オ』とも『ウ』とも読めるからだよ」
そこへ登場、お馴染み梅沢ディレクター。
「あ、オメザワさんだ。
オメさ〜ん!
オメさ〜ん!」
「あ〜、なに言ってんだよ〜」
「これこれで、アラビアではオメさんかもしれないんですよ」
「でもさ、
ドイツ人はUを『ウ』て発音できなくて、
『ユ』になるんだよね〜。
ユメザワ……ユメザワ……
夢があるね〜〜〜」
中途半端にインテリな返し、さすが早稲田。
ああ……夢がある職場万歳。
10/3 敬遠 |
一言
「勝負しろ」
と言えば済む話です。ましてペナントは終わってる。
失点が怖いというエクスキューズはなし。
問題は。
事の是非はもう昔からついてて、
16年前のランディ・バースを持ち出すまでもなく、
ありゃやっちゃダメなことです。
そうではなく、
この16年で日本プロ野球を取りまく環境が大きく変わった、
という認識が全くできてない、という点です。
前人未踏の4年連続最多勝、球史5本指のスーパーピッチャー野茂。
7年連続首位打者、アベレージ部門では文句なく史上最高の
好打者イチロー。
セーブ部門タイトル総なめ、無敵のクローザー佐々木。
現役どころか球史を彩るトッププレーヤー達が、こぞってメジャーで
野球をやってます。
もちろん、向こうの方があらゆるレベルが高いからですよね。
プレー、選手、給料、そして客。
そしてオリンピックでプロを混ぜても、
オールアマチュアのキューバや3A選手のアメリカはおろか、
韓国にもかなわない。
韓国にもかなわない。
わざわざサッカーを持ち出さなくても、
今やプロ野球の娯楽としての相対的地位は恐ろしい勢いで下降中。
ここでなんとか、球界を上げてお客さんに
「ああ、やっぱり野球って面白いよな!」
と思ってもらわないといけません。
そしてまたおあつらえ向きに、
北川が冗談のようなドラマをやってのけてくれた直後なのに、
あのザマ。
我々がウンザリしてるのは、
「まだわかってないのかお前ら!」
という球界人全体に対してです。
若菜がどうとかそんな小物の話はどうでもいい。
長嶋茂雄の引退かなんかはしりませんが、
まだヤクルトの優勝は決まっていません。
残り全部勝ってプレッシャーを掛けるのが2位のチームの義務でしょう。
それをなんですか、10点差つけて勝ってるならともかく、
負けてる試合で槙原の記念ピッチング。
あれで感動するのはおかしいですよ。
優勝してりゃ別ですよ。
ぶっちぎりの最下位でもまあええですわ。
でも、2位で、数字上はまだ可能性が残っているのに、
あんなプレーあんな采配を許してはいけません。
そんな質の低い客だから、
イチローも佐々木も海を渡るんです。
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確かにあの二人は功労者でしょうし、
誰もなにも言えないのはよくわかりますが、
それにしても……
パ・リーグの厳重注意だってかなりの茶番。
ローズが55本を打ってダイエー戦を残してる時点で読めるわけですから、
前もって釘を刺すぐらいのことはやっておくべきではないですか。
失礼にあたる?
結果はこうでしたよね?
だから、そんな余裕はないんですってば。
城島も「ごめんな」言うぐらいならストライクのミットを構えろ……
というのは無理か。
でもその言葉が象徴するように、若い選手もまたウンザリしています。
あそこで真ん中にミットを構えれば、
田之上はたぶん勝負に出たと思います。
そしてそこで打たれても、ダイエーファンは納得する。
そう、今の客は、あそこで勝負にいけば、
結果はどうあれ喜ぶんです。
そういうお客になんです。
お客さん喜ばせずに、なにがプロですか。
オリンピックで勝てもせんのに。
トッププレーヤーが外国へ行くのに。
あんた達にできることは、今はもう、
精一杯お客さんを喜ばせることだけでしょうが。
違います?
10/2 浪花恋しぐれ |
初代春団次をモデルにしたと言われる「浪花恋しぐれ」ですが、
その一節に
「あんた、酒も呑みなはれ、バクチも打ちなはれ、
ウチはあんたが日本一の芸人になるまでは……」
という嫁さんのセリフがあって、
これって正確にはどうだったっけ、と思ってWeb調べたんですけど
ちょっと載ってない。
やですねえ、JASRACって。
で、「浪花恋しぐれ」ってキーワードの載ってるWebをいくつか
ペロペロ見てますと、この歌に面白い評価を下す人達がいる。
いわゆるウーマン・リブな方々で(なにがいわゆるだ)
田嶋先生な方々というか、
「これは女性蔑視の歌だ!
こういう『耐える女』が日本の男の好む
『都合のいい女』なのだ!」
みたいな。
あのね。
耐えてみろ、っちゅーねん(笑)
というか、ある人などは「この作者は男に違いない」と言うのですが
(実際男性ですが)
これはあくまでも
「エエ男掴まえた女の人の、
勝ち誇りのろけソング」
以外の何物でもないですよ。
完全に女性視点の作品です。(デュエットですが)
いいですか。
あなたのご主人なり恋人なりは、
「わしは日本一の○○になってみせるで!」
(現状は問いません)
と言い放つなにかを持っていらっしゃいます?
なんでもいいですよ。
仕事でもいいし趣味でもいいし、なんでも。
そんなんねえ、現状どうあれ、実現可能性どうあれ、
持ってるだけで幸せな男なんですよ。
そして、そういう男は、たいてい
カッコイイ。
そういうカッコイイ、夢の見れるまた見てる男を掴まえて、
しかもその男が社会に対してツッパリのクセに、
(だってまだ日本一じゃないもの)
彼女の前では甘ったれまくってドロドロに弱みを見せる。
これが可愛い旦那でなくてなんだというんですか。
そして高らかに歌い上げるわけです。
この旦那を支えるという人生の目的を得た私は今、
とっても幸せ!!
と。
最近多い熟年型離婚に発展する
単なる暴君とは違いますよ。
その男の心意気と、
そこに惚れている女の心意気があるか、ないかです。
耐えてるどころのさわぎじゃない、
彼女は、ぽーっとした旦那なり彼氏なりで満足
(したような気になってる)
貴女を、高みから見下ろして
ニヤリ、
と笑っています。
「それ自体が男視点だ」
といわれればそれはそうです。
ですが、そういう夫婦を、僕は一組ならず知ってます。
そしてどこも、僕は羨ましいと思いますし、
しっかりと固い絆で結ばれています。
別に家庭や家族を犠牲にしろとか、
それが美談だとはいってません。
そうできるだけの何かに、夫婦揃って立ち向かう姿は美しい、
といっているだけです。
-----
この歌聞いてそう思えない人、
っていうのはこういう夫婦を一切知らない人なのかな、
と思ってちょいとかわいそうに思ったり。
ま、確かに
「ゲイのためなら女房も泣かす」
だと
「そら泣くわ」
ですが……
10/1 ブラック・ジャック |
ご存じの通り、ながた手塚治虫作品があまり好きではありません。
手塚作品で「これは!」と感動した作品ははっきり言ってほとんどないです。
信者が故意に目をつぶりますが、弱点はいろいろあります。
絵描きとして見れば
(もちろんそうなってしまった背景は同情にあまりあるのですが)
時々による画質の荒れ。
タッチといえば聞こえはいいですが最後まで上がらなかった物理的技量。
ストーリーテラーとしても、
あまりに理不尽かつ不条理な(そしてご都合)展開が多すぎる。
(これも個性というか特徴ですが)
なにより嫌いなのは、
すぐ人を殺すところ。
そりゃね。人殺せば泣けますわ。
#一年ぐらい消えたりしてもいいんですけど(笑)
そうは言ってもその功績と
圧倒的な作品量、そして平均的クオリティはもうただただ脱帽する他はなく、
芸人としてやはり尊敬する他はない神様みたいな存在ではあります。
そんな中でもブラック・ジャックという作品は一つ異質で、
上記のようないつもの手塚弱点をちゃんと備えているにも関わらず、
そこから発生する「臭み」がなく、
それ故に結構好きなのです。
-----
それはなぜか。
文庫版あとがきで大森一樹監督がぴしゃり、と言い切った言葉。
ブラック・ジャックは、手塚治虫なんです。
手塚先生が医師免許を持ってることはご存じの方も多いでしょうが、
そればかりではなく、
肩書きを嫌い無免許で、わからないわかろうともしない世間の罵声を
浴びながら、でも患者のために命を賭け患者には心底感謝される医師。
それは30年前、
「マンガ」だというだけでバカにされわかろうともしない世間の罵声を
浴びながら、でも読者のために命を賭け読者には心底感謝される漫画家。
手塚治虫その人。
彼は執拗なまでにブラック・ジャックが「世間」に無視され罵倒されイジメを受ける様を描き続けます。
そして同様に、苦しみ、時にはどうしようもない運命に翻弄され命を救えなくても、
患者に立ち向かい続けるブラック・ジャックの姿を描き続けます。
自分自身を描くからこそ、
迫力もあり「イヤミのためのイヤミ」ではなく周囲の目線が表現でき、
いつも最終コマ付近に描かれるいつも孤独で、
でもほんの時折理解者や患者と安らぎの微笑みを浮かべる、
あのブラック・ジャック独特のカッコイイ姿を
ぴしゃり、と描き切れる。
紙切れ一枚で態度を変える世間の目。
大病院の権威のある医者の不遜な態度。
それはまさに漫画家手塚治虫への視線そのもの。
対して無邪気で、時には邪魔しながらも
常にブラック・ジャックを愛し続けるピノコは、
熱心な読者、あるいは自らの作品そのものでしょうか。
医がどうの生きることがどうのと説教を垂れる前に、
自分自身の苛烈な生き様を晒け出すことが、
読者の強い共感を生んでいるのだと思います。
まだまだ経験の足りない僕には難しいですが、
もう20年も歳を取ったとき、こういうのが書きたいもの。
その時でもまだ、こういう真摯な姿勢で、
戦う姿勢で立っていたいものです。
-----
僕は手塚治虫が嫌いなのではなくて、
彼を簡単に神格化し紙切れを押しつけようとする
人々が嫌いなのでしょう。
「そんなものどうでもいいんだッ!」
と叫ぶブラック・ジャックを読んでなお。